2011年10月26日

退院後二回目の外来診察、抗がん剤の点滴など(近況報告)

昨日は、退院後二回目となる外来診察の日だったため、一か月ぶりに東京女子医科大学病院に行って来ました。

病院に行く前に、ちょっとオフィスに立ち寄り。

来年4月に新卒で入社予定のAさんが、この日からバイトに来てくれるというので、ご挨拶。6月の入院直前に面接をして採用が決まったAさんですが、退院後に会うのは初めて。彼女に予告せずに突然オフィスに顔を出したので、ビックリしていましたが(笑)。

そしてZyncroのマーケティング関連のミーティングを短時間で。僕が考えている当面の方針をメンバーに伝え、作業をお願いしました。

それが終わってから急いでオフィスを出て、タクシーで女子医大病院へ。

先月の退院後は、基本的に毎月、外来で病院に通院することになっています。病院でやることは、月によって以下のようになっています。

・毎月:先生の診察(脳神経外科、放射線科)(期間:基本的にずっと)
・2ヶ月に1回:抗がん剤(ニドラン)の点滴(期間:退院後1年半弱)
・3ヶ月に1回:MRI検査(期間:基本的にずっと)

昨日は、診察と抗がん剤の点滴の日でした。

病院に着いてから、まずは採血。血液検査の結果で、この日点滴ができるかできないか等が決まりますし、先生の診察において、僕の身体の状況を見る材料にもなります。

1時間ほどして採血の結果が出てから、薬剤師の先生との面談。血液には全く問題がないということで、この日も予定通り点滴をすることに。この抗がん剤(ニドラン)の点滴は入院中も2回受けたのですが、多少便秘気味になったこと以外は全く副作用はなかったので、先生も「今回も大丈夫でしょう」とのこと。

続いて放射線科のKM先生の診察。いつものように、入院中に放射線を当てた頭の患部や、手術の傷口を見ていただいたところ、全く問題ないとのこと。血液も問題なし。「順調順調!」とのこと。放射線で脱毛した部分も、少しずつ毛が生えてきているとのこと。ただ本格的に生えるまでは、まだ何ヶ月もかかるので、これまで通りあせらず気長に構えます。

今は放射線治療の影響で変な風に脱毛しているので(丸坊主ではなく、後頭部を中心に頭全体の40%ほどが脱毛)、外出時には帽子は欠かせません。昨日のような暖かい日は、帽子をかぶっていると暑くて汗をかいて大変ですが、これからの寒い季節には、帽子は逆に暖かくてよいはずですね。

KM先生の診察の後は、抗がん剤の点滴です。外来での点滴はこの日が初めて。リクライニング式の一人用ソファに座って受けました。まずは吐き気止めの点滴を15分くらい。それが終わってから抗がん剤(ニドラン/ACNU)を30分ほど。看護師さんの話を聞いたり本を読んだりしているうちに終了。これまでもそうでしたが、点滴中に気持ちが悪くなるとかいうことも一切なく、無事に終了しました。

そして主治医である脳神経外科のTM先生の診察。TM先生の診察はいつも非常に混み合っています。この日も、「本日、TM先生の診察は予約が多いため、診察は予約時間よりも遅れる見通しです」というような張り紙がしてありました。

僕の順番が来て、診察室に入り、先生に近況報告。特に独自リハビリによる視野の回復状況をお知らせしました。大体以下のようなことを報告しました。

手術で見えなくなった視野左下の領域も、PCのExcelを使った独自のリハビリのお陰で見えるようになった。でも、左下方向に注意を向けないと見えない。

また、もともと見えている左下以外の領域と、リハビリで見えるようになった左下の領域の間には、視野の断絶があるような気がする。Excelで左下から左上にカーソルを動かすと、途中でカーソルが飛ぶため。

この状況から考えると、恐らく、左下とそれ以外は、脳の違う領野で見ているのではないか。

今は、その断絶を埋め、両方の領域に同時に注意を向けるためのトレーニングを、Excelで日々行なっている。

これには先生も興味を示されました。入院中に先生から紹介してもらった、産業技術総合研究所で高次脳機能障害(特に視覚分野)を研究されているTK先生に、別途僕から報告することに。

あと、最近左目の下がピクピクすることがあるため、それも報告。一般に脳の手術をするとけいれん発作が起きやすくなります。そのため通常は術後しばらくは抗けいれん剤を服用するんですが、僕の場合、手術直後に飲み始めたら、両肘の裏に薬疹が出たため、すぐに飲むのをやめてしまいました。それもあり、手術の影響によるけいれん発作の一つだと嫌だな、と思い先生に聞いてみたところ、「それは全く関係ないですね」とのこと。これはひと安心。

術前も仕事で疲れると目の下がよくピクピクしていましたが、それと同じことのようで、脳の手術とは全く関係ないとのこと。今は身体的にも精神的にもストレスをかけないように生活しているので、それほど疲れてはいないはずですが、恐らく視野のリハビリが進み、見える範囲が広がり(左下の領域へ)、目の見え方が変わったことで、視神経に少しストレスがかかっているのが原因ではと自分では考えています。

その他血液検査の結果なども全く問題なく、「順調すぎるくらい順調ですね!」とTM先生。この言葉に非常に安心しました。

その後、窓口で次回以降の予約を取り、会計を済ませてから、先月まで入院していた病棟へ。お世話になった看護師さんたちにご挨拶してきました。

入院中にメインで担当してくれて、本当に本当にお世話になった看護師のKさんとも、お会いすることができました。先月の外来の時には、勤務時間のタイミングが合わずお会い出来なかったので、ようやく再会できました。しかもこの日は、自分の日勤の勤務時間がとっくに終わっているのに、待っていてくれたようです。申し訳なかったと同時に、大変ありがたかったです。

他にも、入院中に「水曜どうでしょう」のDVDを貸してくれたSさんや、いろいろ気にかけてくださったOさん、ヘルパーのIさんなど、お世話になったみなさんにご挨拶できました。みなさんに元気な姿をお見せできよかったです。

こうして、病棟のナースステーション前で、ひとしきりみなさんと立ち話をしてから、病院を後にしました。

日中の診察の合間には、僕と同じ病室に入院されていたOさんとそのお母様にもお会いできました。僕と同じように手術、放射線治療、抗がん剤治療を行い、僕と一日違いで退院されたので、外来のスケジュールも重なるようです。これからもお会いできそうです。

この日は、診察や治療はもちろんですが、いろいろな方にお会いできて、その面でも充実した外来診察日でした。お世話になったみなさんのお陰で、今の自分の命があります。今後もとにかく再発を防いで、5年後には、「お陰様で完治しました」とお世話になったみなさんに報告したいと思っています。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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