2013年04月25日

「みんなの家庭の医学」(テレビ朝日)に女子医大の丸山隆志先生が脳腫瘍手術の名医として登場

先日テレビ朝日で放映されたたけしの「みんなの家庭の医学」の「私なら治せる!奇跡の手術で患者を救う名医SP」という番組に、東京女子医科大学 脳神経外科の丸山隆志先生が登場されました。グリオーマ(脳腫瘍)摘出手術の名医として番組冒頭に取り上げられ、実際の覚醒下手術の様子も放映されました。

番組の概要は下記の番組ホームページをご覧ください。
http://asahi.co.jp/hospital/onair/130423.html

丸山先生が行うのは、覚醒下腫瘍摘出術。なんと患者と会話をしながら、脳にメスを入れていくという驚くべき手術法だ。先生たちは、世界に先がけ開発した独自の手術法で、進行すればこれまでわずか25%だった脳のがんの5年生存率を70%にまで高めることに成功したのだ。

番組放送中のテレビ画面を写した写真もご参考までに。

東京女子医科大学 脳神経外科 丸山隆志先生が脳腫瘍手術の名医としてテレビに登場

東京女子医科大学 脳神経外科 丸山隆志先生が脳腫瘍手術の名医としてテレビに登場

東京女子医科大学 脳神経外科 丸山隆志先生が脳腫瘍手術の名医としてテレビに登場

東京女子医科大学 脳神経外科 丸山隆志先生が脳腫瘍手術の名医としてテレビに登場

東京女子医科大学 脳神経外科 丸山隆志先生が脳腫瘍手術の名医としてテレビに登場

何度もこのブログに書いていますが、丸山先生は僕の主治医です。女子医大の脳神経外科は、術中MRIを中心としたインテリジェント手術室により、グリオーマの治療成績(5年生存率)を格段に向上させました。でも女子医大の治療成績が高いのは、こうした設備だけに拠るわけではありません。丸山先生の脳神経外科医としての腕や経験も大きく貢献しているものと思います。

実際、同じ脳神経外科の村垣先生(教授)と先日お話しした時に、最近はグリオーマ手術の時間も短くなってきている、とおっしゃっていました。それは丸山先生の技術がさらに向上して、これまで以上に効率よくスピーディに手術を進められるようになったことが要因とのこと。当然、手術時間が短いほど、患者の身体への負担は軽くなります。

女子医大のグリオーマ治療成績が格段に高いことが世の中に知られるようになるにつれ、女子医大にはこれまで以上に全国から患者さんが集まってきているようです。その結果、女子医大のグリオーマの患者数、手術件数は増えているようです。そうすると丸山先生をはじめとする執刀医の経験値もどんどん上がり、さらに腕・技術が磨かれていきます。その結果、治療成績にも好影響が生まれてくるはずです。まさに正のスパイラルが働いています。

そして女子医大がすごいのは、そうした個人の経験に基づくノウハウ(暗黙知)を、ドキュメントとして明文化(形式知化)して、若い医師に教えていこうという研究にも取り組んでいる点です。それによりさらに多くの患者さんにレベルの高い治療を提供できるようになります。

命を助けられた患者の一人として、村垣先生、丸山先生をはじめとする東京女子医大の脳神経外科の先生たちには本当に感謝しています。そして一人でも多くの患者を助けたいという先生たちの真摯な姿勢を、本当に尊敬しています。

僕も命を助けていただいた先生たちへの恩に少しでも報いるためにも、他の患者さんに向けてこのブログでの情報発信を続けるとともに、僕自身も一日でも長く生きていきたいと思います。

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投稿者 南姫 : 2013年4月25日 22:22

女子医大は出身大学に関係なく優秀な医師を集めていることもあって、強いんでしょうね。
前の記事の高山さんのコメントに対してですが、確かに、覚醒下手術を受けるのは覚悟がいるなあと思いました。それでしか助からないのなら受けるけど…私もパニックになりそう。ちょっと話が違いますが、入院中同室だった人が、くも膜下でカテーテル手術を受けたとき意識がある状態だったそうで、動かないでいることが苦痛だったと言っていました。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2013年4月26日 11:51

