2016年06月30日

節目の診察といくつもの出会い

一昨日、脳腫瘍(グリオーマ)の定期検査・診察で東京女子医科大学病院に行ってきました。前回の診察から3ヶ月ぶりです。

診察室

この日はMRI検査のために9時までには病院に行く必要があったため、久しぶりに通勤ラッシュの東横線に乗りました。満員電車で立っていくのはなかなか体力的には厳しく、病院に着いた段階でフラフラだったんですが、昔は毎日のことだったんですよね・・・。

さて無事に病院について、まずはMRI検査。いつものように気持ちよくなってしまい、うとうとしながら受けました。

その後、脳神経外科の待ち合いロビーへ。この日も患者さんでいっぱいでした。

自分の順番が近づき、主治医の村垣先生の診察室前で待っていたら、診察室から出てきた方に「高山さんですか?」と声をかけられました。

「いつもブログを読んで勇気づけられています!」

と言ってくださったKさん。ありがとうございます!

村垣先生の診察では、この日のMRI検査の画像を見て問題がないことを確認した後、近況報告。前回も相談した「特に夕方など、疲れてくると、視野の左側がおかしくなる」という症状が引き続き出ていることを報告しました。村垣先生によると、MRI画像では問題はないため、再発等の心配はないとのこと。ただ腫瘍を摘出した部分の周囲で白くなっているところが視神経の通り道のため、その影響も少しあるのかもしれない、とのことでした。

僕からは「まあ、視野がおかしくなるのは疲れ過ぎのサインと考えて、疲れ過ぎないことが大切ですね」とお伝えしました。

それから、来週月曜日でちょうど手術から丸5年が経つことをお伝えし、改めて命を救ってくださったことへのお礼をお伝えしました。村垣先生は大変喜んでくださいました。

その他、ちょっとした相談事項や報告事項などをいろいろとお話しした後、診察は終了。

村垣先生の診察の後は、丸山先生の診察室へごあいさつに伺いました。ちょうど薬剤師の生田先生も顔を出してくれました。

丸山先生にも手術から丸5年が経つことをお伝えすると、「乗り越えましたね!5年の次は10年ですね!」と喜んでくださいました。

それから、この5年間で起きたことの話から始まって、運命論、アインシュタイン、相対性理論、インターステラー、バガボンド、村上龍などと話題は広がりました。さすがに日々、人間の生死に直接関わる仕事をされているだけに、こうした運命論のようなテーマについてお話ししても、話に深みと重みがあり、非常に勉強になります。

丸山先生は、これらの話に続けて、

世の中には、自分の運命に気付く人と気付かない人がいるのかもしれません。
高山さんには水先案内人としてまだまだ果たすべき役割があります。

と言ってくださいました。重い言葉、しっかりと受け止めました。

検査と診察が一通り終わって会計に並んでいるときに、また別の患者さんから、

「高山さんですよね!一方的にブログを読ませていただいています!」

と声をかけていただきました。Sさんです。

「高山さんのブログを読むと希望が持てます!」

と言ってくださったSさんに「来週で手術から丸5年なんですよ!」とお伝えしたら、「わたしは3年です!」とのこと。「ともに乗り越えていきましょう!」とお伝えして別れました。Sさん、ありがとうございました!

また、この診察の翌日にも、ブログを読んでくださっているWさんという方からFacebookでメッセージをいただきました。数日前に女子医大でご主人が脳腫瘍の手術を受けられたとのこと。Wさんは

「不安なときは高山さんのブログをみて勇気と希望をもらっています」

と書いてくださいました。

ブログを書いていて、アクセス分析などを見ると、本当にたくさんの方が読んでくださっていることが数値的には分かります。でもなかなか実感としては掴みにくいものがあります。

しかしこうして実際に読んでくださっている方から声をかけていただいたり、ご連絡をいただいたりすると、「本当に読んでくださっている方がいるんだな、お役に立てているんだな」ということが実感でき、うれしい気持ちになります。

手術から丸5年を目前にした節目の検査と診察でしたが、ブログを読んでくださっている患者さんとの出会いもあり、よい一日となりました。Kさん、Sさん、Wさん、そしていつもブログを読んでくださっているみなさん、本当にありがとうございます。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や治療に関するご相談はお受けしておりません。

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