2015年01月27日

医療用麻薬オキノームは痛みがある人には常習性はない

昨日、NTT東日本関東病院のペインクリニック科を受診した後、家の近所の薬局に寄って薬をもらいました。

その薬局で以前からお世話になっている薬剤師さんから、知らなかったことを教えてもらいました。

僕は白血病・悪性リンパ腫で受診している虎の門病院で、医療用麻薬の「オキノーム」(オピオイド系鎮痛薬)を処方してもらっています。

もともとは、悪性リンパ腫の腫瘍によるがん性疼痛を抑えるために処方してもらっていました。今は入院中の化学療法のお陰で腫瘍は消え、腫瘍による痛みもなくなったのですが、その化学療法中に発症した帯状疱疹後神経痛のコントロールのために、オキノームを処方してもらっています。

このオキノームは、痛み止めのための、いわゆる「医療用麻薬」、「合成麻薬」です。麻薬と言われると、ちょっと飲むのを躊躇してしまいがちなんですが、そんな必要はないと分かりました。以下、薬剤師さんの話。

オキノームは積極的に使っていいと思いますよ。麻薬ですが、痛みがある人が飲む場合には、その痛みの部分にしか作用しないので、常習性はありません。日本には痛みを我慢する文化があるので、諸外国に比べて医療用麻薬の使用量が非常に少なくなっています。でも薬で取れる痛みは積極的に取るべきです。医療用麻薬については、誤った悪い印象を与えやすい「麻薬」という呼び方を変えたほうがいいのではないか、という義論もあるくらいです。

これは知りませんでした。入院中から、先生には「痛みがあるときは遠慮せずにオキノームを飲んでもいいですよ」とは言われていたのですが、常習性がないという話は初耳でした。

こんなページも見つけました。

▼オキシコンチン、オキノーム、オキファスト(オキシコドン)の作用機序

健康な人がこれらの薬を使用すると、中毒などの問題が起こります。ただ、激しい痛みのある人の場合、医療用麻薬を使用しても依存などはほとんど問題にならないことが分かっています。

さらに、薬の効き目がなくなる「耐性」を心配する必要もありません。薬が増量される場合というのは、単にがんによる痛みが強くなったことによるものです。

これでより一層、気兼ねなくオキノームが飲めそうです。

でも、痛み自体が治まって、薬がいらなくなるのが一番うれしいんですが。。。

【こんな記事も書いています】

オピオイド系医療用麻薬オキシコドンの神経障害性疼痛・慢性痛への保険適応/映画や小説に見る米国社会への広がり|オーシャンブリッジ高山のブログ

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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