株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:持木隆介、以下オーシャンブリッジ)は、同社のマルチフォーマットファイルビューア「Brava Enterprise(ブラバ エンタープライズ)」が、日本精工株式会社(本社:東京都品川区/取締役 代表執行役社長:大塚紀男、以下日本精工)に採用され、わずか1ヶ月で外部サプライヤーへの発注システムのセキュリティ対策を実現したことを発表しました。
日本精工は、情報セキュリティのさらなる強化を図るため、ボールねじを専門に生産し世界No.1生産量を誇る日本精工九州株式会社(以下日本精工九州)のセキュリティ対策の検討を開始しました。日本精工九州では、生産するボールねじの殆どが特注品のため、外部サプライヤーとの図面のやり取りが頻繁に発生しています。そこで、従来から稼働していた発注システムに、セキュアな図面提供システムを組み込むことにしました。
まず要件として、「ビューアで表示およびプリントアウト時のサプライヤー名の透かし入れ」「アカウントによる閲覧・印刷の制限・記録」というセキュリティ面の強化に加え、「図面の誤選択による製造ミス削減」「納期遵守率の向上」「図面の授受管理の省人化」も併せて実現したいと考えていました。検討から稼働まで3ヶ月以内という時間的制約があったため、フルスクラッチでの開発は選択肢から外し、目的の機能を短期間で確実に実現できるパッケージ製品の選定に取り掛かりました。
Brava Enterpriseの他に、PDFベースの他社製ドキュメント授受管理システムの検証を実施し、以下の理由からBrava Enterpriseの導入を決定し、試験導入からわずか1ヶ月という短期間での稼働を実現しました。
・コストに合ったスモールスタートができる
・透かしやヘッダなどの要素を簡単に追加できる
・ファイル本体をサプライヤーに渡さない
・図面をスピーディーに閲覧できる
日本精工では、今回の導入をモデルケースとして、他の生産拠点にも広げていく予定です。
【日本精工株式会社 Brava Enterprise導入事例】
URL : http://www.bravaviewer.jp/download/pdf/brava_case_nihonseiko.pdf (Bravaサイト)
【日本精工株式会社について】
軸受(ベアリング)の国内最大手メーカー。自動車部品、精機製品等も手がける。創立1916年 (大正5年)。資本金672億円。従業員数(連結)30,454人 (2014年3月31日現在)。本社東京都品川区。
「Brava Enterprise」について
Brava Enterpriseは、文書管理・図面管理システムやECMなどに組み込んで、ファイル表示機能を追加する連携システムです。各システム上でファイルを開く際、クライアント側に専用のアプリケーションがなくても、指定ファイルを表示でき、テキストコピーや印刷などを行えます。また、ワークフローシステムとの連携では、スタンプや透かし文字などの埋め込み、ファイルの内容に対してコメントの追加、雲形や矢印などを追加して、変更や修正指示などを共有できます。
表示はWebブラウザー上で行え、Internet Explorerの他、Google Chrome、Firefox、Safariが利用できます。また、iPadにも対応しており、ユーザーの利用環境に依らない快適なファイル表示や共有環境を提供しています。