株式会社オーシャンブリッジ ファウンダー
高山 知朗 (たかやま のりあき)
2017年03月17日
昨日、同じ病棟に入院するYさんの病室にご挨拶に行きました。
70歳ながら、昨年11月に臍帯血移植を受け、GVHDの苦痛や治療関連死の危険を苦しみながらも乗り越え、13階の無菌病室から一般病室に移って来られました。
Yさんとの出会いも、僕のブログがきっかけです。Facebookに投稿した帯状疱疹後神経痛関係のブログ記事でつながったFさんという方のお友達のAさんのお父様に当たられます。Fさんが僕のことをAさんに伝え、「父と同じ急性骨髄性白血病で同じ虎の門病院だ」ということでAさんからご連絡をいただき、昨日病室をご訪問した次第です。
家内と二人で病室にお邪魔したのですが、「70歳で臍帯血移植を受けてまだ4ヶ月」という事前情報から想像した姿とは全くかけ離れたお人でした。
とにかくパワフル。周りの方を幸せにする力に溢れています。その言葉の一言ひとことにパワーが満ちています。
「高山さん、会いたかったんだよ。今日はうれしい!」
「病気は気持ちの問題だから、そこがしっかりしてれば絶対治るよ!」
「僕は人を見れば分かる。高山さんは絶対に治る。ダメな人は見れば分かるから」
「いつもパワー送るから!」
僕の本「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」もプレゼントし、ひとしきりお話ししたあと、握手をして病室を後にしました。
同席した家内も本当に勇気付けられた様子で、「辛い治療を受けたのに、あんなに元気になるんだね。あんなにパワフルな人がいるんだね」と感激していました。
中でも一番勇気付けられた言葉はこちら。
「僕が会った患者さんはみんな治って元気に退院しているから!高山さんも大丈夫!」
そんな言葉を頭から信じられるほど、言葉に力のあるYさんでした。
移植治療を乗り越えた患者さんの言葉には本当にパワーがあります。一人の時間になるといろいろと治療にまつわる不安を考えてしまうのですが、Yさんの言葉を聞いて、「きっと大丈夫!」とより強く思えるようになりました。
同じ病院の中で仲間が増えています。みなさんと励まし合いながら苦しい治療を乗り越えて、何としても生き延び、元気に家族の元に帰ります。
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【投稿者】nori 【コメント】コメント (0)
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ(幻冬舎 税込1,188円)
脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。
高山知朗(のりあき):
1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。
2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。
2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。
2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。
2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。
2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。
現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。
メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)
※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。
※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。
※過去の記事も上記リンクからご覧いただけます。
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