2011年03月09日

経営者の悩みを語り合う。

先日、ある経営者の方と2人で、豚組しゃぶ庵に行ってきました。
サンクトガーレン ゴールデンエール

久し振りに会いませんかとご連絡をいただき、約1年振りの再会。

以前は頻繁にお会いして、お互いの会社の状況もある程度把握していたんですが、今回は久し振りの再会ということで、お互いの最近の経営状況や悩みなどをかなりざっくばらんに語り合いました。

僕もいろいろと最近感じていることなどをお話ししたんですが、その一部を、自分のための備忘録も兼ねてメモしておきます。数年後に、「ああ、あの時はあんなことを考えてたんだなあ」と思い出す時のために。

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期待を掛けて育ててきたスタッフが辞めると言い出したときの、会社だけではなく経営者である自分自身を否定されたようなショック。でも、優秀な人間ほど辞めてしまう可能性が高いのはしょうがない。常にそのリスクを考えた体制を作っておくしかない。

売上状況が厳しいときは、コストをできる限り削減することと、コストのかからない売上向上策を頭と手と足を使って考え実行すること、それだけ。当たり前のことだけれど、それらを四の五の言わずに、腹をくくり、歯を食いしばってやり抜くだけ。

売上が伸び会社が成長していけば、経営者はいずれ楽になる、というのは恐らく幻想。売上規模が拡大し社員数が増えれば、経営者が対処すべき苦労の量や種類は増え、その解決はより困難になる。だけど、目の前に現れた困難をがんばってクリアすると、その後同じような困難が発生しても対応できるだけの力が付くし、また動じない耐性も付く。それがいわゆる経営者の器が大きくなるということ、なのかもしれない。そうやって自分を大きくしていくことで、会社が大きくなっていく。

会社が成長していくと、苦労はより深くなるけれども、反対に楽しみはより大きくなる。時間を横軸に取ったグラフで見ると、苦労のマイナスと楽しみのプラスの絶対値がどんどん大きくなって、振れ幅が大きくなっていくイメージ。今まで経験したこともないような苦労が出現するけれども、でも今までは味わえなかったような楽しさや達成感、充実感も味わえる。だからがんばっていける。

自分が当たり前だと思っていることが他のメンバーにとってはそうでないということは、特に経営者の場合は想像以上に多い。幹部社員クラスに対してでも、これは分かっているだろうという前提で話していたことが、全然理解されていなかったということはよくある。社員に指示を出し育てていく上で、特にうまく結果が付いてこないときは、自分の真意が本当に伝わっているかどうか、相手の理解度を常に測り、何が伝わっていて何が伝わっていないかを把握して、粘り強く理解させていくことが必要。

社員ががんばっているのに成果につながらないときは、そもそもそのフィールドでそのやり方で戦うのが正しいのかを、経営者が俯瞰して判断して、修正しなければならない。何としてもこの日までにこれだけの成果を上げろ、がんばれ、当事者意識だ、と言っているだけではダメ。真面目な社員であれば、目的意識や当事者意識は、十分以上のレベルで持っている。それでも成果が出ないのであれば、別の方向性、別のフィールド、別のやり方を経営者が自ら考えて、社員に提示しなければならない。社員に任せるだけではなく、一段上の観点からしっかり口を出すことも重要。

社員に任せることと自分が口を出すことの線引きは、相手によっても業務によっても状況によっても全く変わる。常に状況をモニタリングして、調整していくしかない。「社員に任せる」「権限委譲」と口で言うのは簡単だが、実行するのは結構大変。
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経営者同士でこういう経営に関する深い話をしたのは久し振りだったので、思いのほか盛り上がってしまいました。男二人で、豚組しゃぶ庵の個室で、延々4時間(笑)。

でも、いろいろなことが客観的に整理できたいい時間でした。

また、話したのは経営についてだけではありません。お互いに子どもが小さく、そしてカメラが好きという共通点もあって、子どもの写真を見せ合ったり、子育て談義に花を咲かせたりも。その点でも楽しくいい時間でした。

これからもお互いがんばりましょう!>Tさん。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や治療に関するご相談はお受けしておりません。

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