株式会社オーシャンブリッジ ファウンダー
高山 知朗 (たかやま のりあき)
2012年05月14日
先週5月9日(水)から5月11日(金)までの3日間、東京ビッグサイトで開催された「第3回クラウドコンピューティングEXPO 春」に、オーシャンブリッジも出展しました。
お陰さまでたくさんのみなさまにご来場いただきました。お忙しい中、また大変な人ごみの中、わざわざオーシャンブリッジブースに足を運んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。
お陰さまでオーシャンブリッジの展示ブースは大盛況。たくさんのお客様にソーシャルコラボレーションツール「Zyncro」とPCリモートコントロールツール「ISL Online」をご紹介させていただきました。
こうした展示会への出展の最大の目的は、見込み顧客の獲得にあります。つまり売上につながるお客様をいかに多く見付けるか、ということですね。この点、お陰様で営業部とマーケティング部が設定していた目標はクリアできたようです。みんなお疲れさま。
でも展示会に出展するメリットはそれだけではありません。
製品を導入してくださるお客様だけでなく、今後の協業につながるパートナー企業候補との出会いもあります。もともと協業していたパートナー企業さんと、新たな製品での新たなパートナーシップにつながることも少なくありません。
また市場のどの分野がどのように盛り上がっているのかの感覚がつかめるということもあります。展示会場の各ゾーンを回ると、「やはりクラウドは盛り上がっているなあ」とか「去年よりも具体的なソリューションや成功事例が増えてきたなあ」とかが見えてきます。
そして同業他社(というか競合他社)の勢いや、どのような打ち出し方をしているかも分かります。「さすがこの会社はソーシャルメディア上での評判通りがんばってるなあ」「このメッセージの打ち出し方は参考になるなあ」など。
それだけではなく、そうした競合他社との情報交換のきっかけともなります。「最近お客様の反応はどうですか?」といった情報交換から始まって「これからもお互いがんばりましょう!」と激励し合ったり。
でも、僕自身が展示会場に立つにあたって、最も大切にしているのが、「昔お世話になった方々との再会」です。
今回の出展に際しても、会社のメールマガジンやブログ、Twitter、Facebook等で告知したことによって、それを見た方々がわざわざブースに足を運んでくださいました。
10年以上も前、オーシャンブリッジ設立前に出会い、販売代理店契約や製品リリース等でお世話になったものの、その後担当業務が変わり、今回数年ぶりにお会いした、某大手ソリューションベンダーの方。
以前よりオーシャンブリッジ製品をお使いいただいていて、数年前には導入事例にご協力くださり、現在は新製品の導入を検討してくださっている大手ユーザー企業の方。
何年も前にオーシャンブリッジのユーザー企業様の事例記事を書いて下さり、その後親会社への出向を挟みつつも継続的にお世話になっている大手メディアの記者の方。
そして、何年も前にオーシャンブリッジを辞めて転職・独立していった卒業生たち。
つまり、これまでオーシャンブリッジを支えてくださったみなさんです。
そうしたみなさんが、オーシャンブリッジブースを訪れては、「がんばってるね」「盛況ですね」と激励してくださったり、「また新しい製品が増えたんだね。ちょっと社内で検討したいから簡単に説明してくれる?」「今ちょうど新しいクラウドのサービスを企画中なので、詳しく説明してもらえますか?」と、真剣に説明を聞いて行ってくださいます。
そして今回は、「高山さん、ブログで脳腫瘍のことを読んで心配してました」「すっかりお元気そうでなによりです」「もう展示会に立てるんですか!?」と言ってくださる方もたくさんいらっしゃいました。本当にうれしく思うとともに、たくさんの方々にご心配をおかけしていたんだと申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
僕がこの展示会期間中にできるだけブースに立つようにしていたのは、そうしたみなさまとの再会のためでした。製品・サービス説明は、僕がやるまでもなく、うちのスタッフが僕よりも分かりやすく丁寧に説明してくれますからね。
僕は昔お世話になったみなさんに、オーシャンブリッジの、そして僕の元気な姿を見ていただきたくて、ブースに立っていました。
まだ視覚障害が残っていて視野の左下が見えにくいこともあって、展示会場内をはじめ、駅から東京ビッグサイトへの行き帰りの道などの人ごみが危なくて、何度も人にぶつかってしまうなど、なかなか精神的にも疲れました。また体力もまだ入院前のレベルとは程遠いので、展示会場でずっと立っているのは、肉体的にも大変疲れました。
それでも3日間でたくさんの懐かしい方々に再会でき、近況報告ができて、うれしく楽しい展示会となりました。
わざわざオーシャンブリッジブースに足を運んでくださったみなさん、本当にありがとうございました。ご覧いただいた通り、僕もオーシャンブリッジも元気でがんばっています。これからもよろしくお願いいたします。
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【投稿者】nori 【コメント】コメント (0)
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ(幻冬舎 税込1,188円)
脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。
高山知朗(のりあき):
1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。
2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。
2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。
2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。
2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。
2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。
現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。
メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)
※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。
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※過去の記事も上記リンクからご覧いただけます。
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