2016年09月27日

がん哲学外来 お茶の水メディカル・カフェに参加、樋野興夫先生に著書を贈呈

http://ochanomizu.cc/mcafe/

この間の土曜日、患者仲間の田口さんにお誘いいただいて、「がん哲学外来 お茶の水メディカル・カフェ」に参加してきました。

がん哲学外来とは何か。そしてメディカルカフェとは何か。一般社団法人 がん哲学外来のホームページにて公開されている「がん哲学外来 メディカル・カフェの手引き」(PDF)から引用します。

『がん哲学外来』とは、生きることの根源的な 意味を考えようとする患者と、がんの発生と成長に哲学的な意味を見出そうとする人との対話の場である。「暇げな風貌」と「偉大なるお節介」でもって、がん患者・家族の話を傾聴し、彼らが少しでも笑顔を取り戻して、がんであっても自分の人生を生ききることができるようにする支援の一翼を担う。
メディカル・カフェは、がん哲学外来と同様、お茶を飲みながら、ゆったりとした雰囲気で、患者さんや、ご家族や医療者が同一の平面で対話する場です。がん哲学外来のグループ版といったところでしょうか。
がん相談などでは、相談に出かけた方は、何かアドバイスをもらって帰るという感じですが、メディカル・カフェの同一平面という感覚は、相談者が教えられる立場とは異なります。<中略>カフェで同じ悩みを持つ人達と話し合ってみませんか。

このがん哲学外来とメディカル・カフェは、樋野興夫先生(順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授)が始められた取り組みです。

今回僕が参加させていただいたのは、その樋野先生も参加された9月24日(土)開催の第52回お茶の水メディカル・カフェ。会場は60人前後の参加者のみなさんでいっぱいでした。

たまたまこの日はNHK「団塊スタイル」の取材が入っていて、司会の国井雅比古さん(元NHKアナウンサー)とカメラマンさんが会場内で取材をされながらの進行となりました。

司会の榊原寛先生の楽しいトークで会は始まりました。その中で、いきなり僕にマイクを回してくださったので、著書「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」の紹介をさせていただきました。

そして樋野先生のがん哲学外来に関するお話があった後、各テーブルで参加者同士でのお話になりました。僕も同じテーブルの5名のみなさんと自分の体験や本に書いたことなどをお話ししました。その間、ボランティアスタッフの方がコーヒーやお菓子などをお出ししてくれます。

ひとしきりテーブルでの話が終わると、順番に各テーブルの代表者が、自分たちのグループが話したことを会場のみなさんに話して共有します。ここでも榊原先生の軽妙で思いやりにあふれたトークが場を和ませてくれます。

最後に樋野先生が総括されて、会は終了となりました。

僕は患者会のようなものに参加したのは初めてでした。あまり自分の体験を人に話したいと思うようなことはなかったためです。そうした欲求はブログで満たされているからかもしれません。

さらに正直に言うと、患者会というのは、患者同士が自分がどんなに大変だったのかを共有して、お互いに慰め合う場のようなものだと勝手に想像していました。

でもがん哲学外来メディカル・カフェに参加して、そうした予想は良い方向に裏切られました。

そもそも、参加者のみなさんがすごく元気で、とてもがん患者には見えません。

そしてお話しされる内容も、みんなポジティブなものばかり。もちろんみなさんがん患者やその家族ですから、闘病の経験や、そのときの精神的、肉体的辛さが話題になることもあります。

でもみなさん、そこでは終わらないのがすごい。そうした状況をいかに乗り越えて今があるのか、そしてこれからどんなことにチャレンジしようとしているのか、という前向きな話になるのです。

僕のグループでは、「一番大変なのはもちろん患者本人。でも家族にも家族にしか分からない辛さがある」というお話がご家族から出ました。でもそうした話をいま笑ってできるという状況を、みなさん楽しんでおられました。

僕自身、非常によいエネルギーをみなさんからいただきました。本当によい刺激になりました。

僕が樋野先生のことを知ったのは、自分の本の企画を幻冬舎さんにお話しした最初の打ち合わせの場でした。幻冬舎さんが、樋野先生のがん哲学外来に関する著書「明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい」を、「がんに関しては最近こういう本を出版しています」と僕にくださったのです。

その後、自分の本が出版に至り、樋野先生の主催されるがん哲学外来メディカル・カフェで本を紹介させていただくことができて、不思議なご縁を感じています。

メディカルカフェの前後には、樋野先生とお話しする機会に恵まれました。本をお渡ししてお話ししていると、なんとこの前日に樋野先生は、僕が脳腫瘍でお世話になった東京女子医科大学病院で講演されたと言うではありませんか。

しかもそこで女子医大の先生から、僕のお話が出たとか出ないとか。改めて不思議なご縁を感じ、世界はつながっていることを実感しました。

本の出版を通じたこうしたご縁を、これからも大切にしていきたいと思います。

樋野先生、榊原先生、ありがとうございました!そしてお誘いくださった田口夫妻、ありがとうございました!


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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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