2014年08月07日

アメリカからのお見舞いメッセージに涙/ビートルズ本は娘の愛読書に:白血病・悪性リンパ腫闘病記(38)

前回の闘病記からの続きです。

◼︎2013年6月27日(木)。入院46日目。抗がん剤治療開始から38日目。

IGC社からのお見舞いプレゼント。ビートルズの本など。

この日の朝も、担当医のMY先生と、治療方針について話をしました。前日の先生とのお話を受けて、またネットで調べた論文を元にお話をしました。先生は、前日同様、ベッド脇の椅子に座って、じっくり話に付き合ってくださいました。

やはり、根治のためには将来の移植の可能性も考慮すべきという前提で、下記のようなお話をされていました。

骨髄移植と臍帯血移植については、治療成績も、副作用やGVHD(移植片対宿主病)の大変さもあまり変わらないと考えています。ただ臍帯血移植は、移植後に生着して血が作られるようになるまでに時間がかかります。

自家移植は実質的に「大量化学療法」であり、GVL効果(移植片対白血病効果)が期待できないため、今回は考えていません。

私たちは、海外の文献よりも、実際の生存率は低いと考えています。高山さんの病気では、移植治療をした上での生存率は50〜60%ほどではないかと思います。

でも、実際の治療は、患者さん一人一人でも違ってきます。高山さんは今のところ1コース目でも腫瘍が小さくなっているし、よいと思います。7月8日頃にまたMRIで2コース目の治療効果を見るので、それでまた方針を考えたいと思います。

前日に引き続き、この日のMY先生とのお話でも、厳しい移植治療の可能性を考えざるを得ないかと感じていました。

この日の午後は、オーシャンブリッジの山下さんとAさんが、カレー弁当やパンを持ってお見舞いに来てくれました。また、会社に届いたという、オーシャンブリッジのアメリカのパートナー企業であるIGC社からのお見舞いプレゼントをたくさん持って来てくれました。

以前、アリゾナ州フェニックスの同社に出張した際に、僕がカラオケでビートルズを歌ったかなにかしたのを覚えていたのか、ビートルズの本も入っていました。今ではその本は、僕の影響でビートルズを好きになった4歳の娘の愛読書になっています。僕が翻訳して読んであげているわけですが(笑)。

またIGC社のメンバー一人ひとりからの応援メッセージが書き込まれたカードもありました。一人一人の顔を思い浮かべながら読むと、涙が出ました。

IGC社からのお見舞いメッセージカード

Aさんは、翌月に予定されている自身の結婚式の招待状も持って来てくれました。彼女には、「せっかくご招待いただいたのに、参加できなくてごめんね」と伝えました。

そしてこの翌日、病棟を驚かすちょっとした事件を起こしてしまいました。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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