2014年03月14日

髄液検査と髄注(腰椎穿刺)で背骨にブスリと注射針:白血病・悪性リンパ腫闘病記(9)

前回の闘病記からの続きです。

入院3日目(2013年5月15日)は、前日の骨髄穿刺(マルク)に続いて、髄液検査(腰椎穿刺)と髄注をしました。それぞれの説明はこちら。

▼腰椎穿刺/髄液検査(ようついせんし/ずいえきけんさ):[がん情報サービス]

脳脊髄液を採取する検査。通常、体を海老のように丸めて横向きになり、背骨の間に針を刺し、脊髄腔(骨髄と硬膜の間の空間)に針を進めて5〜10ccの脳脊髄液を採取します。採取した脳脊髄液を用いて、その中に含まれる蛋白質や糖の量、細胞の数や形態を検査します。

▼髄注(ずいちゅう):[がん情報サービス]

抗がん剤を脊髄腔に注入する治療です。脳脊髄液を採取した後、針を抜かないでそこから直接抗がん剤を注入します。

つまり、ベッドに横向きに寝て、背中を丸め、背骨の間に注射針を刺され、脳脊髄液を注射で採取された後、そのまま抗がん剤を注入されます。

刺して、吸って、入れて。

実際の処置の様子は、下記ページにイメージ写真があります。

▼髄液検査とは?

この髄液検査・髄注も、骨髄穿刺(マルク)と同様、痛いという噂です。ちょっとドキドキしましたが、前日に引き続きMY先生が担当してくださるとのことで、少し安心。入院時に娘がくれたお守り代わりの木の線路を目の前に置いて臨みました。

結果的には、あまり痛くありませんでした。最初の麻酔の注射は痛かったですが、その後、注射針を刺されたり、脳脊髄液を採取されたりするのはそれほどでもありませんでした。

というのも、「いつまで麻酔をやっているんだろう?」と思っていたら、「高山さん、いま髄液を抜いていますので、このまま五分ほどお待ちください」とMY先生に言われて「え!? もう? いつの間に背骨に注射針刺したの?」とビックリしたくらいです(笑)。まあそれも、骨髄穿刺同様、MY先生の手技が上手だったためかと思われます。

そのまま先生と、昨日までの検査のことや脳腫瘍治療との違いなどをお話ししているうちに、髄液の採取が終了。同じ針を使ってそのまま髄腔内に抗がん剤を注入しました。注入した直後には、ちょっと足がしびれたり痛かったりしましたが、辛いというほどではなく、しばらくすると引いていきました。一通り処置が終わった後は、そのまま30分間、寝たままで安静に。

この髄液検査で採取した髄液にまでがん細胞がが入っているかどうかで、今後の治療も変わるとのことでした。

髄液検査中にMY先生に聞いたところ、昨日の骨髄穿刺については、その時点での分析の途中経過としては、採取した骨髄にはがん細胞は見つからなかったとのことでした。でもリンパ芽球性リンパ腫では、骨髄にがん細胞が入っているかどうかは、治療法や予後には関係しないとのこと。とは言え、気分的にはなんとなく安心します。

また、昨日のCTの画像を見ると、腫瘍で仙骨部の骨が溶けていて、それにより激しい痛みが出ているのではとのこと。そして、これから抗がん剤治療を進めていけば、腫瘍が小さくなり、それに連れて痛みも治まっていくはず、とのことでした。この頃は左足の激しい痛みに悩まされていた頃なので、この話を聞いて少し安心しました。

この日はその後、MRI検査も受けました。なぜかこの日は妙に眠く、MRIの検査中に、あの轟音の中でうとうとしてしまいました。

こうして入院3日目も検査に次ぐ検査で過ぎていきました。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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