株式会社オーシャンブリッジ ファウンダー
高山 知朗 (たかやま のりあき)
2014年06月10日
前回の闘病記からの続きです。
◼︎2013年5月30日(木)。入院18日目。抗がん剤治療開始から10日目。
朝から熱が38度超。解熱剤のカロナールを飲みました。
担当医のMY先生によると、点滴の針の刺入部からの感染が、発熱の原因の可能性もあるとのことで、首から点滴の針、CV(中心静脈)カテーテルを抜いてもらいました。翌日の点滴は別途腕から入れるとのこと。
あるいは、熱の原因は、腫瘍自体が持っている熱が原因となる腫瘍熱の可能性もあるとのこと。入院時にも腫瘍熱はありました。腫瘍熱だとすると、これまでの抗がん剤治療の結果、まだ腫瘍が消えずに残っていることになります。でもMY先生によると、今の段階ではそれでも問題ないとのこと。
この日の夕方、家内が娘を連れてお見舞いに来てくれました。そのとき、娘がお世話になっている保育園の園長先生からの手書きのお手紙と、園長先生が旅先でわざわざ僕のために購入してくださったという金比羅宮のお札とお守りを持って来てくれました。お手紙には達筆な文字で、僕を心配するお言葉と、娘の園での様子を伝えるメッセージがしたためられていました。
これには本当に驚き、感激するとともに、園長先生にまでご心配いただき、本当にありがたく思いました。そして普段は分からない娘の園での様子が分かり、安心しました。改めて、この園長先生の保育園なら本当に安心して娘を預けられると感じました。
家内は学校(大学院)と仕事(臨床心理士)の合間を縫ってお見舞いに来てくれます。娘は日中は保育園に預かってもらっています。
本当にいろいろな方に支えられ、僕の入院生活が成り立っているんだなあ、と実感し、感謝しました。
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【投稿者】nori 【コメント】コメント (0)
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ(幻冬舎 税込1,188円)
脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。
高山知朗(のりあき):
1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。
2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。
2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。
2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。
2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。
2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。
現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。
メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)
※病気や治療に関するご相談はメールでもSNSでも一切お受けしておりません。仮に質問などをお送りいただいてもご返事できかねます。私もあくまで一患者であり医療関係者ではありませんのでその点ご理解ください。
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