2013年12月27日

近況報告:お散歩でリハビリ、ご近所付き合い、クリスマスイブのサプライズ、返信コメント等

退院当日に2つの記事(これこれ)を書いて以来、久々の更新です。今日は、退院後の近況報告などをしてみます。

■リハビリ

白血病/悪性リンパ腫治療のための7ヶ月の入院生活を終えて先日退院した後は、基本的には自宅療養ということで、家で過ごしています。退院した今、一番の課題は体力の回復、特に脚力の回復です。入院中、体重は13キロ減り(59キロ→46キロ)、それに伴い全身の筋力も衰えてしまいました。特に日常生活で問題になるのは脚力で、歩くのはフラフラと不安定で、当然スピードは遅く、また歩ける距離や時間も短くなりました。数分も歩けばフラフラで、座って休まなければならなくなります。

また階段の昇り降りは、手も使わないとできないレベルです(四つん這い、あるいは手すりに掴まって)。更に困るのが、畳やフローリングの床に座り込んでから立ち上がるとき。しゃがみ込んだ状態から立ち上がるのには意外と脚力が必要とされるのですが、この際に、掴まるところがないと立ち上がれないのです。

入院中は、少しでも脚力を回復しようと、毎日記録をつけながら病棟の廊下をグルグルと歩き回ったり、ベッドの脇でスクワットをしたりしていましたが、日常生活を送るには全然足りませんでした。日常生活に戻ると、思った以上に脚力が必要とされ、その衰えを日々実感させられています。逆に言うと日常生活を送るだけでも今の自分にはリハビリになります。

その意味では、歩かなくても、起きているだけでもリハビリになるという面もあります。病院にいると、夜寝る時間は長いし(消灯は21時、起床は6時)、また昼間もベッドに横になって本を読んだり昼寝したりしている時間が長く、身体を起こしている時間は逆に短くなります。そうすると基本的な体力とともに、背筋や腹筋が衰え、起きているだけでも疲れてしまいます。また昼寝は必須です。

そんな身体の状況ですが、それでもできるだけ早く回復したいという思いもあり、毎日外に出て、お散歩がてら、リハビリを兼ねて、道を歩いています。何か目的があった方が楽しいということで、写真を撮ったり、


ラーメン屋さんに行ったり、

昔から行きつけの喫茶店でコーヒーを飲んだりしています。

そのお陰で、毎日少しずつ歩ける距離や時間が伸びています。また起きているのも楽になり、最近は昼寝をしなくても大丈夫になってきました。一日一日、できることが増えているのを実感しています。

■ご近所付き合い

先日は、家族三人でお散歩のついでに、地元でお世話になっている喫茶店(前述)や、ケーキ屋さん、美容院や工務店さん等を回って、退院の報告をしてきました。

その際、しばらく僕がお店に顔を出さないことで、意外な人が、「僕に何かあったのでは・・・」と心配してくださっていたことも分かりました。この日久しぶりにお会いしたので、「実は7ヶ月ほど入院していまして、先日退院しました」と言ったら、「よかったですね!しばらく姿をお見かけしないので、何かあったのでは・・・?と思っていたんですけど、奥様には聞けなくて・・・」と涙目で話してくださいました。

行きつけの喫茶店のマスターは、足元の覚束ない僕のために、席に案内する際に肩を貸してくださいました。

地元に自分のことを心配してくださる人がたくさんいて、ありがたいなあと思った一日でした。

■クリスマスイブのサプライズ

お陰さまで19日に退院できたので、クリスマスイブは家族と過ごすことができました。虎の門病院の担当の先生も、クリスマスは自宅で家族と過ごせるよう、それまでに退院できるようにと以前から気にかけてくださっていました。それが叶いました。

クリスマスイブの日、僕が家にいると、オーシャンブリッジの営業マネージャー、みやポン(同じく綱島在住)から連絡があり、今から家に行ってもいいかとのこと。いいよと伝えると、しばらくしてピンポンの音が。みやポンがサプライズプレゼントを持って玄関に立っていました。一つは、オーシャンブリッジメンバーと海外パートナーメンバーから僕へのクリスマスサプライズビデオメッセージの入ったDVDでした。オーシャンブリッジのハートスイッチメンバーからDVDを託されて来たのです。そしてみやポンからうちの娘、そして僕ら夫婦へのクリスマスプレゼントも別途用意してくれていました。

