2014年04月30日

抗がん剤点滴開始直後の限られた平穏な日々:白血病・悪性リンパ腫闘病記(16)

前回の闘病記からの続きです。

2013年5月22日(水)。入院10日目。

抗がん剤治療開始から2日目。

特にこの日もまだ副作用はそれほど感じず、多少頭が重いくらいでした。食事も普通に食べられました。

虎の門病院の屋上の遊歩場にて。

この朝、担当医のMY先生が左足の痛みなどの状況を確認にいらっしゃいました。

そもそも僕は左足の激痛がきっかけで、ヘルニアかと思って腰のMRIを撮ったら、仙骨(背骨の一番下のお尻のあたりの骨)から左側に腫瘍が見つかりました。その腫瘍が仙骨から左足に出ている神経を圧迫していることが激痛の原因でした。いわゆるがん性疼痛です。そのため、入院前から痛み止めの医療用麻薬(オキシコンチン、オキノーム)を飲んでいました。

この頃、抗がん剤の点滴が始まる前からステロイド(デキサート)の点滴が始まっていましたが、そのステロイド剤にも腫瘍の縮小効果があり、腫瘍が縮小すれば左足の痛みや痺れも軽減してくるはず、とのことで、先生は状況を聞きに来ました。

実際、以前よりも痛み止めを飲む回数は減っていたため、「多少でも痛みは軽減しているようです」と報告しました。他にうつ伏せになって足を上げるテストなども行いました。どの範囲の神経が影響を受けているのかを確認されたようです。

MY先生はこう言いました。

4週間後に、Hyper-CVAD療法のコースが終わってMA療法のコースに進む前に、MRIを撮影して、画像で腫瘍の縮小状況を確認する予定です。恐らく腫瘍は小さくなっているはずです。

抗がん剤で腫瘍が小さくなっていけば、痛みも和らいでくるはずです。でも、腫瘍で傷ついた神経が再生して痛みや痺れが完全になくなる までには、少し時間もかかるかもしれません。

実際、退院から4ヶ月以上経過した今でも、たくさん歩いて足を酷使すると、左足の付け根(お尻)から足先の小指にかけて、鈍い痺れや痛みが出てきます。この後発症する帯状疱疹後神経痛もそうですが、神経が傷ついたことによる痛みや痺れは、本当に回復までに時間がかかるようです。

この翌日、2013年5月23日(木)。入院11日目。抗がん剤治療開始から3日目。

この日もまだ特に副作用を感じることもなく、平穏に過ごしていました。

点滴棒をガラガラ押しながら、別の病棟の屋上にある遊歩場までお散歩に出る元気もありました(冒頭の写真)。

しかし、その翌日あたりから、徐々に副作用を感じるようになっていきます。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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