2014年10月08日

病院食のプレッシャー/差し入れに頼る日々/あって当たり前ではない健康と家族:白血病・悪性リンパ腫闘病記(58)

前回の闘病記からの続きです。

◼︎2013年7月19日(金)。入院68日目。抗がん剤治療開始から60日目。

差し入れのキッチンジローのカツカレー

この日は体調が良かったこともあり、お見舞いがたくさん来てくれました。

まずお昼に合わせてオーシャンブリッジの山下さんが、続いて持木君(現社長)と吉田君が来てくれました。

山下さんは、差し入れにお願いしたカツカレーを、キッチンジローで買ってきてくれました。さらにおいしそうなパンも。カツカレーは早速お昼にいただきました。

彼らとは仕事の相談をいろいろとしました。さすがに僕の入院から二ヶ月近く経っており、彼らからも、僕からも、報告や相談がいろいろありました。

また夕方には、アクセンチュア時代の同期女子、YとHが来てくれました。彼女たちは、仙台名物の牛たん丼を買ってきてくれました。こちらは夕飯においしくいただきました。彼女たちとは、20年前の新入社員時代の思い出話などで盛り上がりました。やはり同期はいいなあと思いました。

◼︎2013年7月20日(土)。入院69日目。抗がん剤治療開始から61日目。

この日の朝ごはんには、前日に山下さんが買ってきてくれたパンをいただきました。ル パン ドゥ ジョエル・ロブションの高級パンです。さすがにどれもおいしかったです。

差し入れのおいしいパン

この日、久しぶりにFacebookを見る元気があり、下記のように投稿しました。

今回の入院では、治療の副作用の関係で食事が非常に難しい問題になっています。特に副作用で食欲減退や吐き気などがある時には、お世辞にもおいしいとは言えない病院食は本当に見るのも嫌で、出て来るだけでストレス。でも食べないと治療で失われた体力が戻らない。食後に看護師さんから「どれくらい食べられました?」と聞かれるのが本当にプレッシャーで、「4割食べました」を「半分食べられました」にするために無理やり食べたくないご飯を詰め込む、ということもあります。

副作用が一番ひどかった時期には、一週間ほど何も食べられず、ひたすら横になってお腹の痛みをかかえて耐えていたことがありました、 。毎日体重は減り、最終的に12キロほど減りました。もともと体重の軽い僕にとっては、20%以上減ったことになります。身体中の脂肪はもちろん筋肉も減り、手足は細り、階段の上り下りどころか、廊下を歩くのもフラフラ、という状態になりました。

だから、体調がよく、食欲がある時期には、とにかく食べたいものをしっかり食べて、少しでも運動をし、体力を回復させないと、と努力しています。それで、お見舞いに来てくれる友人には、何かと食べ物の差し入れをリクエストさせてもらっています。

運動も、看護師さんが言うように病棟の廊下を歩くだけでは大した負荷にならないんですよね。だから狭いベッドの脇でスクワットをしたり、ベッドの上で腹筋や腕立てなどをして、少しでも食べたものを筋肉に変えようと努力しています。

それでも、やはり入院生活の限界か、なかなか体重は増えませんね。今朝の体重は48.0キロ。身長176cmからすると相当の軽さですね(笑)

でもまだまだ先の長い入院生活ですので、焦らず、そして食事のストレスはみなさまからの差し入れに頼り切って解消しつつ、副作用の出る時期をなんとか乗り越え、引き続き治療をがんばっていきたいと思います。

みなさまにおかれましては、僕の投稿に食べ物が多く、「病床から〜全国うまいもの巡り」的状態(笑)になっている時期は「きっと体調がいいんだな」、そして投稿が途絶えている時期には「治療の副作用で苦しんでるんだな」とお察しいただければ幸いです(笑)

でも早く病気をやっつけて退院して家に帰って娘と奥さんと三人で前のように楽しく暮らしたいなあ。

当時、差し入れにご協力くださったみなさま、本当にありがとうございました。みなさまの差し入れのお陰で苦しい入院生活を何とか乗り越えられたと言っても過言ではありません。

そして改めて今、この投稿を読んで、その後無事に退院でき、再発もなく、家族三人で幸せに暮らせている現在の状況には、改めて言葉にできないほどの幸せを感じています。

健康と家族は、「あって当たり前」ではないのですね。それ自体がものすごくありがたく、ものすごく貴重で、ものすごく幸せなことだと、今さらながら実感しています。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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