2016年02月08日

悪性リンパ腫・白血病の治療はどこの病院を選んでも同じなのか?

先週水曜日、定期診察で虎ノ門病院に行ってきました。前回の診察から4週間ぶりです。

虎の門病院

採血をし、その血液検査の結果が出そうな時間までスターバックスで時間をつぶしてから、GY先生の診察室前に。予想通り、数分後には僕の順番が来ました。

今回も血液検査の結果について、GY先生の説明。

肝臓の数値については、GPTのみ67(前回59)と基準値より高いものの、大きな問題はなし。

白血球については、前回と同じく5.3。血小板は166(前回154)で、ともに基準値内で問題なし。

ということで、前回と同様、白血球も血小板も十分な値で推移していて、安心しました。

そのため、維持療法の抗がん剤の量も増やせそうでしたが、今回は念のためこれまでの量を維持することとしました。

その後、事務的なご相談をいくつかGY先生に。先生にはご面倒をおかけするようなご相談でしたが、先生は快く、しかもこちらの立場を尊重しつつ対応してくださいました。

ひと通り終わってから、待合ロビーで、悪性リンパ腫を治療中のTさんにお会いしました。Tさんは、人間ドックで悪性リンパ腫の疑いが指摘されたことをきっかけに、このブログを読んでくださるようになった患者さんです。しばらく前にFacebookでご連絡をいただき、やり取りをするようになりました。その後診断が確定し、今は虎の門病院で通院で化学療法を受けられています。

病院を選ぶ前の段階では、奥様がわざわざ綱島のカフェカルディまでお越しくださったので、僕の経験をいろいろとお話しさせていただきました。

この日、僕の診察日とTさんの通院治療日が重なったため、初めてお会いすることができました。

ロビーでお会いしたTさんは、分子標的薬のリツキサンの点滴中で、点滴スタンドを従えていました。でも点滴中の副作用もあまりないようで、待合ロビーのベンチに座って奥様も交えて三人でしばらくお話ししました。

悪性リンパ腫は種類が30種類以上もあり、そのタイプによって治療方法も予後も異なります。僕は「B細胞性リンパ芽球性リンパ腫/急性リンパ性白血病」というタイプで、悪性度が高いため、強い抗がん剤を大量に投与する「Hyper-CVAD/MA療法」を受けました。副作用が強いため、基本的には長期間の入院治療となります。

ただ、悪性リンパ腫も種類によっては通院での化学療法が可能です。虎の門病院は悪性リンパ腫や白血病の臨床経験が非常に豊富で、病気のタイプや患者の状態を見ながら、最適な治療を選択してくれます。Tさんも最初は入院されましたが、今は通院で抗がん剤や分子標的薬を点滴されています。

そしてTさんもおっしゃっていましたが、虎の門病院は副作用への対応もきめ細かく、先手先手で手を打ってくれます。これは僕自身も入院中に感じました。

血液がんは、レジメン(抗がん剤治療の投与量やスケジュールなどの治療計画)が同じであればどこの病院で治療を受けても同じ、というようなことがたまに言われます。でも実際はそんなことはなく、やはり臨床経験の数によって副作用や感染症のコントロールなどに大きな差が出てくるように思います。

そして、そもそも最適なレジメンを選択してくれるかという点にも、病院による違いが出てくると思います。

Tさんと奥様と、そういった話をしてから、病院を後にしました。

次回は3週間後です。ちょうどその日もTさんの通院日と重なるようで、またお会いできそうです。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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