2014年11月18日

痂皮化した帯状疱疹/ついに外泊許可/連日の映画評:白血病・悪性リンパ腫闘病記(65)

前回の闘病記からの続きです。


◼︎2013年8月11日(日)。入院91日目。抗がん剤治療開始から83日目。

いつものように朝、帯状疱疹の患部のガーゼを看護師さんに替えてもらいました。この段階では患部が出血していたため、直接ガーゼは貼らず、ワセリンを塗ってから貼っていました。その手順を看護師さんの間で共有するためのマニュアルができていました。さすが、と思いました。

この日も家内がお見舞いに来てくれました。

夕飯は家内にリクエストして持ってきてもらった、ココイチのロースカツカレーチーズトッピングを食べました。入院する前に好きでよく食べていたカレーです。久しぶりに食べたのですごくおいしかったです。

この日の映画は「クラウドアトラス」を見ました。時代間の人間関係や因果関係等がよく分からなかったので、二回も見た上に、ネタバレ解説サイトまで見てしまいました(笑)。

この日も痛み止めの点滴を打ってもらってから寝ました。


◼︎2013年8月12日(月)。入院92日目。抗がん剤治療開始から84日目。

朝、担当医のMY先生と話しました。

帯状疱疹は、普通の患者さんよりはゆっくりだけど、少しずつよくなっています。ここは焦らずにしっかり治して、次の抗がん剤治療に備えましょう。体重も安定してきていますね。

この日の体重は50キロを超え、51.10キロでした。数日前に49キロを超えたところだったのですが、51キロも超えていました。

この日も家内がお見舞いに来てくれました。日曜日で保育園がお休みということで、娘も一緒に来てくれました。

ちょうどお盆の時期ということで、二人で僕の田舎(長野県伊那市)にお墓参りに行ってきてくれるとのこと。ありがたいと思いました。

娘は僕のためにということで、綱島のおいしいケーキ屋さん、ヴェルプレさんのお菓子を持ってきてくれました。袋に綱島の地図が書いてあります。病院にいても綱島のことを思い出すように、との娘の気持ちが込められていたようです。本当にうれしかったです。

この日は映画は「ブラッド・ダイヤモンド」を見ました。レオナルド・ディカプリオはいい俳優になったなあ、と思うとともに、よくこんな映画を作れたな、と思いました。


◼︎2013年8月13日(火)。入院93日目。抗がん剤治療開始から85日目。

この日、帯状疱疹の診察で皮膚科を受診しました。

もう背中も痂皮化(かさぶた化)していますので、処置はワセリンではなくヒルドイド軟膏を軽く縫って、薄いガーゼを貼るだけでよいでしょう。

とのこと。自分としては、まだまだ痛みもあり、治っていないと思っていたのですが、皮膚はある程度治ってきているとの診断です。この日の帯状疱疹の患部の写真はこちら(画像がグロテスクなので閲覧注意です)。

この日はオーシャンブリッジを設立する前に同じベンチャー(DML)で働いていたNさんとKちゃんが来てくれました。久しぶりにお二人に会えて楽しかったです。

ランチは二人が差し入れてくれたマクドナルドのクオーターパウンダー。

夜は同じく二人が差し入れてくれたカレーをいただきました。


◼︎2013年8月14日(水)。入院94日目。抗がん剤治療開始から86日目。

この日の体重は51.60キロ。当面の目標にしていた52キロまでもうすぐです。

朝、担当医のMY先生と話しました。

帯状疱疹もほぼ皮膚が痂皮化して回復して来たので、来週から化学療法(抗がん剤治療)を再開しましょう。
化学療法をやっている患者さんは、帯状疱疹の回復にだいたい二週間ほどかかりますが、高山さんもやはりそうでしたね。

とのこと。やはり化学療法で免疫力が下がっているため、治癒までに通常よりも時間がかかるようです。

この日はお友だちの経営者、Oさんが、タイカレーを持ってお見舞いに来てくれました。いろいろな方にご心配いただいてありがたいと思いました。

お見舞い以外の時間は、日中は映画を見ずに本を読んで過ごしていました。

夜は映画を見ました。「レスラー」です。ミッキー・ロークの身体と演技はすごいと思いましたが、内容としては・・・と思いました。

この映画の中で、試合会場のロッカールームでレスラーが薬を飲むシーンがあります。そこで僕も飲んでいた医療用麻薬の痛み止め「オキシコンチン」が出てきたので、驚いたのを覚えています。