ビデオメッセージDVDには、オーシャンブリッジの全スタッフに加え、オーシャンブリッジの海外パートナーの経営陣やたくさんのスタッフからの、「早く元気になってまた一緒に仕事をしよう!」といったメッセージが収録されていました。

まさかこんなサプライズプレゼントがクリスマスイブに僕のために用意されているとは全く知らず、本当に驚きました。驚くとともに、そこに収録されているみんなのメッセージが胸に染みて、途中で涙が出てきてよく画面が見えませんでした。

このビデオメッセージを見たうちの家内は、涙を浮かべて「あなたは本当にいい人たちと仕事をしているんだね」としみじみ言っていました。僕も退院後初めて「またいずれ、オーシャンブリッジに戻ってビジネスに携わるのもいいかな」と思えて、元気付けられました。退院してからもこれまでは、前述のように自分の身体の回復が精一杯で、とてもビジネスのことを考える余裕もなかったので・・・。これは自分にとっても大きな変化でした。

また、たまたまこの日の昼間に、海外パートナーのCEOたちに退院報告のメールを送っていました。すると続々返信が来て、「よかった!最高のクリスマスプレゼントだ!」等とみんな心から喜んでくれたようでした。この時にも、「本当に素晴らしいパートナーに恵まれているなあ」とありがたく思いました。

クリスマスイブの夜は、家内の手料理と行きつけのケーキ屋さんのケーキを食べつつ、このサプライズビデオメッセージや娘の保育園のクリスマス会のDVDを見ながら、家族三人で楽しく過ごしました。



娘のクリスマス会のDVDでは、娘が保育園に通い始めた一歳の頃からの成長を実感し、うれしく思いました。

クリスマス前に退院できて、こうしてイブを家族と一緒に泣いたり笑ったりして過ごせたことは、自分にとってもう一つの素晴らしいクリスマスプレゼントとなりました。本当に退院できてよかったと心から思いました。

そして翌日、クリスマス当日の朝。娘のところにはサンタさんがプレゼントを持ってきてくれていました。かわいいピンクの自転車です。娘は「やったー!やったー!」と大喜び。

家内には、サンタさんの代わりに僕からこれ(ミラーレス一眼カメラ PENTAX Q10)をプレゼントしました。



こちらのネタフルの記事のお陰で、アマゾンで安く買うことができました(55%オフ)。でも結局、単焦点標準レンズやフジツボフードなどのオプションも買ったので、合計するとそれなりの値段になってしまいましたが・・・(笑)。

家内は、これまた涙を浮かべて喜んでいました。自分ではなかなか買わないものですし、また普段からカバンに入れておける小ささと軽さ、かわいくて、かつ本格的な、レッドの外観、そしてミラーレス一眼としての本格的な機能(レンズ交換式等)が気に入ったようです。

普通の一眼レフカメラ(僕のAPS-CのPENTAX K-3)と比べると、こんなに小さいのです。そして重さは4分の1ほど(レンズ込み)。これで、たまたまですが夫婦ともにPENTAXユーザーとなりました。両方ともフジツボフード!(笑)

家内は、僕が退院間もないことから、プレゼントをもらえるとは思っていなかったようです。しかもかわいく本格的なミラーレス一眼カメラ。これまたサプライズプレゼントとなりました。

早速普段のカバンに入れて、持ち歩いているようです。

なお、僕も家内からプレゼントをもらいました。サッカー日本代表のマフラーです。普段、バルサ(FCバルセロナ)のマフラーをしているんですが、それを洗濯する時に使えるようにということで、バックアップのマフラーです。 これも僕は予想していなかったので、サプライズプレゼントでした。

■メールやブログコメントへの返信

昨日は、入院中にいただいていたメールや、ブログへのコメントに返信をしていました。入院中は、ブログにも書いたような状況でしたので、一切返事ができませんでした。遅くなりましたが、昨日でひと通り返信ができたかと思います。ブログにいただいたコメントへの返信は、→のサイドバーの「最近のコメント」欄からご確認ください。

