2014年02月26日

ペインクリニックを急遽受診/抗うつ薬・抗てんかん薬と神経痛

昨日は、もともと予定になかったのですが、急遽、NTT東日本関東病院のペインクリニック科を受診してきました。

一昨日の朝方、強い痛みで、いつもより早く目が覚めてしまいました。起床後もずっと痛みがあるため、いつも以上に痛み止めの薬(オキノーム)を飲みました。いつもは一日に3〜4包のところ、一昨日は6包も飲んでしまいました。

朝から痛みがあると何もできません。肉体的にも精神的にもよくありません。辛そうな僕の様子を見た家内のアドバイスにより、来週予約していたNTT東日本関東病院 ペインクリニック科の診察を早め、昨日行ってきました。

同科のK先生によると、神経ブロック治療をすると、その後一時的に痛みが軽くなり、その後その反動で痛みが強くなることもあるとのこと。その時、一時的に治療前より痛みが強くなる場合もあるそうです。そして徐々に痛みは落ち着いてくるとのこと。

確かに、僕も初めての神経ブロック治療の直後の2〜3日は、痛みが軽くなり、痛み止めを飲む回数も減りました(1日1回)。そしてその数日後、先週末あたりから痛みが強くなりました。一昨日の強い痛みも、K先生の言う反動である可能性があるかもしれません。またそうであれば、今後少しずつ落ち着いてくるはずです。

ただそもそも、以前から書いているように、僕は帯状疱疹の発症から時間が経っていて、痛みの質が、炎症を起こしている痛みから、神経が傷害されてしまったことによる痛みに移行してしまっているため、神経ブロックの効果が出にくいということはあります。

また、次の神経ブロック治療として予定している神経根サーモについては、帯状疱疹後神経痛に対して、すごく効果がある人とそうでない人がいるとのこと。そして、僕がどちらに転ぶかは分からないとK先生は言っていました。

そのため、神経ブロックは続けつつも、当面の痛みは薬で抑えていくことになりました。今飲んでいる薬の一つ(リリカ)を増量し、さらに新しい薬を2種類、処方してもらいました。抗うつ薬のサインバルタと、抗てんかん薬のリボトリールです。

実は、僕の帯状疱疹後神経痛のように、神経組織の損傷によって生じた神経障害性疼痛の痛みの軽減には、抗うつ薬や抗てんかん薬が有効とされています。うつ症状やてんかん症状がなくても、純粋に神経痛の軽減のために使われます。疼痛の専門サイトには以下のような説明があります。

▼鎮痛補助薬|腰痛症や坐骨神経痛、糖尿病神経障害に伴う痛みなど、「神経の痛み」情報サイト - 疼痛.jp

抗うつ薬:
神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン)の細胞への取り込みを阻害することで痛みを感じにくくする経路(下行性疼痛抑制系)を活性化し、鎮痛効果を示します。
抗てんかん薬:
神経細胞にあるイオンチャネルや神経伝達物質の受容体と呼ばれる部位に作用することで、神経細胞の過剰な興奮を抑制し、鎮痛効果を示します。

具体的に、僕が処方してもらった薬の説明は以下の通り。

▼サインバルタカプセル20mg;効果と副作用(塩野義製薬株式会社) - QLifeお薬検?

脳内でセロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで、脳内の神経伝達をスムーズにし、憂うつな気分を和らげ、やる気がなくなる、不安といった症状を改善します。また、中枢神経系の疼痛抑制経路に作用し、痛みを和らげます。

通常、うつ病、うつ状態や糖尿病性神経障害にともなう疼痛の治療に用いられます。

▼リボトリール;おくすり110番 病気別の薬フォルダー

脳の神経をしずめて、てんかん発作が起こりにくい状態にします。とくに、顔や手足がぴくつくミオクロニー発作に効果が高いです。他の抗てんかん薬が十分効かないときに切り替えたり、併用することもあります。

神経をしずめる作用があることから、医師の判断により、いろいろな精神・神経系の不調に使用されています。たとえば、体の不随意運動(無意識な体の動き・ふるえ)、レストレスレッグ症候群(むずむず脚症候群)、パニック障害を含め各種神経症、躁病やうつ病、さらに鎮痛補助薬として神経痛などの治療に応用することがあります。

このように、いずれも神経の痛み、神経障害性疼痛に効くとされる薬です。これらの薬が効いてくれることを期待しています。

これらの薬の効果をしばらく見る必要があるため、次回のペインクリニックの診察は3週間後となりました。またこの時に、2つ目の神経ブロック治療である、神経根サーモの治療も行うことになりました。

朝、痛みで目が覚めるのは、最悪の気分です。それだけ強い痛みだと、起床後に痛み止めの薬を飲んでも効きにくいですし、そうすると、前述のように何もできなくなってしまいます。「出鼻をくじかれた感」が強いです。

当面は新しい薬が効くことを期待しつつ、3週間後の神経根サーモ治療を待ちたいと思います。

と言いつつも、実は昨日は一日、一昨日の辛さが嘘のように痛みが治まっていました。昼前のK先生の診察の時点で、10段階で4〜5。一日通して、このレベルを超えることがなかったため、本当に久しぶりに、痛み止めの薬(オキノーム)を一日一回も飲まずにすみました。退院してから初めてです。

今日も今のところ(午前10時時点)痛みは2〜3程度に治まっています。前述の新しい薬を飲み始めたのは昨日の寝る前からなので、昨日と今日の痛みの軽減は、もしかすると、先週の神経根ブロック治療による一時的な反動(悪化)が落ち着いてきたのかもしれません。

いずれにせよ、痛みの専門家、K先生の診察を受けつつ、薬や神経ブロック治療など、あらゆる手を駆使して、この辛い帯状疱疹後神経痛を抑えていければと思っています。

P.S. 本当は昨日は久しぶりに女子医大を受診する予定でした。年末に虎の門病院を退院してそろそろ落ち着いてきたので、脳腫瘍の定期診察を再開する予定でした。急遽予定を変更していただきすみませんでした。>村垣先生。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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