南姫さん、

まさに、女子医大は優秀な先生が外から集まってきていることが、いろいろな点でうまく働いているように思います。権威主義のようなものは全く感じられませんし、学閥もなさそうです。脳神経外科のグリオーマチームの先生たちも、教授以下みなさん出身大学が異なります。

他の大学病院から転院してきた患者さんはみなさん、村垣先生や丸山先生の患者思いの姿勢に接すると、ビックリしています。「前の病院では、先生に聞きたいことを質問するのも勇気がいることだったのに、この病院の先生たちは違う。すごく話しやすい」というような言葉を何度も聞きました。

また、学閥や権威主義がないために、術中MRIのように、経験の少ない医師でも一定レベル以上の治療ができるような仕組みを開発し、他の病院にも広めようとしているのだと思います。権威主義的なお偉い外科医の先生は、腕と経験と技術と勘で今の立場を築いているので、ある意味でそうした経験等を否定するようなテクノロジーを活用した最新治療には否定的なはずですから。そうした外科学会の重鎮とも、女子医大の先生たちはしっかりした臨床データを揃えて戦っているようです。

そうした最新の研究や治療が知られることで、さらに若くて優秀で野心的な医師が集まってきます。そしてそういう治療を受けたいという患者も集まってくるので、需要と供給が両方増加しているように思います。

ただ、女子医大のそうした良さも、診療科によって大きく差があるようです。少なくとも脳神経外科については、うまくいっているかと思います。

覚醒下手術を受けるのは、本当に怖いようです。実際、知り合いの患者さんでも、あまりにも怖くて直前に覚醒下をやめ、全身麻酔での手術にした方がいました。

覚醒下手術中にパニックを起こすのは、中年の男性が多いようです。女性はなんだかんだ言って、出産の痛みにも耐えられるなど、こういう身体的な苦痛が発生する場面では男性よりも強いとのことでした。なるほど、と思いました。

投稿者 南姫 : 2013年4月27日 13:20

高山さん、コメントも力作ですね。なるほど!です。ありがとうございます。
確かに同じ病院でも診療科によって、全く雰囲気が違いますよね。
覚醒科手術は、私も全身麻酔で開頭手術をした分、普通の人より恐ろしさを具体的に想像できます。そして申し訳ないけど、女性の方が総じて我慢強いですね。病棟の看護師さんも、「手術後、男性の方が痛いと騒ぐ」と言ってました。私は入院中に叔父夫婦に立ち会ってもらいましたが(叔父の方が血の繋がりあり)、手術後頭部血まみれで運ばれてきた私を見て、叔父の方がダメだったようです(笑)。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2013年4月27日 16:09

南姫さん、ありがとうございます!こういうトピックだと、書きたいことがいろいろ出てきて、長文になりがちでして・・・(汗)。

やはり女性の方が我慢強いですよね。男性は、特に血には耐性がないように思います。

僕はブログで知り合った手術前の患者さんに会うと、通常は「手術なんて、麻酔かけられて気持ちよくなって寝てると終わるから、心配しなくて大丈夫ですよ。まさにまな板の上の鯉状態でOKです。」とか言うんですが、覚醒下の場合はそう言えないんですよね。さらに自分でも経験してないので、勇気づける言葉がなかなか見つかりません・・・。

投稿者 アダチ : 2013年5月24日 16:01

高山様

はじめてコメントさせて頂きます。
検索でこちらのブログに出会い、いろいろ勉強させて頂いたお礼がひと言申し上げたく、投稿させて頂きます。
高山様の記事には本当に勇気付けられました。このブログに出会えたことを心から感謝しております。

