2014年06月11日

先週の退院後初の外来診察。白血球と好中球の回復具合は?

今日は、先週の退院後、初めての外来診察で虎の門病院に行ってきました。

今回の診察で僕が気にしていたのは、主に以下の2点。

先日の入院の原因となった好中球の減少が、退院後どのくらい回復しているか。
●白血球がどのくらい回復しているか。維持療法が開始できる程度に回復しているか。

以下、主治医のGY先生の診察時の話です。

●好中球は52.5。入院当初はほぼゼロ、その後、入院中の好中球・白血球を増やす薬(ノイトロジン)の注射により35.5にまで回復し、そこからさらに回復している。

やはり今回の入院の原因となった好中球の減少は、昨年の化学療法で使った分子標的薬「リツキサン」使用後の遅発性好中球減少症。好中球が減少して免疫力が下がったところで感染し発熱した。

それが、入院中の抗生剤の点滴で感染症が治って熱が下がり、ノイトロジンの注射で好中球、白血球が回復した。

リツキサン投与後の遅発性好中球減少症は、特に強い化学療法を行うと半分くらいの人に起きる。時期は化学療法終了から3ヶ月〜1年くらいだが、高山さんのように半年後くらいが多い。この好中球減少症は一度回復すれば、その後ぶり返すことはあまりないと言われている。

●白血球は2.8。入院中の3.4からは減っているが、そのときは白血球を増やすノイトロジンを注射していたため高めだった。2.8ということは、今回の入院前のレベル(2.5前後)に戻ったということ。

ただ、このレベルでは、維持療法を始めるにはまだ低い。抗がん剤でまた白血球が下がってしまう。もう少し様子を見て、3.0を超えたら維持療法を始めましょうか。

維持療法は、抗がん剤のメソトレキサート(飲み薬)、ロイケリン(飲み薬)、オンコビン(注射)、ステロイド剤のプレドニゾン(飲み薬)を使う。オンコビンの注射は月一回。

ただ、昨年の入院中、オンコビンの副作用により手足のしびれ、末梢神経障害が出たため、Hyper-CVAD療法の最後のコースでは使用を取りやめた経緯がある。まだ足のしびれが残っているなら、使わない方がいいかも知れない。あるいは、使い始めて、その副作用の様子を見ながらやめるという手もある。

ただ、オンコビンには、他の抗がん剤と異なり、血球が減らないというメリットがある。メソトレキサートやロイケリンは血球を減らす。ステロイド剤(プレドニゾン)は血球数には関係ない。

ということで、好中球は回復していたものの、白血球については期待ほどの数ではなく、維持療法の開始は再度保留となりました。

続いて、今飲んでいる薬を減らしていく件について。

まだ白血球が少なめなのと、免疫グロブリンのIgGの値も432(参考値は870〜1700)と少ない。つまり免疫力がまだ低い。今のところ、カリニ肺炎を予防する薬「バクタ」と、帯状疱疹の再発を予防する「ゾビラックス」は飲んでおいた方がいい。

ということで、毎日たくさん飲んでいる飲み薬はなかなか減らせません・・・。まあ病気が病気なのでしょうがないですね。

次回の診察は、白血球の回復を期待しつつ、3週間後となりました。

今度は白血球が回復して、維持療法を開始できるといいなあ、と思います。維持療法が開始できないうちに再発してしまったら大変ですからね。

毎日、身体をしっかり休めつつ、白血球の回復に期待します。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

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メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

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