そして今日は、こうしてブログ記事を久しぶりに書いています。いまだに抗がん剤の副作用である手の指先のしびれが残っていて、指先の感覚があまりないため、キーボードが非常に打ちにくいのですが、こうして長文を打ち込んだりしているうちに、徐々に慣れてきました。これも社会復帰に向けたリハビリの一つですね。

近況報告としては、こんなところでしょうか。書いているうちに書きたいことがいろいろ出てきて、またもや思いがけず長文になってしまいました・・・(汗)

さて、ブログ記事を書き終わったので、今日もリハビリを兼ねてお散歩に出かけようかな。また綱島駅の近くまで行ってみようと思います。ランチはどこにしようかな・・・。カレーかな・・・。

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投稿者 南姫 : 2013年12月27日 23:02

普通の日常に戻れてよかったですね。
入院生活をすると、日常の世界が輝いて見えますよね。
時々一時帰宅されていたようですが
(すみません、気になってFacebookチェックしていました・笑)
本当に退院となると、全然違うんでしょうね。

投稿者 スノードロップ : 2014年1月 1日 11:05

初めてお便りします。
高山さんのブログを拝見するきっかけは、友人が脳腫瘍になり情報を得るために、関わるブログを探していた時で、約1年半前になります。最先端の仕事をされ、素敵な人達に囲まれ、自分でも努力を怠らず戦っていらっしゃる姿を尊敬しておりました。
そして突然の休止...ずっと心配しておりました。
追い打ちをかけるような白血病という試練に立ち向かっていらしたのですね...神様は慈悲のかけらも持ち合わせていないのかと憤りさえ感じました...
私の母もATL(成人T細胞性白血病)と半年戦いましたので、その壮絶さは目にしております...
私事ですが昨年2月に子宮筋腫で子宮摘出し、11月に胸のしこりが見つかり、その後の諸検査で乳癌が確定し今年1月6日に手術予定です...
高山さんが瞑想等のメンタルに力を入れるような事を言われていたので、私が力を借りたもので1つでも参考になればと、思い切って筆をとった次第です...
●ザ・シークレットは読んでいらっしゃるようですが、ザ・メタ・シークレットも販売されております。訳書で分かり辛い表現もありますが、読む時の心境で、入ってくるもの、入って来方が変わりますので、節目での再読お勧めです。
●命の暗号シリーズ 村上和雄著書
スピリチュアル的な事を遺伝子レベルで現実的に説明(証明)してくれているので説得力が有ります。
●石原結實のオフィシャルサイト(1日1食療法)
●ようのき療整院(呼吸・瞑想法)
私よりずっと知識のある高山さんのことですから、全てご存知でしたら失礼しました。
全て受け入れられるかは人それぞれでしょうが、1つでも1言でも高山さんのプラスになれば幸いです。
長文失礼致しました。

投稿者 京極孝之 : 2014年1月 7日 23:21

高山さん、リコージャパンの京極です。大変ご無沙汰しております。オーシャンブリッジ社のビジネスパートナー向け情報配信メールにて、高山さんのブログを知り、近況拝見いたしました。高山さんのブログを読ませていただき、快気へと果敢に挑戦されているご様子を知りました。応援することくらいしか出来ない私ですが、心から応援しています。脚力の回復、重要だと思いますので、お散歩もブログ・ネタを探しながらゆっくりと頑張ってください!

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2014年1月 9日 11:08

南姫さん、コメントありがとうございます!
そうですね、一時帰宅と退院では気持ちの上で全然違いますね。開放感の違いといいますか。
FBもチェックしていただいていたようでありがとうございます(笑)

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2014年1月 9日 11:22

スノードロップさん、コメントありがとうございます。
私のことを心配してくださっていたようで、本当にありがとうございます。
手術から数日が経ち、少し落ち着いてきたころでしょうか。術後の経過がよいことをお祈りしております。
書籍のご紹介もありがとうございます。知らないものばかりでしたので、ぜひチェックしてみたいと思います。

重ね重ね、スノードロップさんのこれからの回復をお祈りしております。
ともに病気をやっつけてしまいましょう!

高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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