2017年04月23日

臍帯血移植から9日目になりました(臍帯血移植 day-9)/下痢と高熱

久しぶりの更新です。今日で臍帯血移植から9日目となりました。

大量の点滴と点滴ポンプ

移植してから今日まで、なかなかヘビーな日々でした。

移植翌日からは下痢がひどくなり、1日に6回もトイレに駆け込みギリギリセーフ、というような状態に。当然、ベッドにいる時間にも、お腹は常にゴロゴロした状態で、いつ便意が来るかが気になり、落ち着きません。またひどい下痢が続くとそれだけで体力も消耗していきます。

3日ほどこの下痢で苦しんでいたのを見た先生が、痛み止めの麻薬を点滴してくれることになりました。なぜか下痢に痛み止めが効くとのこと。

この点滴の威力は絶大で、点滴を始めてからピタリと下痢が止まりました。しかも数日間にわたり、排便そのものが止まってしまいました。まあ食欲がなく、口からはおかずやフルーツをつまむ程度しか食事は取れていないので、出すものがないという面もあるのかもしれませんが。

大量の点滴と点滴ポンプ

こうして下痢がコントロールできるようになると、入れ替わりのように次は高熱に悩まされるようになりました。移植後5日目から39度超の高熱が出るようになってしまいました。しかもご丁寧なことに毎日、最高値が更新されていきます。

移植5日目: 39.1度
6日目: 39.5度
7日目: 40.2度
8日目:40.6度

この熱は、移植されてきた臍帯血が増えようとしてがんばっているときに免疫反応で出る熱です。

でもこの一方的な上昇の仕方を見ていると、「これはもしかして、移植されてきた臍帯血が、僕の体が新しい自分の住みかとして適切なのかをテストしているんじゃないか」とも思えてしまいます。「どこまでの負荷に耐えられる身体なのか」を、毎日熱を上げながらテストしている、ということです。

そしてそのテストに合格したら、一旦熱は落ち着き、生着に向かうのでは、と。まあ分かりませんが。でもさすがに40.6度は人間の体温としては相当高いと思うので、そろそろ合格させてください。。。

さてこの高熱に対しては、解熱剤やステロイド剤の点滴で下げます。

ただこの熱は、前述のように臍帯血移植の免疫反応としての熱とのことで、あまりステロイドを使って免疫を抑制してしまうのも、増えようとしている臍帯血の活動にブレーキをかけることにもなるので、別途点滴している免疫抑制剤(プログラフ)も含めて、量の判断は難しいようです。

ただやはり40度を超える熱は苦しいので、基本的にはステロイド剤も解熱剤も使って熱を下げてもらっています。

一般的には、臍帯血移植では、移植後9日目ころから39〜40度の高熱が出る(デイナインフィーバー)と言われています。それが僕の場合は5日目から高熱が出ました。

その理由を湯浅先生に聞いたところ、「高山さんは4年前に急性リンパ性白血病で化学療法をやってますよね。そのために高山さんのリンパ球は一般の人より弱くなっています。今の熱は、臍帯血由来のリンパ球と高山さんのリンパ球が免疫反応でせめぎ合って起きています。でも高山さんのリンパ球の方が明らかに弱かったため、通常よりも早く熱が出たのではないでしょうか」とのことでした。

ということで、今も高熱でテストされる毎日です。今のように、薬が効いて熱が落ち着いている時間帯は、こうしてブログを久しぶりに更新するかという気にもなるのですが、そうでないタイミングだと、高熱でぐったりして、ベッドから起き上がるのも、ご飯を食べるのも(そもそも食欲がないのですが)、薬を飲むのも、歯を磨くのも、トイレに行くのも大変です(トイレは高熱の時は付き添いもしくは車椅子)。

そうした日常の基本動作すら大変なので、iPhoneを手に取ったり、SNSを見たり、投稿したりすることがあまりできない状況です。

今後もGVHDなどの症状が出てくることが見込まれます。ブログやFB等の更新を見てせっかくご連絡くださっても返信できないこともありそうです。

その際はどうぞご無礼をご容赦ください。お気持ちはしっかり受けとめております。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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