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2005年07月22日

社内ブログはインターネットブログの延長にはない。

おっと、ドリコム安藤さん先を越されてしまいましたが・・・。おととい、ドリコムさんと共同開催しました社内ブログによるナレッジマネジメントセミナー、おかげさまで、今回も大盛況でした!ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました!

今回、僕は、オーシャンブリッジでの社内ナレッジ共有事例をもとに、

●ナレッジマネジメント的観点からの従来型ツール(メール、グループウェア、文書管理)の限界とは?
●ナレッジマネジメント理論におけるブログの位置付けとは?
●なぜブログとNet-Itを使うと、従来型ツールによるナレッジ共有の限界を打破できるのか?
●従来は飲み会の場くらいでしか引き出すことのできなかった、個人の持つ「暗黙知」が、なぜブログだと共有できるのか?
●普通の社員が毎日ブログを書き続ける「モティベーション」はどこにあるのか?

などといったことをお話ししました。

ご参加頂いた皆さまのアンケートを見ると、

特に、ナレッジマネジメント理論(野中先生のSECIモデル)とブログの関連や、実際のオーシャンブリッジの社内ブログ事例が、特に好評だったようですね。(早速ブログに感想を書いて下さった丹野さん、ありがとうございました!)

ここのところ、社内ブログ関連の引き合いが増えていまして、今回のようなセミナーに限らず、お客様とブログに関してお話しするケースが増えています。でも、インターネット上のブログ(これもそうですが)には馴染みがあっても、社内でブログを使うというと、まだまだピンとこない、という方が多いようです。

でも、最近気付いたのですが、インターネット上のブログの延長で社内ブログを捉えるのは、間違っているようです。インターネットのブログと社内ブログでは、期待されるメリットも全く違いますし、また使われるメカニズムも全く違います。

今の(日本の)インターネット上のブログは、ちょっと乱暴に言いますと、目立ちたがり屋と言いますか、モノを言いたい人と言いますか、自分の考えを主張したい人と言いますか、そうしたほんの一握りの人が(もちろん僕も含めて、ですね・・・)、日記や雑記を一方的に発信している、というような状況です。

「ほんの一握りの人」という点について。ブログ人口が急速に増えている、とは言いますが、その一方、更新されないブログも増加していきます。結局、定期的に自分のブログを更新しているブロガーというのは、世の中のほーんの一握り、ですよね。インターネットユーザ全員がブログを書くという状況は、まだまだ想像しにくいのが現状。という意味で、「ごく少数の書く人→大多数の読む人」、という構図になっています。

また、「一方的に発信」ということについて。ブログにはコメントやトラックバックなどの双方向コミュニケーション機能がありますので、異論を持つ方もいらっしゃるかも知れません。でも、トラックバックは、やはり他のブロガーしか使えませんし(当たり前ですが)、さらには、コメントも、実際は一般の方の書き込みというよりも、他のブロガーからの書き込みが多いのではないでしょうか(この僕のブログがそうなんですが)。結局、ブログの双方向コミュニケーションというのは、ブロガーというほんの一握りの人同士のコミュニケーションがメインになってしまっていて、他の大多数の人は蚊帳の外というのが現状、というわけです。

という認識を持って、「社内でブログ」と聞いても、まずは「うちの社員は忙しくてブログなんか書かないよー」という反応がまず出てきてしまうのも当然だと思います。結局、社内でも、ほんの一握りの社員しか書いてくれないのでは、ということです。それでは、社内で活用するメリットがまるでピンとこないですよね。

でも、実際にオーシャンブリッジの社内で、ブログを使ってみて分かりました。社内ブログも、うまく立ち上げてうまく業務に浸透させると、みんな意外と、自発的に書き込み始めます。そして、その結果、インターネットブログでは見えなかったいろいろなメリットが出てくるんです。

今、日常業務の中で、「メールは増えて忙しくなる一方なのに、仕事の生産性が上がっている気が全くしない」とか、「なんでもメールで送るので、逆にオフィスのコミュニケーションが減った」とか、「社内の掲示板やメーリングリストは、いつも発言する人が限られている」とかいったことを感じたことはありませんか?

そう、ブログは、社内で使うことで、こうした問題を解決できる可能性が非常に高いのです。そして、「今まで共有できなかった個人の暗黙知を組織で共有」し、さらには「組織の壁を突き破り、社内のカルチャーを変える」といったメリットまで期待できるんですね。

それでも、やはり「いやー、でも、仕事とはいえ、みんなブログなんか書かないよー」と思われる方。実は、社内のブログの場合、ある「2つのモティベーション」が働いて、普通の社員の方でも積極的にブログを書くようになるんですね。この「2つのモティベーション」とは・・・また次回のセミナーでお話ししますね。

・・・というようなことが、僕が一年近くインターネット上でこのブログを書いてきて、さらにオーシャンブリッジの社内でブログを使い始めて、見えてきたことです。社内ブログは、インターネット上のブログの延長では捉えられない、という意図が少しでもお分かり頂けましたでしょうか?

実際、今回のセミナーに参加して、初めて、社内でブログを使う意味やメリット、具体的な利用イメージなどが「ピンときた!」という方も多かったようです。うれしいですね。実際にオーシャンブリッジの社内でブログを使ってみて分かったことをベースに、立ち上げ方や書き込まれる情報の内容など、かなーり具体的にお話ししているので、「ピンとこない」方に「ピンときて」頂けると、本当にうれしいです。

そうそう、こうしたオーシャンブリッジの社内ブログ事例については、先日発売された「月刊コンピュートピア」8月号に掲載して頂いています。この「ビジネスブログの衝撃」という特集記事、うちの事例に限らず、非常に参考になると思いますよ。ドリコム安藤さんも登場していますし。ぜひ本屋さんでご覧になってみて下さい。

あと、セミナーには参加できなかったけど、セミナーの配布資料が欲しい!という方。いつもこのブログをご覧頂いている皆さまだけに、ご送付させて頂きます。ご希望の方は、こちらまでメールにて送付先住所をご連絡下さいね。(先ほどの「2つのモティベーション」についても、少し書いてあります)

さて、ドリコムさんとの社内ブログセミナー第四弾も、近々開催したいと思っています。今度は、弊社のパートナーである某ベンチャーさんも参加して、三社共催になるかも!です。

詳細が決まりましたらこのブログでご案内しますので、お楽しみに!

投稿者 nori : 2005年07月22日 13:24

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