2012年03月14日

久しぶりのMRI検査は再発もなく問題なし

昨日は毎月恒例の女子医大病院での外来診察の日でした。そして3ヶ月に一度のMRI検査も受けてきました。

昨年9月の退院後は、毎月一回通院し、以下の診察・治療・検査を受けています。

・診察(脳神経外科、放射線科):毎月
・抗がん剤(ニドラン)点滴:2ヶ月に一度
・MRI検査:3ヶ月に一度

昨日はこのうち、診察とMRI検査のタイミングでした。

当分の間は、この3ヶ月おきのMRI検査で脳腫瘍(グリオーマ)の再発がないかを診ていきます。脳腫瘍(グリオーマ)を含めたがんという病気は、術後5年以内に再発がなければ、その後の再発の可能性はかなり低くなり、克服したと言ってもいい、と一般的に言われます。そのため治療成績を見る数値として5年生存率がよく引き合いに出されます。実際は5年以降経過してから再発するケースもないわけではないのですが、多くのがん患者さんは、5年というのを一つの区切り、一つの目標として捉えているのではないかと思います。

僕もそうです。まずは1年。次は3年。その次は5年。その後は10年。そして、人生の目標である19年。一日一日を着実に大切に積み上げて、「19年後に娘が成人した時に、娘と奧さんと一緒にお酒で乾杯する」という目標を達成したいと思っています。

そのため、再発の有無をチェックするMRI検査の結果を聞く時には、毎回ドキドキします。自分としては、手術が成功し、腫瘍摘出率も98%と高かったこと、グレード(悪性度)が3だったこと、グリオーマグレード3の女子医大の5年生存率が78%であることも考え合わせて、普段は「もう大丈夫」と信じ込んで生活しています。術後の放射線治療と抗がん剤治療により、手術で摘出しきれなかったがん細胞は全てやっつけられてしまい、僕の頭の中にはもうがん細胞はいない、と思い込んでいますし、毎日寝る前に実践している瞑想の中でも、そのようなイメージ療法を実践しています(瞑想やイメージ療法については改めて書きます)。またいろいろな生活改善により、免疫力を下げない、がんを再発させない生活を心がけています。

それでもやはりMRI検査の結果を聞く時にはドキドキします。再発はないか、何らかの脳の異常はないか、と。

また今回は先日の大雪の際の強烈な頭痛もありました。気圧のせいだろう、とは思いつつも、再発が原因だったら・・・と心のどこかでは心配していました。

ということで、昨日もMRI検査の後、ドキドキしながら脳神経外科のTM先生の診察室に入りましたが、お陰さまで、検査結果は「全く問題なし」とのことでした。本当に安心しました。先生たちの「順調ですね!」「全く問題ありませんね!」のお言葉を聞くだけで、安心して免疫力が上がる気がします(笑)。

今回、久しぶりにTM先生にお願いして、またMRI検査画像の写真を撮らせていただきました。
脳腫瘍摘出手術前後のMRI画像(グリオーマ グレード3)

右が手術直前(2011年7月1日)のMRI画像、左が昨日(2012年3月13日)のMRI画像です。右の術前の画像では、右後頭部にもやもやとしたものが見えます。これが僕の脳腫瘍(グリオーマ/神経膠腫)です。左の昨日の写真では、その腫瘍がきれいに摘出されており、腫瘍の跡に穴が見えます。穴の縁も非常にきれいで、経過は順調とのこと。

TM先生とは、先日の激しい頭痛の話もしました。気圧の影響については確定的なことは言えないが、何らかの影響はあるかもしれない、とのこと。

また「手術直後から気になっていたんですが、頭を触ると、頭皮と頭蓋骨の間に、触ると痛い場所というか、触った場所と違う場所がピキッと反応するところがあるんですが・・・」とお伝えしたら、「それは手術の影響で、頭皮の下を通っている神経が過敏になっているからですね。特に頭蓋骨に段差があるあたりが反応するんじゃないですか?1〜2年もすればよくなりますよ」とのこと。前から気になっていたことなので、先生からお聞きしてこれまたひと安心。

その後の放射線科のKM先生との診察でも、MRI画像を見ていただいて「順調ですね」とのお言葉をいただきました。放射線腫瘍科は、MRI等の画像診断の専門家でもあります。女子医大では、MRIの結果を脳神経外科の先生だけではなく放射線科の先生も見てくださって、それぞれの立場で説明してくださるので、より一層安心できます。

先生方のお話をお聞きし、いろいろと安心できたいい一日となりました。

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投稿者 こうちゃん361 : 2012年3月15日 21:55

私の場合は抗がん剤は3週間おきに8クールでおしまいでした。それから半年は3週間おきの血液検査と診察でしたが、1年経ってから1ヶ月おき、3年目からは2ヶ月おき、そして4年経ってようやく3ヶ月おきです。MRIは半年おきです。来月末にようやく最初の治療から5年が経過です。私の悪性リンパ腫も高山さんと同じく5年生存が目安です。幸い転移も再発も認められていないので、このまま検査の間隔を延ばしてもらえそうです。というか、もう再発しても抗がん剤はやらないと自分では決めているので、受け入れるだけですが…。

確かにいろいろなことを考え、悩み、迷い、そして受け入れてきた5年でした。でも、本当に周囲に感謝の気持ちを持てた時間でした。これからの残された時間、少しでも今まで私が受け取ったものを世間にお返しできたらなぁと考えています。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2012年3月16日 11:26

こうちゃん361さん、いつもありがとうございます。
来月末で5年経過とのこと、おめでとうございます!
今の自分からすると、5年は長いなあと思うのですが、今回の病気を経験した上での5年は、これまでの5年よりも、いろいろな意味でより価値のある時間になるでしょうし、そうしたいと思っています。
また5年後にもこのブログの場で、こうちゃん361さんに「5年経ちました!」とご報告したいと思っています。

高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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