2014年03月03日

虎の門病院の血液内科に入院:白血病・悪性リンパ腫闘病記(6)

ちょっと間が空いてしまいましたが、白血病・悪性リンパ腫闘病記の続きです。前の闘病記はこちら

2013年5月13日(月)に、僕は虎の門病院の血液内科に入院しました。

入院当日の朝、保育園に行く娘に、「パパは病院に行ってくるね。パパもがんばるから、パパがいない間、◯◯もがんばってね」と言ったら、気丈にも「うん」と頷いていました。

それから玄関でギュッと抱きしめてから、保育園に送り出してあげました。

その後、僕と家内は虎の門病院へ行きました。午前中に病院の入院受付窓口に行き、昼前後に病室に入りました。

病棟は無菌病棟(全ての病室がクリーンルーム(無菌室))でした。病室は、特に希望は出していなかったのですが、たまたま病棟の都合により個室になりました。大部屋が空いていなかったようです。

この無菌病棟では、見舞客は病棟に入る前に、手を消毒して、マスクとガウンを着用することが義務付けられています。

入院前に外来で診察を受けた血液内科部長の谷口修一先生による入院診療計画書には、このようにありました。

・病名: Bリンパ芽球性リンパ腫
・症状: 臀部腫瘤で発症、疼痛管理中
・治療計画: 腫瘤の疼痛管理 ー 化学療法開始
・指定される入院期間: 2013年5月13日〜

入院期間には、開始日として当日の日付が記載されていただけで、終了日は記載されていませんでした。治療にどれくらいの期間がかかるかはその時点では分からないということだったものと思います。

病室に貼ってあった紙には、僕の担当医は以下のように書いてありました。

・担当部長: 谷口
・主治医: GY
・担当医: MY
・受持ナース: KK

入院当日は、看護師長のCYさんや、主治医のGY先生、担当医のMY先生が、挨拶や今後の説明などにいらっしゃいました。

MY先生は、明日以降の検査の説明をしてくれました。概要は以下の通り。

明日、心臓や骨髄などを検査します。今週は一通り検査した上で、来週から抗がん剤治療を始める予定です。必要に応じ、女子医大やがんセンターから、これまでの検査結果を取り寄せるつもりです。

急性リンパ性白血病は悪性度が高いため、使う抗がん剤のグレードが高く、心臓等への負担も大きくなります。だから一通り検査してから治療に入りたいと考えています。でも明日以降の検査で、想定より病気の進行が早そうであれば、早めに治療を開始することもあります。

今日の血液検査はLDHだけは400と高めでしたが、白血球等は普通の値でした。明日また説明に来ます。

MY先生は、30歳前後のお若い先生で、優しそうな雰囲気を持ち、非常に話しやすい方でした。初めてお会いして、お話しして、この先生が直接の担当でよかった、と直感的に感じました。翌日以降の検査についても、いろいろお聞きして安心できました。

実際、この後の長い入院生活では、MY先生と、治療方針について何度も何度も話し合うことになります。MY先生はお忙しい中、いつも僕の話に付き合ってくださり、それで僕も完全に納得して苦しい治療を受け、乗り越えることができました。

後に看護師さんに聞いて分かったことですが、僕の主治医であるGY先生と担当医であるMY先生は、ともに東京大学のご出身でした。ある時看護師さんが「高山さんの担当の先生は東大コンビですね」と言っていました。

そういえば、病院選びの際に幼なじみのT君(某大学病院の放射線腫瘍医)がこんなことを言っていました。

▼白血病・悪性リンパ腫の病院選び/病院ランキングに出てこない裏情報:白血病・悪性リンパ腫闘病記(5)

「虎の門病院は東大系だから、東大病院のノウハウは共有されているはず。東大出身で研究よりも臨床をやりたい先生が虎の門病院に来ている様子。虎の門病院は泥臭い治療をする。それが白血病には必要。がんセンターや東大病院にはそれがあまりない」

この話を思い出して、一層安心しました。

その後、夜には、家内と娘がFaceTime(テレビ電話)で連絡をくれました。娘が僕の病気を治すお薬と称して渡してくれた、木でできた線路のおもちゃ(塗り薬のチューブに形が似ている)を見せたら、娘は喜んでいました。この線路は、入院期間中、僕のお守り代わりとなりました。(写真右端)

翌々日、二人で病院に来てくれるとのことでしたが、FaceTimeを終えた後には、もうすぐにでも2人に会いたいという気持ちになっていました。

消灯時間は21時でしたが、当然そんな時間には眠くなりません。そのため、家のブルーレイレコーダーで録画したサッカーのFCバルセロナの試合を、病室に持ち込んでいたMacBook Airで、Slingbox経由で見ました。

こうして入院初日は過ぎていきました。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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