マーケティングの現場感覚とキャズム。

先日このブログにも書いた新製品の、マーケティングに関するアドバイスを頂きに、昨日、ある方にお会いしてきました。
この方、うちの現在の主力製品であるWeb文書公開システム「Net-It Central」の大手代理店さんで、ドキュメントソリューション分野のマーケティングマネージャーをされている方。この分野、僕なんかよりもぜーんぜん長くて深い経験をお持ちです。
今回用意している新製品は、Net-Itと異なり、競合製品になりうるソフトが市場に普及していて(しかもかなり)、そのソフトとの市場における差別化のあたりを中心にディスカッションしてきました。
でも、


さすがにドキュメントソリューションの分野で長い経験をお持ちなことや、また、現在、業績絶好調で営業力に定評のある会社で、様々な類似したソリューションを、現場の営業マンやお客さまにいかに分かりやすく伝えていくのか、ということを常に考えていらっしゃるということもあり、非常によい示唆を、たくさん頂きました。
と、言うよりも何よりも、新製品発表前にディスカッションができてよかったです。本当に。
貴重な時間をありがとうございました!>Oさん。
お陰様で、新製品それぞれのポジショニングが固まってきました。
話していて気付いたのですが、現場(営業現場、顧客現場)に根ざしたOさんのマーケティング発想は、あのバイブル、キャズムに通ずるものがあります。Oさんがキャズムを読まれているのか分かりませんが、おっしゃっているポイントが、いくつも、キャズム理論の発想と同じです。
曰く、マーケティングメッセージは他の製品との差別化できるポイントに絞り込め、最初はターゲット市場を絞り込み徐々に拡大しろ、現場で使うイメージのわかない機能は宣伝してもしょうがないので現場の業務をどう変えるかという視点でメッセージングしろ、等々。
それぞれ、キャズム等々を読んで分かったつもりになっていたのですが、日々、新製品のリリース作業に携わっていると、どうしても、製品そのものの機能に思考がひっぱられてしまいます。今回、Oさんとのディスカッションを通じ、改めて自分の中でキャズム的発想を再認識することになりました。
でも、現場の経験を背景に、こうしたキャズム的発想が具体的な言葉で出てくるというのは、さすがだと思いました。身体に染みついているという感じです。
逆に言えば、現場の経験として優秀なマーケッターに認知されていることを、キャズム理論としてまとめたジェフリー・ムーア氏も、さすがですね。
ということで、いろいろと良い示唆を頂き、よしよし、と思って家に帰って、夜中。
メールを処理していると、開発元IGCから、まさにこれらの新製品のリリースプランに関する問い合わせのメールが。
どうも、日本語化作業の今後の進め方を決めるために、開発の責任者が、日本市場でのリリースプランの考え方を知りたがっているらしい。
もう寝ようと思ってたのに、しょうがないなあ、と思いつつ、一通りメールを返信。
で、今朝。
昨日メールした新製品リリースプランに関し、IGCから返信が。
どうも、僕の昨日のメールをベースに、社長のGaryや開発責任者を含めてミーティングをもったらしいのだが・・・。
うーん、微妙に、日本語化作業が遅れそうな気配が・・・。
まだまだ、リリースまでには山あり谷ありって感じです。
引き続きがんばります。
ちなみに、この新製品、一部は無料、一部は有料の、クライアントソフトです。(Net-It Centralみたいにサーバソフトではないです)
しかも、今、多くの企業で必要とされている、機密情報・個人情報の漏洩・改ざん防止に非常に役に立ちます。
ご期待下さい。
◆今日のBGM◆
Perfect Angel by Minnie Riperton
今、J-WAVEで、彼女の有名なLovin’ Youが流れてました。で、考えてみたら、彼女のアルバム、持ってないなーと思い、上記アルバムをAmazonで発注してしまいました。
P.S. 人気blogランキング。何というか、ちょっと更新のタイミングが空いてしまうと、ダメ、ですね・・・。反省。

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