2008年11月06日

iPhone、Google Androidについて、Miseluの吉川さんと語る。

本日のランチは、シリコンバレーから出張で来日している吉川さんと、オフィス近所のカフェ、RESPEKTにて。
吉川さん

今年春にシリコンバレーで設立したMiselu inc.の近況から始まり、話はiPhone、そしてGoogleのAndroidへ。

Miselu inc.については、まだサイト上では全く情報が提供されていませんが、順調にサービスの開発が進んでいるようで、いろいろとデモを見せてくれました。これまで吉川さんの話を聞いても、雲を掴むようでいまいちピンと来なかったんですが、デモを見てようやく理解できました(笑)。

Miseluのサービス内容は、まだ未発表なのでここでは書けませんが・・・領域としては、ボイスアーカイブというか、ボイスブログというか、ボイスジオタギングというか。これじゃ余計分かりませんね、すみません(笑)。でもおもしろい。出資者も続々決まってきているようです。

そして、ガジェット好きの吉川さんなら当然お持ちの、Googleの携帯電話用OSであるAndroidを搭載した携帯、T-Mobile G1を見せてもらいました。
Googleのアンドロイドを搭載した携帯G1

iPhoneは、ハードやソフトは全てAppleが押さえており、完全にクローズドなシステムになっています。携帯キャリア(ソフトバンク等)との力関係も、Appleが優勢(米国では、初代iPhoneにおいて、通信キャリアに入る通信料の一部をAppleに納めるなんてこともしていましたね)。デベロッパーがApp Storeにアプリケーションを公開するにも、Appleのお墨付きをもらわないとできません。さらにそのアプリケーションの売上については、開発者とAppleで分け合うことになります。

しかしGoogle Androidは違います。そもそもAndroidというOS自体がオープンソース。携帯端末メーカーは、Androidを採用することで、開発コストを抑えることができます。そしてデベロッパーが開発したアプリケーションの配布も、Android Marketで自由に、オープンにできる。Android Marketでの売上については、Googleには一銭も入らず、開発者と携帯キャリアが分け合うとのこと。

吉川さん曰く、「Androidで携帯がPC化していく」、とのこと。つまり、ネット上に無数に公開されているソフトの中から好きなソフトをダウンロードして自由にインストールすることや、OSの設定を自由に変更することが、可能になるということ。iPhoneのようなApple支配下のクローズドなシステムではなく、もっとオープンでフェアなシステムが実現していくということです。

その昔、マイクロソフトは、PCのハードウェアとソフトウェアが一体となっていた(PCのROMにOSが書き込まれていた)時代に、ハードウェアからソフトウェアを分離し、その基幹ソフトウェア=OS(MS-DOS、Windows)の市場を押さえることで、一大帝国を築きました。

Googleは、Androidにより、携帯のハードとOSを分離しました。しかしGoogleがやろうとしていることは、マイクロソフトとは異なるオープンなアプローチです。Androidはオープンソースで、アプリケーションの配布も自由。GoogleはAndroid自体では儲けようとしていません。それよりも、Androidの普及により、より多くのユーザが、より長い時間、インターネット上でGoogleのサービスを利用し、広告を目にし、クリックしてくれることが、Googleの本業である広告収入につながります。

Appleのアプローチとも全く異なります。Appleの場合、iPhoneという端末そのものの売上や、App Storeで公開されるアプリケーションの売上(の一部)、そして通信料(の一部。初代iPhoneの頃)までも、Apple自身が得るというモデル。Googleが狙う収益源は、Androidやそれを搭載した携帯ではありません。その先にあるネット上の広告です。iPhoneとAndroid、どちらのアプローチが市場に受け入れられるのか。

自分にとっては、iPhoneの登場で、携帯電話の位置付けやできること、日常生活におけるインターネットの使い方などが大きく変わってしまいました。でも、Androidは、もっと大きなインパクトを世の中に与える可能性があります。というか、携帯やPCというもの、インターネットというものを、大きく変えていく可能性がありそうです。

・・・という話をいろいろとしていたわけですが、吉川さん自身、AndroidやiPhoneでのビジネスを着々と準備中。

この写真の中にもヒントが・・・。
Googleのアンドロイドを搭載した携帯G1

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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