2015年05月25日

気は病から

引き続き体調のよろしくない毎日が続いています。

常に36.8〜37.0度の微熱があり、夕方になって疲れが出てきたり、夕飯時にお酒を飲んだりすると(週2回程度)、37度台前半に上昇します。ただ熱があるだけならいいのですが、熱があると当然ですが身体は怠くなり、また帯状疱疹後神経痛の痛みも強くなります。

そして、数日に一度は38度前後に熱が上がり、解熱剤(カロナール)で無理矢理下げることになります。

先週末は長野で法事があったのですが、やはり38度の発熱のため、参加を断念しました。

熱があるとそれだけで体力も消耗します。結果、体重も減ります。一時は54キロまで回復していた体重も、また51キロ台に落ちてしまいました。

発熱とともに、咳と痰も続いていて困っています。試行錯誤の末、龍角散で一時的に抑えようとしています。

この一連の不調の原因は、白血病・悪性リンパ腫の維持療法で飲んでいる抗がん剤の副作用による免疫力の低下です。

この不調を根本的に治すためには、抗がん剤をやめるしかないのですが、そうすると当然、再発のリスクが高まります。それは避けたいところです。去年の夏に始めた維持療法は、まだ1年8ヶ月は続ける予定です。その間、この体調が続くのであれば、なかなか辛いものがあります。

病気になる前のように、たまに熱を出しても一日二日寝ていれば治る、という一時的なものならいいのですが、何ヶ月もずっと熱が続き、それが治る見込みがなく、まだこの先2年近く続く可能性がある、というのは、身体的にはもちろんですが、精神的にもなかなか辛いものがあります。

「病は気から」と言います。入院中も、よく看護師さんや先生ともそんな話をしました。僕自身、自分の経験から、前向きにかつ主体的に病気や治療に向き合うかどうかが、予後を決める重要な要因であると実感しています。

ただ、最近思うのは、「病は気から」の逆の「気は病から」ということです。当たり前といえば当たり前ですが、身体が元気にならないと、気持ちも前向きにはなりません。がん患者のうつ病発症率が高い(20〜38%)ことは、「気は病から」の典型のように思います。

僕も入院中、かなり精神的に参った時期があります。うつ病にまでは至りませんでしたが、人生で最も精神的に辛かった時期でした。それまでビジネスでもプライベートでも、どんなに辛いことや大変なことがあっても、常に前向きに、ポジティブに生きてきた自分としては、人生でそういうネガティブな考えに囚われることがあろうとは、思ってもみませんでした。

あの頃のことを思い出せば、今は幸せです。脳腫瘍はきれいに摘出されて、再発の兆候もなく、白血病・悪性リンパ腫も化学療法で寛解し、こちらも再発の兆候はありません。つまり二つのがんに関しては、もう治ったものと勝手に考えています。維持療法は、再発させないための「お守り」もしくは「おまじない」のようなものと捉えています。その意味で、命の心配をしなくてもいいのは、非常に幸せなことだと思っています。

でも一方、長く続いている発熱は、日々の肉体的な辛さ(倦怠感)と合わせ、いつ治るとも知れないその先の見えない状況から、精神的にもじわじわと悪い影響を及ぼしてきます。「気は病から」です。

今週は虎の門病院での定期診察もありますので、主治医の先生にもまた相談してみようと思います。それ以外にも鍼灸治療などの東洋医学も取り入れて、家内と娘のサポートも受けつつ、「維持療法を続けながら発熱を抑える」という難題を、前向きにクリアしていきたいと思います。

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【投稿者】nori 【コメント】コメント (4)

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投稿者 篠崎律子 : 2015年5月27日 17:15

初めまして篠崎です!最近忘れっぽくのて髄注のせいかと調べたら高山さんのブログが飛びこんできました。5年前悪性リンパ腫レベル4になりAra-cとHyperCVAD リツキサン髄注8クール 1年間入退院し、半年後仕事復帰したけど帯状疱疹神経痛に悩まされ今は肝炎、顎関節症など毎週通院してます現在 42歳主婦です 入院当時仲良くしてた友達が20代で3人天国へ旅立ってしまい今でも寂しくて仕方ありません 。当時辛い治療を乗り越える工夫は、本当に大変でしたが神経痛の痛みも、ハンパないですね鬱になりそう!でも私は薬嫌いでリリカもあわなくて漢方薬に変えました。倦怠感貧血など何となく効いてます白血球は常に2.2ぐらい年中マスク身の回りはアルコール消毒してます自分の身は自分で守らなきゃね!入院中に、抜け出しビール飲んだり歩けなくなってきたら勝手に階段リハビリしたり、有名な悪患者でした!多くの方々に見守られ今があります。今でも好き勝手できて幸せ者です生きるって本当に素晴らしいですよね朝日に感謝 夕焼けに感謝しちゃいます

投稿者 南姫 : 2015年5月27日 21:38

まずお酒をやめましょう?
私も以前はまあ飲めたのに、病気以来さっぱりです。
缶ビール1本(350ml)で頭が痛くなるのは何となくわかるとして、
腹具合まで悪くなるんですよ。
高山さんはきっと飲みたいのでしょうが、ここはすぱっと。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2015年5月27日 22:29

残念ながらそれはできません。何故なら僕の人生の目標が、娘の二十歳の誕生日を娘と家内と一緒においしいお酒で乾杯してお祝いすることだからです。お酒を止めたら目標が達成できません。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2015年5月28日 16:09

篠崎さん、コメントありがとうございます。
好き勝手できるのは幸せなことですし、生きるのは素晴らしいことですが、入院中に抜け出してビールを飲むなど、見守ってくれている周囲の人に心配や迷惑をかけるのはどうなんでしょうね。。。

高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)
女子医大 村垣教授・虎の門病院 谷口部長推薦

プロフィール

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校→早稲田大学 政経学部→アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ→Web関連ベンチャー→(株)オーシャンブリッジ設立・代表取締役社長就任→現在、同社ファウンダー。横浜市綱島在住。趣味はおりがみ。2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)摘出手術を受けて成功、ただ視野の左下1/4を失う。2013年5月からは7ヶ月間入院して急性リンパ性白血病の抗がん剤治療を受ける。帯状疱疹後神経痛も発症。2016年10月に2つのがんから卒業(それぞれ5年、3年経過)。しかし2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、さい帯血移植治療を受け、いまも闘病中です。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com

※最近、メールやFacebook等で個別にご連絡やご相談をいただくことが以前よりも増えております。私の時間と体調の許す限りはご返事差し上げていますが、全てのご連絡にご返事できるとは限りませんことをご了承ください。

※また、病気や病院に関するご質問をいただく際には、事前に私の著書「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご質問ください。最近いただく質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます

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