株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高山知朗、以下オーシャンブリッジ)は、同社の高速・多機能ビューア「Brava Enterprise(ブラバ エンタープライズ)、以下Brava」が株式会社ブリヂストン タイヤ部門(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:津谷正明、以下ブリヂストン)に採用され、タイヤ設計システムのビューアにおけるコストダウンとセキュリティ強化を実現したことを発表しました。
ブリヂストンでは、グループ全体でPCのOSをWindows XPから7へ全面的にバージョンアップすることが決定しました。これを機に、コストメリットが高く、よりセキュリティの高いビューア製品への切り替えを検討しました。
新しいビューアの選定条件として、CADデータをHPGL形式のファイルで管理しているため「HPGL形式への対応」、自社の「CADシステムとの連携」の2点は必須条件でした。また、以前使用していたビューアは細かな機能をたくさん備えていましたが、オーバースペックでした。実際にはサッと抜き出し、パッと見るという用途のみで使われることが多いため、「機能を絞り、コストを抑える」ということも必要でした。さらに、機能を絞ったとしても欠かせない要素が「セキュリティ」です。CADデータに含まれる情報はタイヤの構造、パターン、デザインといったブリヂストンの資産そのものです。今後、海外拠点とのデータ共有が増加することを考えると、国や地域によって商習慣の違い、情報に関する考え方の違いがあるため、セキュリティ対策はより重要になると考えました。
この4点の条件をすべて満たしていたということで、Bravaが採用されました。既存のシステムを変えずに、「コストダウン」と「セキュリティ強化」を実現することができ、現在、タイヤ部門の数百名の設計技術者が使用するCADビューアでBravaが利用されています。
【株式会社ブリヂストン Brava Enterprise導入事例】
URL : http://www.bravaviewer.jp/download/pdf/brava_case_bridgestone.pdf
(Bravaシリーズサイト)
【株式会社ブリヂストン タイヤ部門について】
ブリヂストングループは、タイヤ・チューブの製造・販売、タイヤ関連用品の販売及び自動車整備・補修を行う「タイヤ部門」と、化工品、スポーツ用品、自転車の製造及び販売、その他各種事業などの「多角化部門」によって構成されています。タイヤ部門はグループ全体の連結売上高(2011年12月期 約3兆円)のおよそ8割を占めています。
「Brava Enterprise」について
本製品は、文書管理・図面管理システムやECMなどに組み込んで、ファイル表示機能を追加する連携システムです。各システム上でファイルを開く際、クライアント側に専用のアプリケーションがなくても、指定ファイルを表示でき、テキストコピーや印刷などを行えます。また、ワークフローシステムとの連携では、スタンプや透かし文字などの埋め込み、ファイルの内容に対してコメントの追加、雲形や矢印などを追加して、変更や修正指示などを共有できます。
表示はWebブラウザー上で行え、Internet Explorerの他、Google Chrome、Firefox、Safariが利用できます。また、iPadにも対応しており、ユーザーの利用環境に依らない快適なファイル表示や共有環境を提供しています。