2014年02月18日

初めての神経ブロック治療はちょっと痛かった:NTT東日本関東病院ペインクリニックにて帯状疱疹後神経痛の治療

昨日、NTT東日本関東病院のペインクリニック科にて、帯状疱疹後神経痛の神経ブロック治療を受けてきました。神経ブロック治療は初めての体験です。

前回の記事にも書いたように、神経ブロックとは、「皮膚から注射針を通して神経に直接あるいはその神経の近くに薬液を注入して、神経の興奮伝導を一時的に遮断してしまうこと」です。詳しくはNTT東日本関東病院のペインクリニックのホームページをご覧ください。

僕の場合は、K先生の前回の診察の結果、数ある神経ブロック治療の中から、「神経根ブロック」、「神経根サーモ(高周波熱凝固法)」、「神経根パルス(パルス高周波法)」の治療を受けることになっています。

昨日はその中からまず「神経根ブロック」の治療を受けました。神経根ブロックは、前回の記事に書いた冊子によると、「レントゲンテレビや超音波(エコー)テレビを見ながら針先を確認して正確にブロックします」「障害されている神経にはりを当てて局所麻酔薬を注入することにより激痛を直します」とのこと。

1回の治療で痛みが無くなるなどという都合のいい話はないだろう、と思いながらも、少しでも痛みが軽減すればいいなあ、と淡い期待を持ちながら病院に向かいました。

病院に着いてから、まずペインクリニック科のK先生の診察です。前回の診察から痛みの状況は変わらないという話などをしてから、放射線科の受付に行くように言われます。レントゲン室での処置になるためです。

放射線科で受付をして、レントゲン室の前で待っていると、しばらくしてから名前を呼ばれ、レントゲン室に通されます。中には、手術着のようなものを着たK先生がいました。

部屋の中央にあるベッドにうつ伏せで寝るように言われます。クッションの上に寝ると、K先生に身体の位置を調整されます。そしてK先生は、レントゲンの画面を見ながら、操作室にいる技師さんに「ベッドをもう少し上げて」などと指示を出しています。

背中を消毒して、いよいよ治療がスタートです。まずは麻酔の注射。これはチクっとしてちょっと痛いです。少しして麻酔が効いてくると、さらに造影剤の注射。レントゲンに神経を映して針の位置を正確に見るためです。

そしてついに神経ブロックの注射です。レントゲンのテレビ画面で正確に神経の位置を見極めるため、K先生は常に技師さんに「もっとベッドを上げて」「画像の横幅を狭くして」などと技師さんに指示しています。

そして「ちょっと押される感じがしますよ」とK先生は言いつつ、麻酔の効いた背中の患部に神経ブロックの注射針を刺します。刺すときには麻酔のお陰で感覚はありません。でもK先生がレントゲンの画面を見ながら針を神経に近づけると、痛みが走ります。K先生も「ここ、響きますよね?」「痛みの元だという感じがしますか?」と聞いてきます。「はい。そこです、痛いです!」と答えると、「やはりここですね」と言って、神経をブロックするための局所麻酔薬を注入してくれました。

この一連の治療で、恐らく20分前後だったのではないかと思います。治療が終わってから、K先生からは「今日はお風呂はやめて、シャワーくらいにしておいてくださいね」と言われ、看護師さんに注射した箇所に絆創膏を貼ってもらって、ストレッチャー(移動用の車輪の付いたベッド)に移り、別室に移動します。

その部屋でカーテンで区切られた狭いベッドに移り、90分ほど横になって安静にしています。つまり寝て待ちます。このベッドが固くて狭くて、お尻が痛くなりました(笑)。

90分が経った頃、看護師さんに声をかけられて、起き上がり、立って2〜3歩歩いてみて、ふらつき等がなく問題ないと確認してもらった後、「帰っていいですよ」ということになりました。

治療そのものの痛みは、確かに注射針が神経の近くに来た時には痛かったのですが、「もう二度と受けたくない!」というほどの激しい痛みではありませんでした。それよりも、日常の痛みが治まるならば、早くまた治療を受けたい、という感じです。

でも、僕がレントゲン室の前で待っている間に、隣のレントゲン室から、「ウオー!」という叫び声と、「ああ、ここ、痛いですよねえ」という先生の声が聞こえてきていました。注射する場所によっては相当痛いのかも知れませんね。

さて、病院の帰りに五反田駅まで歩いている間、「あれ、痛みが消えている!」と気付きました。でもその後、駅の近くでお昼を食べている間に、注射してもらった局所麻酔が切れてきたのか、少しずつ痛みが強くなってきました。痛みの強さを10段階で言うと4〜5くらい。そのため、家までの帰り道で、頓服用の痛み止め薬(オキノーム。医療用麻薬)を立て続けに2包飲みました。1包では痛みが治まらなかったためです。2包飲んで、ようやく痛みは2〜3程度の強さに治まりました。

治療の直後にまた痛みが強くなったことは残念に感じたのですが、でも治療前には、痛みの波が来るとその痛みの度合は10段階で7〜8くらいでしたので、それを考えると、治療後には痛みの強さは4〜5になったので、痛みが弱まったように感じました。この日はその後、寝る前にも痛みが4〜5程度あったため、また痛み止めの薬を飲みました。

このように初回治療当日は、「やっぱり、効果が出るまでには時間がかかるんだろうなあ。いずれにしても神経根ブロックの次にはまだ神経根サーモや神経根パルスなどの治療も控えてるから、痛みが治まるのはもっと先なんだろうなあ」とちょっと残念に思いつつ終わりました。

さて、一日明けて今日。今現在(15時時点)、まだ痛み止めを飲んでいません!先ほどまで4〜5くらいあった痛みが、今はなぜか1〜2程度に治まっています。一昨日までは、お昼前後に痛みが7〜8くらいと強くなり、11時〜12時頃には痛み止めの薬を必ず飲んでいました。でも今日は今のところ痛み止めは必要なさそうです。これはやはり治療の効果が出てきたのではないか、と内心喜んでいるところです。まあ、これからどうなるか分かりませんが・・・(汗)。

ただ、いずれにしても治療は長い目で見ていかなければなりません。僕の場合、帯状疱疹になってからもう半年以上の時間が経っており、一般的には神経ブロックをするには遅いと言われています。ただ、「これまでに積極的な治療を行っていないのであれば試してみるべきでしょう」とK先生に言われて、神経根ブロック、神経根サーモ、神経根パルスの治療を段階的に受けることになりました。昨日はまだその第一歩です。これから順次治療を受けていくことで、徐々に痛みも治まっていくことを期待しています。

焦らず、一歩ずつ。体力回復のリハビリも、痛みの治療も、同じですね。

次のペインクリニックの受診は2週間後です。次の治療を楽しみにしつつ、2週間、痛みの様子を見ていきたいと思います。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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