実は一昨日の5月22日に私の父親がグリオーマの摘出手術を受けました。覚醒下手術による摘出で、おかげさまで無事予定通り手術は終了し、二日目の本日かなり回復し、気分も良いようです。

1年前の脳ドックでグリオーマらしきものがMRIで発見され、それから定期的に経過を見てきましたが、画像診断で肥大化が見られることから今回の手術に踏み切りました。
とにかくこのグリオーマは情報が少なく、調べても調べてもなかなか成果のでない中、高山様の体験談は本当に貴重な情報源でございました。

病理検査の結果を待ち、これから放射線や化学療法に入りますが、引き続き、父親をしっかりサポートしていきます。

このブログに何度も助けられました。
本当にありがとうございました。

投稿者 みんな元気 : 2013年6月 2日 03:07

高山様
はじめまして。闘病についてのブログを拝見させていただきました。まずは、お礼を申し上げます。
今の自分に必要なことが、ここにございました。
今年の春にドックで、脳動静脈奇形(AVM)が右後頭葉に発見されました。未破裂の状態です。
患部の場所は、高山さんとほぼ一緒です。
今月末に入院して、2度の塞栓術をしたうえで開頭手術で摘出する予定です。しかし、場所が場所だけに、視覚障害は避けられないようです。
現在は手術で最良の結果を期待しつつ、後遺症が残った場合を想定し、出来うる準備を着々と進めています。
その中で、左同名半盲などの視野障害になった場合、必ず「少しでも回復させる」ことを真剣に考えています。
視覚の後遺症は、回復に否定的な意見も多い中、「コンピューター化視野訓練装置」による治療などがいくつかのリハビリ施設で「試験的」に実施されているのも事実です。できることはすべて取り組むつもりです。
このような状況ですが、これからもブログを拝見させて頂き、力にかえさせて頂きます。
ありがとうございました。

投稿者 深井 ひさよ : 2013年9月 5日 14:42

初めてメールさせていただきます。
2013年6月にグリオブラストーマグレード4を発症し、同月開頭手術を受け、放射線治療30回60gr+テモダールによる化学療法を受けたのち、8月下旬に退院したのち現在はテモダールによる治療を続けながら、自宅にて療養しています。
発病するまでは正社員として、経理の仕事をしていました。
ただ、腫瘍のできた場所が右脳でしたので、術後左側を見落とし(無視)てしまうという後遺症が残りました。
勤務先の配慮で半年間休職しましたが、電車通勤に不安があり結局退職しましたが、家でもんもんとして過ごしていました。そんな時に同じ病気と戦いながら経営者としてが頑張っておられる高山様のブログにたどりつきました。
ハードルはあると思いますが、社会復帰できる日がくる日を信じて日々穏やかにすごしたいと思います。
高山様もご無理なさらずお過ごしください。
また、おじゃまさせてください。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2014年5月20日 16:40

アダチ様、コメントありがとうございました。
コメントをいただいた昨年は悪性リンパ腫の治療のため7ヶ月入院しておりましたため、返信が遅れ申し訳ありません。

その後のお父様のお加減はいかがでしょうか。
私のブログが多少なりともお役に立てたのであればうれしいです。

これからもよろしくお願いいたします。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2014年5月20日 16:48

みんな元気さん、コメントありがとうございました。
コメントをいただいた昨年は私自身が悪性リンパ腫で7ヶ月ほど入院していたため、返信が遅くなりまして申し訳ありません。

術後の状況はいかがでしょうか。手術による視覚障害が最小限に抑えられていればと思います。
これからもよろしくお願いします。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2014年5月20日 17:12

深井ひさよさん、コメントいただきありがとうございます。
私自身が、コメントをいただいた昨年、7ヶ月ほど悪性リンパ腫で入院していたため、返信が大変遅くなり申し訳ありません。

視覚障害を含め、その後体調はいかがでしょうか。

これを機会に今後ともよろしくお願いいたします。

高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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