白血病で臍帯血移植を受けましたが、ついにコロナウイルスに感染。でも意外と…

ついにコロナウイルスに感染してしまいました。娘が学校からもらってきたウイルスを僕ももらってしまったようです。

最初は娘のコロナウイルス&溶連菌ダブル感染から

僕のコロナウイルス感染が分かった前の週に、娘がコロナウイルスと溶連菌に同時に感染していました。

そのころ、娘の学校は学級閉鎖や学年閉鎖が相次いでいたので、娘が感染してしまったのも仕方ありません。

しかも娘の場合はコロナと溶連菌のダブルでの感染でした。娘はひどく喉をやられて声がガラガラになり、熱も一時は38度を超えていました。その後、幸いなことに娘の熱は比較的早く引きましたが、喉の異常は平熱に戻ってからもしばらく続いていたようです。

僕のコロナ感染の経緯

さて、僕の場合。娘が感染した翌週、僕も声がおかしくなり、体温がまずは37.4度に上昇。やはり家庭内感染は免れなかったかと思いつつ娘と同じクリニックへ。

クリニックでは「娘からコロナウイルスあるいは溶連菌をもらったかもしれません」と先生に伝えて検査を受けたら、僕はコロナウイルスだけに感染していました。

これまで我が家ではこれまでは誰もコロナウイルスに感染せずに逃げおおせてきたのですが、ついに娘、そして僕が感染したことで、感染未経験者は妻だけとなりました。

僕のコロナ感染後の症状

僕は感染が判明した夜には熱が38.0度に上昇。でもそれがピークで、翌日には37.3度、その夜には36.7度の平熱に戻りました。

ただやはり娘と同様に、声がおかしいのと、鼻水の症状は、その後2〜3日ほど続きました。でもその程度ですみました。

そしてようやく昨日で無事に発症後5日間の療養期間(外出自粛期間)が終わった次第です。

これまでのがん治療で「基礎疾患を有する方」に該当

僕は白血病の造血幹細胞移植(臍帯血移植)や悪性リンパ腫の抗がん剤治療等の影響で免疫抑制状態にあり、かつ移植のGVHDで慢性の肝機能障害が出ていることから、いわゆる「基礎疾患を有する方」(厚労省サイトのPDFファイルにリンク)に該当します。

免疫力が低いため、ウイルスや細菌に感染しやすく、また感染してしまうと重症化しやすいのです。

白血病悪性リンパ腫などの血液がんの治療(大量化学療法や造血幹細胞移植)を経験した方の多くはそれら治療の影響で長く免疫抑制状態になるため、コロナ禍に関係なく普段から感染に気をつけた生活をされているかと思います。

発熱外来と抗原検査キットのヘビーユーザー

実際に僕も今だにちょっと疲れたりするとすぐに熱を出してしまいます。コロナ禍のこの4年ほどの間に何度、虎の門病院の発熱外来のお世話になったことか。

家で高熱を出して病院に電話してタクシーで駆け込んだことも、定期診察で病院を訪れたときに入口で「2週間以内に37.5度以上の発熱があったこと」を自己申告して発熱外来に回されたことも、数知れず。

家や海外旅行先で高熱を出して自主的に抗原検査キットで検査をしたことも、同様に数知れず。でも、検査で陽性になったことはこれまで一度もありませんでした。

このように、これまでの病歴から「感染したら重症化してヤバいことになる」と恐れながらも、何とかこれまでのところは感染を免れていたのです。

そして今回、初めて実際に感染して、症状がこの程度(発症当日に38度の発熱と、数日間の喉の痛み)で治まったというのは、正直なところ意外でした。

軽症で済んだ理由は?

軽症で済んだ理由の一つには、やはりワクチンの効果があるのだろうと思います。僕は前述のような感染への恐怖から、コロナのワクチンについては、横浜市から接種券が届くたびに接種してきて、これまでの接種回数は7回、最後に接種したのは昨年10月でした。

また感染後の早期の服薬の効果もあったと思います。

僕は発症当日の診断の直後から、体内でのウイルスの増殖を阻害し重症化を防ぐラゲブリオ(モルヌピラビル。厚労省に特例承認された抗ウイルス薬)を、クリニックから処方されて服用していました。

さらに、同様に診断直後からアセトアミノフェン(カロナール。解熱鎮痛剤)を定時(朝昼夕食後)で飲み始めました。

これらの薬の影響で症状が抑えられていた面も少なくないと思われます。

特に抗ウイルス薬(ラゲブリオ)については、発症後できるだけ早く服用することが、重症化を防いだり、他人への感染リスクを減らしたりするために重要なようです。

家庭内感染予防のむずかしさ

ということで娘からもらったコロナウイルスの感染症は、幸いなことに重症化せずに乗り切ることができました。

やはり同じ家で暮らしていると、部屋を隔離したりトイレを別にしたりマスク着用や手指消毒したりして気をつけていても、どうしても共有せざるを得ない場所や物はあって、感染者と他の家族との接触を完全にゼロにすることは事実上は不可能なため、家庭内感染を防ぐのは限界があるなと思った次第です。

さらに同じタイミングで、、、

ということでコロナ感染の話は以上なのですが、このコロナ感染の直前に、虎の門病院での3ヶ月おきの血液検査で、ちょっと異常が見つかりました。原因を見極めるために今月下旬に追加の検査の予約を入れてもらっています。治療が必要かどうかなどはその検査である程度見えるのではと思っています。

その話はまたおいおい書きたいと思います。引き続き高山のブログをよろしくお願いします!

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