今回の入院の見通し/気管支肺炎/暗黙知が織りなす医師の予言

引き続き入院しています。
8月7日(月)の緊急入院からちょうど一週間でしょうか。
肺のCT検査画像。気管支肺炎。


40度近くの高熱で入院し、その後血液検査はもちろんCTやレントゲン、腰椎穿刺(ルンバール)、神経伝達検査等々いろいろな検査を受けた結果、結論としては、「夏風邪からの気管支肺炎」とのことでした。退院して家にいる間に夏風邪をもらってしまったようです。それが、免疫力が低い今、悪化して肺炎になってしまいました。
「移植患者さんが退院後に肺炎を起こしてまた入院してくるというのはよくあるケースなんですよ」と以前から聞いていたのですが、まさにそうなってしまいました。
すでに抗生剤、ステロイドの点滴や、解熱剤の内服などにより、熱は平熱に戻っています。症状としては咳がまだ少し残っているという程度です。
ただ、臍帯血移植後のこの時期の肺炎は、それを契機に移植した臍帯血の免疫反応が活性化し、深刻な肺のGVHD(移植片対宿主病)に移行することがあるとのこと。
そうなってしまうとかなりやっかいで、治療は難しく、命にも関わります。たった1日で肺が真っ白になってしまう場合もあるとのことで、今回は特に湯浅先生は慎重に診ているとのこと。
そのため、今回の入院は、前回のように熱が下がったから退院、というわけにはいかず、退院は来週以降になりそうです。
湯浅先生は、「ここは本当に慎重にいくべきときです。」と言っていましたが、僕が「せっかくがんばって移植を乗り越えて退院まで漕ぎつけたと思ったら、こんなに入退院を繰り返すことになるとは・・・涙」と泣き言を言ったら、「まあ、こういう入院も、これが最後ですよ」と笑っていたので、それを信じることにします。
大体、湯浅先生の「予言」はかなり正確なんですよね。これまでも、生着時期の見通しや、免疫反応の症状が治る時期等、いろいろと当てています。話していても、これまでたくさんの患者を診てきた経験と実績が織りなす暗黙知により、目の前の患者の今後の見通しが実際に見えているのではないか、というように感じることがあります。
長い入院から退院して、一度自宅での快適な家族との生活を味わってしまうと、また入院生活に戻るのは精神的にもきついものがあるのですが、ここで焦ってまたぶり返してまた入院、というのだけは避けたいので、もうしばらくは病院でおとなしくしていようと思います。