【上海シリーズ】無事到着する。

ということで、予定より大幅に遅れて上海の空港に到着。
ATMで現金を下ろし、いそいそとタクシーに乗り込む。
ホテルの名前を伝えたが、分かっているのか分かっていないのか。
「地図は要るか?」と英語で聞いたが、全く分からないらしく、きれいにシカトされる。
「なんだよ、上海のタクシー運ちゃんは英語も分からないのか」と、


中国語を全く話せない自分を棚に上げて憤る。(更に、いつも「なぜアメリカ人は日本でもどこでも英語しかしゃべらないのか。傲慢じゃないか」とか「ウルルンに出る若手芸能人はなぜ現地語を勉強してから行かないのか。努力不足じゃないか」とか思っていることも棚に上げて)
高速で窓の外を見ると、看板には漢字ばかり。漢字の中に、多少の数字やアルファベットが。ひらがなやカタカナが見当たらない。まるで中国語のようだ。
タクシーの車内、目の前にある2種類の広告も、漢字ばかり。それにしても、「中国に来ても、日本人にとっては漢字は意味をとらえやすいから、他の外国より楽である」ようなことを聞いたことがあるが、あれは嘘だろう。なぜかって、全くこれらの広告が、何の広告か分からないのだ。しかも見たことのない漢字が多い。
片方の広告には、「家系」「地図」「捜」という(ように見える)文字がある。「ははあ、国内中を回って家系図を作ってくれる探偵か?」と思うが、よくよく見ると「医院」「免震」という(ように見えなくもない)文字が。「なるほど、探偵業を柱とした何でも屋だろう」と結論付ける。
もう片方の広告には「企業」「建設」という(ように思える)文字がある。「建設関係か?」と思ったが、よく見ると「機密」という(ように感じられる)文字がある。「なるほど、こっちは企業向けの探偵業を中心とした何でも屋だろう」と結論付ける。その証拠に「ISO9001」の文字も見受けられる(これは読み間違えない)。やはり企業顧客が対象だと、何でも屋とは言え、ISO取得が要求されるのだろう。
窓の外に眼をやると、街中に近付いてくるにつれ、ビルが増えてくる。しかも、奇抜な形で、かつ光っているビルが多い。一昔前のSF映画に出てくる未来都市みたいだ。残念ながら、空を飛んでいるタクシーはまだ見当たらないが、成長著しい上海のこと、あと2〜3年のことだろう。
ということを考えているうちに、無事ホテルに到着。
とりあえず、一安心。

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