株式会社オーシャンブリッジ ファウンダー
高山 知朗 (たかやま のりあき)
2012年12月06日
本日開催予定のイベント「ISL Online Day 2012」のために、ISL Onlineの開発元であるスロヴェニアのベンチャーXLAB社から、社長のJureとCTOのDamjanが来日しています。
そのJureとDamjanと一緒に、昨日、スロヴェニア共和国大使館を訪問し、ヘレナ・ドルノウシェク・ゾルコ駐日大使にお会いしてきました。XLABとともに大使にお会いするのは、ちょうど一年前のEU Gatewayのイベント以来です。
XLABがプレゼントしたISL Onlineのぬいぐるみを抱いているのが大使です。この大使の執務室でしばらく近況報告をした後、みんなで会食に出かけました。
東京の夜景を見つつ、美味しい和食を食べながら、みんなでスロヴェニアと日本の交流などについてお話ししました。その中で、僕がXLABと出会ったEU Gateway Programmeというイベントの話になった時、Jureがこんな話をしました。
XLABは現在、世界51カ国に現地パートナー企業を持って、グローバルにビジネスを展開している。その中でも、日本は最も重要な市場で、売上もハイペースで成長している。でも、日本という大きな市場で、オーシャンブリッジのように本当に信頼できるパートナーが見つかったことは、本当に幸運なことだった。今となってはほとんど不可能に思えるほどだ。
XLABと出会ったのは、僕があるヨーロッパ企業に呼ばれて、前述のEU Gatewayというイベントの展示会に行ったことがきっかけです。その経緯も当時(2005〜2007年)のブログに書いてありました。
▼EU GatewaytoJapanのレセプションパーティにて、ワインを飲みつつビジネスの夢を語り合う。(2005年5月)
▼充実のEU Gateway to Japan。(2006年3月)
▼オーシャンブリッジ的には、今、ヨーロッパが熱い。(2007年2月)
もともとはXLABに会うのが目的だったわけではなく、ふらっと行った展示会で、たまたまXLABと出会い、翌年また同じイベントで再会し、その翌年の再会時に提携に合意しました。偶然の出会いがビジネスパートナーシップに発展し、そして今ではこうしてスロヴェニア大使やスロヴェニア共和国政府も交えた交流に広がっています。
僕自身、オーシャンブリッジを始めたころは、まさか東欧のスロヴェニアの企業と提携することになるとは、全く想像もしていませんでした。そしてスロヴェニアに家族ぐるみで付き合う大切な友人ができるとも、思いもよりませんでした。人生もビジネスも、どこでどんな出会いがあるか分かりませんし、その出会いがどんな発展をするかも本当に予想がつきません。
昨晩、Jureは大使に、「日本の企業とミーティングをする時は、まずiPadでヨーロッパの地図を見せて、スロヴェニアの場所を指し、次いでスロバキアの場所を指し、『違う国だからね』と説明するところから始めてるんですよ」と言っていました。
それを聞いて僕も、「それはしょうがないよ。僕だって、最初はスロヴェニアとスロバキアとの区別はついていなかったからね」と話し、みんなでひとしきり笑いました。それでもこうして縁ができ、その縁が広がっていきます。本当に不思議なものだと思います。
出会いの大切さ、縁の大切さを改めて噛み締めた夜でした。
最後にもう一つ。実はこの日、僕の14回目の結婚記念日でした。直前まで海外出張に出ていた大使と、イベント等で来日日程が詰まっているXLABメンバーとが合う日程がこの日だけだったため、この日に会食を設定しました。すると、そのことを心配した大使が、わざわざ僕の家族のためにプレゼントを用意してくださっていました。
2歳の娘にはスロヴェニアの作家の方によるシマウマのぬいぐるみ。そして僕ら夫婦には、「結婚記念のお祝いをする時に開けてくださいね」と、スロヴェニア製のスパークリングワイン。これには感激してしまいました。
これからもオーシャンブリッジは、スロヴェニアと日本をつなぐIT分野における架け橋として、微力ながら貢献していきたい、と改めて思った夜でした。
大使、神足さん、本当にありがとうございました。
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【投稿者】nori 【コメント】コメント (0)
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ(幻冬舎 税込1,188円)
脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。
高山知朗(のりあき):
1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。
2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。
2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。
2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。
2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。
2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。
現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。
メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)
※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。
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※過去の記事も上記リンクからご覧いただけます。
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