2013年03月30日

2012年度が終了し、一年間の自分の回復を実感する

オーシャンブリッジは3月決算です。そのため昨日で実質的に2012年度が終了いたしました。

経営管理部長のヤティの超スピーディな決算業務による決算速報値によると、お陰さまで二桁の増収増益となり、売上は過去最高となりました。

弊社製品をご活用いただいているお客様、ご販売いただいている代理店様、本当にありがとうございました。本当にみなさまのお陰です。

僕自身は一昨年に病気(脳腫瘍)をして、手術を経て退院してから、できるところから少しずつビジネスの現場に復帰してきました。昨年度の一年間はかなりの期間、会社を空けることとなり、年度の後半に仕事に復帰してからもあまり無理ができず、基本的にはスタッフに任せた状態で年度を終えました。 その時のブログ記事にもありますが、「売上、利益ともに、最後の最後でなんとか最低限のレベルはクリアできた」という状態でした。

今年度は、昨年度よりも会社に出る日も増えました。今はほぼ毎日出社しています。本当は週1日くらいは家で仕事をしたいところですが、なかなかそうもいかなくなってきています。でも出社する際も、通勤ラッシュを避けて遅めに出社し(視覚障害が残っていて人混みを歩くのが危ないため)、夜も家族と一緒にご飯を食べられる時間には帰宅するようにして、できるだけ無理をしないようにしています。

仕事の内容も、以前のように担当者レベルの仕事というか作業まで自分で抱え込むことはせず、経営者としてやるべき仕事、経営者にしかできない仕事にフォーカスしています。例えば新規事業開発の仕事はそうした仕事の一つです。

既存事業については、基本的に幹部以下スタッフに任せています。ただ、昨年度の経験を踏まえ、任せた上でも重要な点については積極的に口を出して、方向性を示し、指示を出し、チェックするようにしています。

またこの時期は、経営者の仕事の一つとして、年度末の損益のシミュレーションや、来期事業計画の立案などで、Excelを使った仕事が非常に増えます。でも一年前は、視覚障害の影響でExcelでの仕事が非常に大変でした。以前、 視覚障害に関するブログ記事にも書きましたが、大きなExcelの表を見た時に、左のほうの項目名が見えず(半側空間無視)、視線を左右に頻繁に移動する必要がありました。例えばP/L(損益計算書)を見た時に、左端の勘定科目名が見えないため、右の方の金額と左の方の勘定科目の間を何度も視線を行ったり来たりさせて(時には指で追って)確認するという状況でした。

今でも視覚障害は完全には回復していないため、大きな表は見えにくいのですが、一年前に比べるとかなり見えやすくなってきています。また数学的な思考能力も一年前に比べるとかなり回復してきていて、頭の中で試算した結果とExcel上での計算結果がかなり一致するようになりました。逆に言うと、一年前はこの部分でも苦労していました。

さらに、脳の疲れ方もかなり変わってきています。脳の手術をすると頭が非常に疲れやすくなります。一年前は、Excelを使った仕事や、頭と耳と口を多用する会議などが続くと、頭が非常に疲れ、クラクラしたりボーっとしたりしていたのですが、今はかなり耐性がついてきているように感じます。特にここ数ヶ月で非常に回復しているように感じています。

今年の3月は、こうした年度末の仕事に加え、スロベニアイギリスからの来客もあり、彼らとの新規事業のプロジェクトに関する仕事も多くなって、本当に忙しい日々でした。でも、それらの仕事も非常にうまく進み、かつ、こうして決算でもよい結果を残すことができ、大変だった分、大きな充実感も感じています。

また一年後に、同じような充実感、満足感を得られるよう、明後日から始まる新年度もがんばっていきたいと思います。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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