株式会社オーシャンブリッジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中田明、以下「オーシャンブリッジ」)は、同社のファイル軽量化ソリューション「NXPowerLite(エヌ・エックス・パワーライト)」が、清水建設株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:井上和幸、以下「清水建設」)に採用されたことを発表しました。
清水建設では、工期中の図面や契約書類、現場写真などプロジェクトに関するあらゆる竣工データを作業所ごとに保存していましたが、各作業所や担当部署で管理方法が異なっていました。また、過去プロジェクトの情報や当時の書類を参照したいという要望があったため、全社共通の仕組みとしてアーカイブシステムの構築の検討を開始しました。
しかし、アーカイブ用のストレージは、その役割から時間の経過と共にデータ容量の増加は避けられず、ストレージの増設を繰り返すだけの対応ではコストがかさむ点が懸念されていました。
そこで、各ベンダーへの提案依頼書に、(1)ファイル名や拡張子から明らかに不要なファイルを判別し、自動的に削除するプログラムを組み込む、(2)ファイルそのものを軽量化するツールを組み込むという内容の要件を明記したところ、NXPowerLiteが複数の候補ベンダーの提案の中に盛り込まれており、顧客に提供する画像ファイルも問題ない画質と判断され、採用されました。
稼働から半年が経過しましたが、軽量化処理を行ったサーバーで平均30%の削減ができており、アーカイブ用ストレージのデータ容量は、計画通りに推移している状況です。
■清水建設株式会社について
1804年創業の大手総合建設会社。「子どもたちに誇れる仕事を。」をコーポレートメッセージとして掲げ、次世代の財産となるべき建造物を築くことを目指して事業を展開している。社寺・伝統建築にも実績を持ち、世界遺産に登録されている文化遺産のうち原爆ドーム、東大寺、日光東照宮、首里城、軍艦島、国立西洋美術館の6つの建造物に携わっている。従業員10,728人(2017年4月1日現在)。
「NXPowerLite」について
NXPowerLiteは、重いMicrosoft OfficeファイルやJPEGファイル、PDFファイルを、ファイル形式はそのままに、最大50分の1に軽量化するソリューションです。NXPowerLiteファイルサーバーエディションは、ファイルサーバー上のMicrosoft Officeファイル(Word、Excel、PowerPoint)、デジカメ写真(JPEG)、PDFファイル、またこれらのファイルを含むZIPファイルを一括で軽量化することにより、ファイルサーバー容量を削除するソリューションです。ストレージコストを削減できるだけでなく、バックアップ、ウィルススキャン、リストア時間の短縮、ネットワーク負荷の軽減、クラウド利用時のコスト削減などを実現します。また、ファイルサーバーのリプレースおよびデータ移行の時間を大幅に削減することもできます。