2017年05月14日

移植から一ヶ月、生着から約一週間(臍帯血移植 day-30)

本日、5月14日で、臍帯血移植からちょうど一ヶ月となりました。5月6日の生着からは約一週間です。ということで近況報告です。

点滴ポンプが三台に減った

まずは最近の体調から。

以前から続いている下痢と胃の痛み、つまり消化管の粘膜障害については、生着して白血球(特に好中球)が増えてきたせいか、以前よりも楽になっています。

一方、発熱については、以前のように40度を超えるような高熱はないのですが、毎日必ず、朝と夜に38度前後の熱がでます。これは随時解熱剤のアセリオを点滴してもらって下げています。

最近になって気になるのが、以前からの帯状疱疹後神経痛の痛みが、何らかの理由で増強していること。移植した臍帯血の免疫反応との関係は不明ですが、明らかに以前より痛みが強くなっています。これは一時は痛み止めの麻薬(オキファスト)の点滴で対応していましたが、少しずつ点滴を減らしていくという方針のもと、先日からオキノーム(オキファストと同じ成分)の内服に切り替えています。もともと飲んでいた薬ですね。

また、GVHDとしては典型的な全身の皮疹とかゆみも出ています。手のひらは全体が赤くなって痛みが出たのち、皮がむけました。足全体には赤い発疹が出て、かゆみが出ています。腕も同様。胸と背中には全体的にかゆみが。

こちらはステロイド剤の軟膏を塗って対応しています。

これらの症状のいくつかは、生着前から出ているため、生着前症候群(移植した臍帯血とそれに由来するリンパ球による免疫反応)として症状が出始め、現在は生着後のGVHD(移植して生着した臍帯血が造り出した血液による免疫反応)に移行しているものと思われます。

新しい症状が出ると、湯浅先生に相談して、点滴や内服薬、軟膏等による対症療法で症状を軽減してもらっています。

そして最近では、前述のように、これまで対症療法的に使っていた点滴を減らしたり、内服薬に切り替えたりしています。点滴がつながったままでは外泊も退院もできませんからね。そのため、少しずつ点滴を減らしていきます。結果、一時は5台あった点滴ポンプも3台に減りました(冒頭写真)。

実際に点滴の数は以前に比べてだいぶ減りました。

点滴が減った

また、体のむくみも取れ、体重も減ってきたため、利尿剤(ラシックス、ソルダクトン)の点滴もやめました。

ということで、治療は順調に進んでいる一方、まだまだいろいろな症状が出ています。それでも以前よりは過ごしやすくなりました。

食欲はまあまあといったところです。病院食アレルギーは相変わらずで、出てきたものにはデザート(フルーツやゼリー等)以外はなかなか手が伸びません。一時は家内に買ってきてもらったプリンが主食だった時期もありますが、最近は買ってきてもらったパンなどを食べています。食欲については焦らなくても徐々に戻ってくると思っています。

生着したということで、リハビリも地下一階のリハビリ室まで歩いていってやることになりました。生着するまでは理学療法士さんが病室に来てやってくれていたのですが、生着して感染のリスクが減ったことから、リハビリ室まで出て行けるようになりました。

また生着に伴い、近々、病室も引っ越す予定です。今いる病棟は、移植から生着前の患者さんの病棟なので、次は生着後の患者さんがいる病棟(同じ13階の反対側、北側)に移る予定です。

今回の病気(急性骨髄性白血病)になり、臍帯血移植を受けることになったとき、同病の先輩方からは、「とにかく移植してから一ヶ月がきついけど、がんばってそこを乗り越えて!」と言われていました。今日でその一ヶ月を乗り越えたことになります。

とはいえ、本格的にGVHDの症状が出て来るのは、免疫抑制剤の量を減らしていくこれからです。新たな症状も出てくると思いますが、これまで通り、何か症状が出ればすぐに先生に相談し、対処してもらうことで、一つ一つ乗り越えていきたいと思います。

そして最終的には、この急性骨髄性白血病という病気そのものを乗り越えます。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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