◼︎2013年8月15日(木)。入院95日目。抗がん剤治療開始から87日目。

この頃は、体重を増やすために筋力をつけようと、毎日、ベッドでの筋トレ(腕立て、腹筋、スクワット等)や、廊下を往復することなどをしていました。廊下の往復については、ただ歩いていても何となく効果が薄い気がしたため、iPhoneのストップウォッチで一往復ごとにラップタイムを測り、できるだけ早歩きで歩くようにしていました。この時期で7往復(1往復50秒前後くらいしていました。

この日は僕の田舎にお墓参りに行ってきてくれた家内と娘がお見舞いに来てくれました。僕の代わりにお墓参りに行くだけでなく、暑い中、ベビーカーに僕の差し入れの弁当や大量のペットボトルを下げて来てくれて、申し訳なく思っていました。

夕飯は家内が差し入れに持ってきてくれたすき家の牛丼を食べました。

この日の夜、ついに待望の外泊許可が出ました。帯状疱疹のためにずっと延期になっていましたが、ようやく治ってきたためです。帯状疱疹の点滴はこの日で終わり、翌日からは飲み薬に切り替わることになりました。翌日金曜日から日曜日まで外泊です。これはうれしかったです。


◼︎2013年8月16日(金)。入院96日目。抗がん剤治療開始から88日目。

朝、看護師のKさんが来て、この日の夕方からの外泊の話をしました。「今のところ、恐らく日曜日に外泊から戻ってきても、この個室に入れるでしょう」とのこと。この頃は個室生活に慣れてしまい、大部屋に移るのは嫌だなあと思っていたので、助かった、と思いました。

その後MY先生も来ました。

帯状疱疹は痂皮化してきているので大丈夫でしょう。ご自宅でリフレッシュしてきてくださいね。

帯状疱疹の患部の状態を見て、週明けの火曜日か金曜日から、抗がん剤治療の次のコースを始めましょう。

日曜日には恐らくこの個室に戻ることになると思いますが、他に重篤な患者さんや、感染症で隔離が必要な患者さんが出たら、大部屋に移っていただくことになると思います。

とのこと。

その後主治医のGY先生も来て、同じような話をしていきました。

帯状疱疹は、皮膚症状としては治ったというのが皮膚科の判断です。あとは傷の治り具合を見て、来週から抗がん剤治療を再開しましょう。痛みについては、リリカを飲んでいるので、徐々によくなっていくはずです。

とのこと。まだまだ痛いのに、治ったという判断なのか・・・と思いました。今考えると、すでに帯状疱疹後神経痛に移行していたのだと思います。

昼間、映画を3本見ました。まずは「最強のふたり」です。フランス映画らしいエスプリも効いていて、笑いながらも泣けるいい映画でした。

2つ目は「しあわせの隠れ場所」です。こちらもいい映画でした。

3つ目は「イエスマン」です。こちらはまあまあかな、と思いました。

昼間、看護師さんから、外泊中のお風呂について説明がありました。「帯状疱疹の傷が痛くなければシャワーでお湯をかけても大丈夫です。石鹸も使って大丈夫です。ただ、感染を防ぐため、一人で入ってください。家族が入った後に一人で入り、その後お風呂を洗ってください」とのこと。

その後、看護主任のYさんが来て、いきなり「急で申し訳ないのですが、14時までに大部屋に移ってください」とのこと。先ほどまで「日曜日に外泊から戻ってきてもこの個室」という話を先生や看護師さんとしていたところなので、ビックリすると同時に、落胆しました。でもしょうがありません。看護師さんたちに手伝ってもらいながら、元いた6人部屋に移動しました。

その後、家内がお迎えに来てくれました。病院を出てタクシーに乗る前に、すぐ正面にあるスターバックスに二人で寄って、コーヒーを飲みました。久しぶりの二人の時間でした。

それからタクシーに乗って自宅まで行き、荷物を置いてから、二人で保育園に娘のお迎えに行きました。出入口で待っていると、僕の顔を見つけた娘が、

「あっ!パパだ!パパだ!」

と満面の笑顔で飛び出してきました。こんなに喜んでもらえるとは、本当にうれしかったです。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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