2013年03月28日

本当に「思考は現実化する」から気をつけたほうがいいという話(実話)

よく「思考は現実化する」とか「思い続ければ願いは叶う」とかいいますが、それは本当なので、安易な願いには気をつけたほうがいいですよ、という僕の体験談です。

実を言うと、僕はしばらく前から、「入院」というものにそこはかとない憧れをいだいていました。

優しくしてくれる看護師さん。
読書でもなんでも、自分の自由に使える時間。

入院の経験がほぼなかった僕は、「嗚呼、一度くらい入院してみてもいいかも」と、たまに寝る前などに妄想していました。数年、いや十年以上にわたってでしょうか。

でも、入院といっても、痛いのとか苦しいのとか辛いのとかはイヤです、もちろん。だから、「身体は基本的に元気でどこも痛くないんだけど、しばらく入院していなきゃいけない」みたいな都合のいい状況を希望していました(笑)。

そう、まさにその状況が、1年半前に実現したのです。脳腫瘍治療のための入院という形で(涙)。

手術前はもちろん不安でしたし、手術直後の数日は痛みや苦しみもありました。

でも術後一週間もすれば身体はすっかり元気になります。二週間も経たずに週末は外泊で家に帰れるほどに回復します。でも、まだ一ヶ月半は、放射線治療と抗がん剤治療のために、入院していないといけません。

まさに「身体は元気でどこも痛くないのに入院していなきゃいけない」状況です。ついに願いが叶ったのです(涙)。

女子医大のすばらしい看護師さんたち(特に主担当だったCKさん!)のお陰で、本当に快適で楽しい入院生活でした。仲良くなった看護師さんたち(YSさんやSHさん)からDVD(水曜どうでしょう)を借りたり、お返しにミステリー小説やSF小説を貸したり、メッシのサイン入りユニフォームを見ながらサッカー談義をしたり。まさにみなさん、リアル白衣の天使でした。

そして心配してお見舞いに来てくれる友人にも「あれ?意外と普通じゃん!」と言われつつ、久しぶりの再会とおしゃべりを楽しんだり。「早口なのは手術しても変わらないのな」と言われつつ(笑)。

また一人の時間には、病院敷地内のタリーズで太陽の下ゆったりとコーヒーを飲んだり、iTunesでダウンロードした映画をiPadで見たり、入院中にアマゾンで衝動買いしたSHUREの高級イヤホンSE535-V-Jでジャズやボサノバを聞いたり。もちろん好きな読書も、ミステリーや脳科学など、片っ端から読み放題。

でも段々「この自由な時間を有効活用しないともったいない!」と思い始め、突然スペイン語の勉強を始めたり(実際にCD付きの教材2冊を修了)。まさに貧乏性(汗)。

しまいには「退院まであと○日しかない!あとあの本を読んで、あの勉強をして・・・」と焦り始め、その様子を見た看護師さんに「そんな患者さんは初めて見ましたよ。普通はみんな『あと○日で退院できる!』と退院を心待ちにしてるのに(笑)」と笑われる始末。

まさに妄想で思い描いたような入院生活でした(笑)。

でももちろん、もう入院はしたくありません。グリオーマが再発してまた手術するというのは絶対にイヤだと思っています。

だからもう妄想はやめました。キッパリと。

その代わり、毎晩寝る前には、イメージ療法も兼ねて、グリオーマが再発しないこと、視覚障害が回復すること、そして娘の20歳の誕生日に家族そろって元気にお祝いすることを祈っています。経験上、思い続ければ願いは叶うことを知りましたので、きっとこれらの願いも叶うはずです。

ということで、みなさんも安易な妄想には注意してくださいね(笑)。


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投稿者 てるた : 2013年3月30日 15:13

高山さん、こんにちは。

まさに主人もそうでした。医療関係の仕事をやっていますが、いつも患者さんに「僕はまだ入院したことがないんですよ〜」と、なんだか入院できない超健康な身体を残念がっているような口ぶりでした。

「僕は心のどこかで入院を望んでいたのかもな、、、」と今は反省しています。

主人は能力開発や瞑想を学んできたので、「思考」の力を今は慎重に使っています。朝晩のTM瞑想(脳のストレスを解放する簡単な瞑想)を20分と、ビジュアライゼーション(新生血管がパラッと毛が抜けるように壊れていくイメージ)をやっているようです。

自分が信じていることがいちばん効果があるような気がします。主人は18年前開業した自分の治療院のパンフレットに「自分の病気は自分で創ったのだから、自分にしか治せない、、、治療家は手助けするだけ。」と書きました。

もちろん女子医大の優秀な先生、スタッフの皆様のおかげで命拾いをし、仕事にも復帰できましたが、人まかせにせずたんたんと、過去の自分が現在の自分に送ってくれたメッセージ(自分にしか治せない)を信じて(自分を信じて)プラスのイメージ瞑想で治していってます。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2013年4月 1日 13:48

てるたさん、そうでしたか!やはりご主人も。本当に思考の力は侮れませんね・・・。
「自分が信じていることがいちばん効果がある」というのは本当にそうだと思います。
思考やイメージ、瞑想の力をうまく利用して治していきたいですね!

投稿者 ウィンディ : 2013年4月 4日 23:53

こんばんは、高山さん。
以前、主人が四回目の手術をしたと記させて頂いたものです。先日、術後の外来で再度テモダールを治療の一つとしてとして勧められました。前回の再発後に6クール行って、今回再々発、そこでまた同じテモダールをあえて今やるべきなのか…やる意味があるのか? 決めるのは本人ですが同じ立場の高山さんはどう思われますか?
主人は覚悟はしていたようですが、やはり考えてしまいます。本人の身体への負担も考えるし、経済的にも厳しい現実があります。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2013年4月 5日 14:31

ウィンディさん、コメントありがとうございます。

僕の場合、抗がん剤治療(ACNU/ニドラン)はほとんど副作用がなかったこともあり、もし今後再発して手術をした後、先生に同じ抗がん剤治療を勧められた場合、やると思います。もちろんやった場合の有効性を示すエビデンスがあることが前提になるかと思いますが。

実際はその場になってみないと分かりませんが、恐らく、抗がん剤治療を受けることで、「娘の20歳の誕生日に一緒に乾杯する」という目標を達成する可能性が少しでも上がると信じられるのであれば、受けるという決断をすることになるのではと想像しています。

でも、4回もの手術を乗り越えられて、ご主人もウィンディさんも、本当にすごいと思います。本当に勇気づけられます。これからもよろしくお願いします!

投稿者 ウィンディ : 2013年4月 5日 21:22

ありがとうございます。
うちの主人も診察から帰って高山さんと同じ事を言っていました。 一番下の娘が成人するまであと10年は絶対生きなきゃならないから、俺はやる と。
只今は術後の頭痛に悩まされていますが、まるで人間天気予報なんですよ、良く当たるんです天気が悪くなる2日くらい前に頭痛がするんです。気圧の変化のせいだと思いますが、いっその事気象予報士の資格とったらなどと家族で話しています。(笑)

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2013年4月 8日 19:21

ウィンディさん、ご主人のお気持ち、非常によく分かります。
ともに病気をやっつけましょう!

高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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