2017年07月07日

退院延期に対する娘の驚くべき反応

先日書きました通り、高熱により退院が延期になってしまいました。本来なら今日退院のはずだったのに・・・。

抗生剤の点滴

40度超の高熱が出始めてから、血液検査をしながら、点滴でいくつか抗生剤を入れつつ、飲み薬の解熱鎮痛薬(カロナール)で熱を下げてきました。解熱剤を飲むと37度台には下がるのですが、翌朝には39度〜40度の高熱にうなされてしまいます(今日は39.3度)。

最近、先生の「このウイルスが原因ではないか?」との見立てで新しい抗生剤(デノシン)を追加したので、それが当たって効果が出てきてくれればと期待しているところです。また、もう数日すれば血液培養検査の結果も出てくるはずなので、そうすると原因菌・ウイルスを特定できるかもしれません。

さて、前回も書いたように、今回の退院延期で一番心配したのは娘のことでした。娘は一日も早く僕に帰ってきて欲しいようで、先週末の外泊時に「パパ、金曜日に帰って来るからね。」と約束したところ、娘は、「どうして金曜日なの?もっと早くならないの?」と言っていました。それが延期となると、泣いてしまうのは目に見えています。

しかし、娘の反応はその予想とはちょっと違う、驚くべきものでした。

家で妻から退院延期のことを娘に伝えてもらったところ、もちろんがっかりはしていたものの、こんなことを言ったそうです。

「残念だけど、しっかり治してから帰ってきた方がいいよね。それまで二人で喧嘩しないで仲良くすごそうね。お掃除もできるしね」
(移植患者の退院時には、感染症を防ぐため家全体の掃除が必要)

とのこと。

妻いわく、

こちらが励まされる感じです。

とのことでした。

僕もこれを読んで、なかなか大人でもすぐには口に出せない言葉だと思いました。自分の寂しさを抑え、ものごとのポジティブな面を見つけ、相手(妻)の立場も考えた、提案も含んだ言葉。

小学二年生がこんなことを言えるんだ、と我が子ながら本当に驚いてしまいました。

やはり子どもは親が思う以上に、親の話、親同士の話をしっかりと自分なりに咀嚼し、理解し、自分の考えを組み立てているんだな、と思いました。その分、親として、子どもにかける言葉、子どもにする話は、手を抜かず、正しい日本語でしっかりと伝えてあげる必要があるなと再認識しました。

こういう娘の成長を実感できるイベントがあると、より一層、「娘の二十歳の誕生日に、娘と妻と三人でおいしいお酒で乾杯してお祝いする」という人生の目標を絶対に達成したいと、達成意欲が増してきます。娘の成長を見届けるまでは死ぬわけにはいきません。

その意味でも、今回の退院延期は、よかったのかもしれませんね。

  • にほんブログ村 病気ブログ 白血病へ
  • にほんブログ村 病気ブログ 悪性リンパ腫へ
  • にほんブログ村 病気ブログ 脳腫瘍へ

★闘病記ブログランキングに参加しています。上の病名ボタンをクリックしてくださると、ランキングが上昇し、より多くのがん患者さんに僕の闘病記が届きます。よろしければクリックしてくださるとうれしく思います。3回のがんをがんを乗り越えた経験が、一人でも多くの患者さんに届きますように…

このエントリーをはてなブックマークに追加

【投稿者】nori 【コメント】コメント (0)

この記事と同じカテゴリーの記事はこちら

Facebookを利用してコメント

コメント

コメントの投稿は上記のFacebookのコメント投稿欄からどうぞ。投稿されたコメントは同欄に表示されます。2015/06/09よりコメントはFacebook経由でのみ受け付けています。下記欄に表示されるコメントはそれ以前のコメントです。

高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

主なカテゴリー

過去の記事

2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

記事の検索

こんなソフトを販売しています

リンク

その他のリンク

  • にほんブログ村 病気ブログ 白血病へ
  • にほんブログ村 病気ブログ 悪性リンパ腫へ
  • にほんブログ村 病気ブログ 脳腫瘍へ