抗がん剤治療による骨髄抑制からの回復には数ヶ月単位で時間がかかる

先日このブログに書きましたように、先週の虎の門病院での診察で、無事にがんから卒業しました。
そのときのブログ記事では、GY先生の診察時のその他の話(PET検査の結果報告以外の話)を書きませんでしたので、改めて書いておきます。
スタバにて
(虎の門病院の診察待ちのスタバにて)


まず、血液検査の結果。
気になる白血球は、2800。前回(約2週間前)の2700からは微増でした(基準値は3400〜9200)。
さらに気になるのは、好中球です。今回は35.5。前回の32.5からやはり微増です。基準値は45.6〜73.2なので依然低いままです。
これは白血球自体の数が少なく、さらにその中の好中球の割合も少ないということで、免疫力、抵抗力が下がっている状態です。日常生活上は問題ない値ですが、これから寒くなるので、風邪をひいたりしないように要注意です。
一方、赤血球やヘモグロビンの値は改善してきていました。赤血球は3.27→3.59へ、ヘモグロビンは11.2→12.6へ増加。ともに基準値よりは低いものの、増加傾向で、貧血は改善してきています。確かに最近、立ちくらみは減ったように思います。血小板は137→129と減少しましたが、それほど問題ではなさそうです。
このように血球の数値は、全体として回復傾向にあるものの、依然基準値から見ると少ないという状態です。やはり2年以上にわたって維持療法の抗がん剤を続けてきたため、その副作用の骨髄抑制の回復にも時間がかかるようです。
確かに思い返してみると、脳腫瘍手術後の抗がん剤治療の後も、白血病・悪性リンパ腫の7ヶ月間の入院による抗がん剤治療の後も、やはり白血球の回復には数ヶ月単位で時間がかかりました。特に白血病・悪性リンパ腫のときは、維持療法を始められる水準(3000)にまで白血球が回復するまで、半年以上かかりました。
▼いよいよ維持療法がスタート!白血球数が安定|オーシャンブリッジ高山のブログ
骨髄抑制からの回復については、焦らず様子を見ていくしかありません。
GY先生とは、その後、薬の話を相談しました。
前回、薬から胃を守るためにずっと飲んできた胃薬を、ネキシウムから、少し弱いガスターに変更しましたが、その後も問題がないため、胃薬はやめることになりました。
感染症を防ぐためのダイフェンとアシクロビルは、まだ白血球が少なく免疫力が低いため継続です。今後の白血球の回復状況によってやめていくことになります。
以上でGY先生の診察は終了となりました。次回の診察については「1ヶ月後でいいと思いますけどね」とGY先生。今後は、血液検査の結果を見ながら薬をやめていくことと、必要な薬(医療用麻薬のオキノーム)を処方してもらうことが、診察の主な目的になります。
毎日の薬が減っていくのはうれしいものです!

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