副作用を見ながら抗がん剤の投与量の境界線を見極める

先週の水曜日、白血病・悪性リンパ腫の定期診察で虎の門病院に行ってきました。前回の診察から4週間ぶりです。
首相官邸
(診察日の首相官邸)


前回の診察では、その前に抗がん剤治療を中断した結果、血液検査では肝臓の数値も血球の数値も基準値内に収まりました。その結果を受け、抗がん剤を標準量の50%で再開することにしました。
それから4週間経ち、経過をチェックするのが今回の診察の一つの目的です。
もう一つ、この診察の数日前から風邪をひいてしまっていました。37度前後の微熱と喉の痛みが続き、近所の耳鼻科を受診したところ、喉と鼻に急性の炎症が見られるということで、抗生剤等を処方してもらっていました。この日も朝から非常に喉が痛く、その報告もありました。
以下、GY先生のお話。

血液検査の結果を見ると、やはり風邪の炎症のために、炎症反応を示すCRPが1.6と上昇しています。

肝臓の数値は、GPTのみ59と基準値を超えていますが、それほど高い数値ではないので問題ないでしょう。GOT(26)やLD(189)は引き続き基準値内を維持しています。

血球も問題ありません。白血球は少し減りましたが4.7あります。血小板も同じく少し減りましたが147あります。ともに基準値内で問題ないでしょう。

以上のように、維持療法の抗がん剤を再開した後も、血液検査の結果はおよそよいものとなりました。抗がん剤の量を、中断前に飲んでいた標準量の60%ではなく、標準量の50%に抑えたこともよかったものと思われます。どうも僕の場合、この50〜60%あたりに、血液検査で問題が出るか出ないか、つまり副作用が強くなり過ぎるかどうかの境界線がありそうです。
そのため、今回も引き続き標準量の50%で抗がん剤治療を継続することにしました。
風邪のほうは、すでに耳鼻科で処方された抗生剤等の薬があるので、それを飲み続けて、もし万が一38度を超えるような高い熱が出るようであれば、虎の門病院に連絡をすることになります。
次回の診察も4週間後としました。この様子であれば、恐らく他に何もなければ、血液検査の結果は引き続き基準値内を維持できるものと推測されます。粛々と治療を進めていきたいと思います。

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