2015年11月17日

抗がん剤治療中の虫歯治療(親知らず抜歯)の2つのリスク

しばらく前のこと。熱いものを口に入れたときに奥歯に痛みが走りました。

慶応大学 日吉キャンパス
(慶応大学 日吉キャンパス)

その数日後に、ちょうど歯医者の予約が入っていため、痛んだあたりを診ていただきました。すると、親知らずが虫歯になっているとのこと。

「親知らずは歯ブラシが届きにくく、虫歯になりやすいので、抜いてしまったほうがいいですね」と先生。

そして「抜歯しても問題がないか、主治医の先生に確認してみてください」とのこと。

この歯医者さんにも、僕のこれまでの病歴(脳腫瘍白血病・悪性リンパ腫)は伝えてあり、現在受けている抗がん剤の維持療法のこともご存知です。その抗がん剤治療の影響を考慮しての言葉でした。

先週の虎の門病院での診察の際に、この抜歯の可否を主治医のGY先生に聞いてみました。GY先生の回答は以下のとおり。

白血球の数は問題ありません。抜歯による感染症の心配はないでしょう。
血小板も問題ありません。抜歯しても、血が止まらなくなるという恐れはありません。
だから、親知らずを抜いても大丈夫だと思いますよ。

ちょっと意外でした。「今はやめておいた方がいいですね」と言われることを予想(というか期待)していたからです。

昨日、歯医者さんに行ったときに、このGY先生の話を伝えました。でも続いてこうも伝えました。

「主治医の先生は大丈夫だと言ったのですが、自分としては、今、抜かなくてもいいかな・・・と思っています。幸い痛みは今は落ち着いているので、もう少し様子を見るということで・・・」

まあ、僕自身が抜くのが嫌だということですね。やはり抜歯は痛みを含めて身体的なダメージが小さくないですし、虫歯の痛みが落ち着いている現状、そして抗がん剤を飲んでいるという状況では、あえてリスクを犯すこともないかと・・・。単に痛いのが嫌だということもありますが・・・。

でも最初に歯医者さんで「主治医の先生に、抜いてもいいいか確認してみてください」と言われたときは、「どうして?」と思ったのですが、GY先生の話の通り、抗がん剤治療中の抜歯には、

1. 白血球の減少に伴う感染症のリスク
2. 血小板の減少による出血が止まりにくくなるリスク

の2つがあるということですね。(あくまで僕の場合であり、他にもリスクはあるのかも知れません)

そういえば、虎の門病院に入院した直後に、各種検査の合間を縫って、院内の歯科を受診したことを思い出しました。

数ヶ月にわたる長期の抗がん剤治療に入る前に、虫歯の有無を確認し、必要であれば治療を済ませる、ということだったかと思います。それも上記のリスクを考慮してのことだったわけですね。

GY先生に「抜いても大丈夫ですよ」と言われたときには後ろ盾を失った気がしましたが・・・歯医者さんが納得してくれてよかったです。が、虫歯になっている以上、いつまで先延ばしにできるか、時間の問題ではありますね。虫歯の進行を遅くする薬を塗ってくれたので、それに期待します・・・。

  • にほんブログ村 病気ブログ 白血病へ
  • にほんブログ村 病気ブログ 悪性リンパ腫へ
  • にほんブログ村 病気ブログ 脳腫瘍へ

★闘病記ブログランキングに参加しています。上の病名ボタンをクリックしてくださると、ランキングが上昇し、より多くのがん患者さんに僕の闘病記が届きます。よろしければクリックしてくださるとうれしく思います。4回のがんをがんを乗り越えた経験が、一人でも多くの患者さんに届きますように…

このエントリーをはてなブックマークに追加

【投稿者】nori 【コメント】コメント (0)

この記事と同じカテゴリーの記事はこちら

Facebookを利用してコメント

コメント

コメントの投稿は上記のFacebookのコメント投稿欄からどうぞ。投稿されたコメントは同欄に表示されます。2015/06/09よりコメントはFacebook経由でのみ受け付けています。下記欄に表示されるコメントはそれ以前のコメントです。

高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や治療に関するご相談はお受けしておりません。

主なカテゴリー

過去の記事

2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

記事の検索

こんなソフトを販売しています

リンク

その他のリンク

  • にほんブログ村 病気ブログ 白血病へ
  • にほんブログ村 病気ブログ 悪性リンパ腫へ
  • にほんブログ村 病気ブログ 脳腫瘍へ