2006年05月27日

NILS2006Springを整理しておこう。

この木曜日、金曜日と、札幌に行ってきました。

目的は、NILS2006Spring

今回で二回目の参加となるこのNILS(New Industry Leaders Summit)は、IT・ネット関係を中心としたベンチャー企業の経営者が一同に会する、カンファレンス&ネットワーキングのイベント。今回は総勢220人の参加者とのこと。

すでに参加者のみなさんが自身のブログでレポートされていますが、僕は僕なりに、今回得たことを、いくつかのポイントで整理しておきたいな、と。

■Enterprise 2.0 - Ajax

今回一番楽しみにしていたのが、ZimbraのPresident、Scott Dietzen氏のセッション。Ajaxであそこまでのコラボレーションツール(グループウェア)が実現できるのは驚き。ドラッグ&ドロップ等のUIはもとより、インターネット上&社内ネットワーク上の各種リソースとのマッシュアップ、ドキュメントやスプレッドシートのオーサリング等、予想以上。

セッション後、パーティ等の場を使って、そのScottさんや、彼とともにOpen Source Softwareに関するセッションに登壇したPalamidaのCEO、Mark Tolliver氏と、それぞれ個別にディスカッション。

ここ最近思索していた、リッチクライアントアプリケーションがどこまでAjaxベースに移行していくのか、オフラインの対応をどうするか、等々について、Scottさんに質問を投げてみる。彼はさすがにそのあたりは明確に答えてくれた。Ajaxの可能性はもちろん、ある意味でのAjaxの限界、そしてその上でのAjaxの役割をきっちりと認識されている。

Markさんとは、Ajaxベース&インストールベースのクライアントアプリケーションの本質的な差異について等々を議論。彼はEnterpriseにおけるAjaxアプリについて、若干懐疑的なスタンスを持っていて、そこから、僕が気付かなかった新たな視点をもらった。感謝。また彼のOpen Source SoftwareおよびWeb 2.0のEntepriseにおける本質的な意味合いについての意見も参考になった。

いずれにしてもEnterprise ApplicationにおけるAjaxの今後の浸透は目が離せない。あと、Zimbraもそうだが、Open Source Softwareを活用したEnterprise Applicationが増えていく状況下での、オーシャンブリッジの体制も課題だ。

■Enterprise 2.0 - Wiki

実はこちらの視点は、参加する前はあまり期待していなかったのだが、実はAjax関連以上の収穫。EnterpriseにおけるWikiの可能性を過小評価していたと反省した次第。

SocialtextのCEO、Ross Mayfield氏のプレゼンテーション、そしてその後の彼との個別のディスカッションは非常に実のあるものだった。彼の視点によるEnterprise環境におけるWeb 2.0の意味合いは、僕の視点に抜けていたことだったし、EnterpriseにおけるWikiの可能性や、BlogとWikiの位置付けは、これまでイントラブログを社内で活用し、セミナーや各種メディアでも発信してきた僕としても、非常におもしろく参考になった。

このBlogとWikiに関するトピックは、その後、Infoteria USAの江島さんともディスカッション。彼も日常業務でBlogやWiki(まさにSocialtext)をガンガン活用しているとのことで、非常によい示唆をいただいた。FlowとStock、CommunicationとCollaboration、個人とグループ、という軸で整理していこう。

それにしても、くどいようだが、Enterprise Wikiは本当におもしろい。Collaboration、Audit trail、Versioning、Linked documents等の特長は、これまで企業向けのナレッジ共有ツール(Net-It Centralイントラブログ等)を提供してきた、そしてこれからコラボレーションツールを提供しようとしている(来月予定)我々オーシャンブリッジがこれまで思っていた問題意識を、まさにWeb 2.0的に解決する可能性を持っている。Rossさんの言う"Developing Group Memory"・・・うーん、納得。

ということで、休憩時間も、Rossさんを見付けてはいろいろと質問攻めに。日本での展開もいろいろと模索中とのことで、今後も継続的に情報交換していくことに。まずはオーシャンブリッジでSocialtextをいろいろと使い倒してみよう。

ちなみにRossさんはこのNILSの後はそのままヘルシンキに飛ぶとのこと。ホテルを出る際、safe tripを祈るとともに、今後も継続的に情報交換していくことを改めて約束。

■人材採用&育成

オーシャンブリッジでも新年度に入り、新たな採用活動をスタートさせたり、マネージャー昇進や合宿等を含めて人材育成のためのいろいろな施策を打っているが、これらのトピックでも今回いろいろな収穫が。

まず、サイバーエージェント藤田さんワークスアプリケーションズ牧野さんによる採用・育成に関するセッションは非常に参考になった。お二人に共通していたのは、社長として人材採用には最も自分の時間を割いているということ。これは後ほどバーでお話ししたウルシステムズの漆原さんも同じことをおっしゃっていた。我が身を振り返って、ちょっと反省。メディアへの露出も全て人材採用のため、というのも印象的だった。

この人材系トピックに関しては、隙間の時間や移動時間等を利用して、ルートコミュニケーションズの塚田さんやエンプレックスの沢登さん、グロービスの仮屋薗さんとも、いろいろとディスカッションしたりアドバイスをいただいたり。

そうそう、人員増加に伴い、ちょうどオーシャンブリッジで今検討しているオフィス移転についても、いろいろな方にアドバイスをいただくことができ、これも収穫だった。昨年移転されたバーチャレクス丸山さんのオフィスには早々に見学に行かねば。

■その他、ネットワーキング等

上記以外にもいろいろな収穫があったが、やはりNILSの醍醐味の一つである、様々な方との貴重な出会いも、大切な収穫。

以前からブログを拝見し一度お話ししたいと思っていた「Kenn's Clairvoyance」の江島さん(前述)や、「情報化社会の航海図」の渡辺さんを始め、本当に多くの貴重な出会いがあった。(初対面だったインフォテリアの平野さんアリエルの小松さんが、ロータスに在籍されていた時にNet-It Centralの一部技術のLotus Super Officeへの組み込みに関わっていたと聞いたときにはビックリした)

・・・ということでいろいろと実りの多かった札幌での2日間。

昨年、僕を誘って下さったニューズ・ツー・ユーの神原さん、そしてNILSを主催・運営されているグロービス小林さんを初めとする事務局メンバーのみなさんには、本当に感謝。

みなさん、ありがとうございました!

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投稿者 小林雅 : 2006年5月29日 10:09

こちらこそありがとうございました!

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プロフィール

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校→早稲田大学 政経学部→アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ→Web関連ベンチャー→(株)オーシャンブリッジ設立・代表取締役社長就任→現在、同社ファウンダー。横浜市綱島在住。趣味はおりがみ。2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)摘出手術を受けて成功、ただ視野の左下1/4を失う。2013年5月からは7ヶ月間入院して悪性リンパ腫・急性リンパ性白血病の抗がん剤治療を受ける。帯状疱疹後神経痛も発症。2016年10月に2つのがんから卒業(それぞれ5年、3年経過)。しかし2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、さい帯血移植治療を受ける。現在は元気に暮らしている。

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([at]は@に読み替えてください)

※最近、メールやFacebook等で個別にご連絡やご相談をいただくことが以前よりも増えております。私の時間と体調の許す限りはご返事差し上げていますが、全てのご連絡にご返事できるとは限りませんことをご了承ください。

※また、病気や病院に関するご質問をいただく際には、事前に私の著書「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご質問いただけると助かります。最近いただく質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます

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