2014年07月23日

いよいよ維持療法がスタート!白血球数が安定

今日は定期診察のために虎の門病院へ行ってきました。

3週間前の前回の診察後には、こんなことを書きました。

ただ、維持療法については、次回3週間後の診察の際に3,000を超えていたら開始することにしました。維持療法で抗がん剤の投与を開始すると、また白血球数は減少してしまいますからね。白血球の数が3,000以上で安定してから開始することにしました。
次回診察時にも3,000以上を維持し、早く維持療法に入りたいと思います。やはり白血病・悪性リンパ腫は、再発が怖いですからね。再発しないよう、万全を期したいと思います。

ということで、「白血球数が3,000以上を維持できているか?」が最大のポイントだった今日の診察。

結果は・・・3,200でした!

よって、ようやく維持療法に入ることができることとなりました。

僕は昨年の7ヶ月間の強力な化学療法(抗がん剤治療、分子標的薬治療)で、画像検査(PET検査)上はがん細胞が見つからない「寛解」状態になりました。

しかし、僕の急性リンパ性白血病/B細胞性リンパ芽球性リンパ腫は、再発が非常に多い病気です。抗がん剤治療後に再発してしまうと、造血幹細胞移植(骨髄移植)という、治療自体も予後も非常に厳しい治療に入らざるを得なくなります。

その再発を防ぐ意味で、この維持療法に期待しています。この維持療法を含めた治療方針については、入院中から海外の論文を調べ、先生方と議論してきました。

そして維持療法の方針については、4月22日5月2日の外来診察で、主治医のGY先生、担当医のMY先生とそれぞれ話して、固まっていました。あとは僕自身の白血球数が回復次第、開始することになっていました。

しかしその後、緊急入院等もあり、なかなか白血球数が安定しませんでした。

それが3週間前の血液検査と今日の血液検査で、ようやく2回連続で白血球数が3,000を超えたため維持療法が開始できることとなりました。

基本的には、Hyper-CVAD/MA療法後の標準的な維持療法がベースとなります。僕が参考にしたMD Anderson Cancer Centerで実施されている維持療法と同じです。

ただし、抗がん剤のオンコビンの注射は、昨年の入院中の同薬による副作用である足の裏の末梢神経のしびれがまだ残っているため、実施しません。

また、メソトレキセートとロイケリン(ともに抗がん剤の飲み薬)については、副作用によりまた白血球数の減少が見込まれるため、通常の半分の量で開始します。他の患者さんでも、通常の半分や2/3の量で実施することが多いとのこと。

なお、プレドニゾロン(ステロイド剤の飲み薬)については、通常量を服用します。

全体として、副作用で最も注意すべきなのは、やはり血球数の減少とのこと。よって、最初のうちは毎週通院して外来で血液検査を実施し、血球数の経過を見つつ、薬の量を調整します。白血球数が減少していたら、白血球を増やす薬(ノイトロジン)を注射します。

個別に見ると、まずメソトレキセートについては、恐らく自覚できるような副作用はないでしょう、とのこと。でも肝機能への影響があるかもしれないのと、また倦怠感や吐き気もあるかもしれないとのこと。でも入院中の点滴で副作用がなかったのなら大丈夫でしょう、とも言われました。

ロイケリンの副作用としては、口内炎や吐き気などの可能性。

プレドニゾロンの副作用としては、ステロイドなので、睡眠障害が出る可能性があるようです。でも入院中に同じステロイド剤のデキサートを点滴して副作用が出なかったのなら、恐らく心配することはないとのこと。ただ5日間飲み続けた翌日頃に、だるさが出るかもしれないとも言われました。あとはむくみなどの可能性もあります。

それぞれの薬の服薬のスケジュールは以下の通りです。
28日間を1周期とします。

⚫︎メソトレキセート: 1、8、15、22日目(1週間おき)(1日15mg・6錠)
⚫︎ロイケリン: 1〜28日目(毎日)(1日50mg・1包)
⚫︎プレドニゾロン: 1〜5日目(1日100mg・20錠)

このように28日間を1サイクルとして、これから2年〜2年半ほど、これらの抗がん剤・ステロイド剤を飲み続けることになります。

なかなかスケジュールも面倒臭くて忘れてしまいそうなのですが、錠剤を一日20錠飲むというのも、そもそもパッケージから20回押し出すところから面倒臭そうです。

でも、そんなことは言っていられませんね。この維持療法の開始は、再発を防ぎ、根治、完治を目指すための、重要な次の一歩です。

実際の維持療法のスタートは、一週間後のGY先生の診察のスケジュールを考慮し、8月1日となりました。奇しくも、11年前に乳がんで亡くなった妹の誕生日です。妹も天国で応援してくれていることと思います。

維持療法を完遂し、病気を克服します。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

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