2014年09月03日

生き延びるためのスイッチがオンに:白血病・悪性リンパ腫闘病記(47)

前回の闘病記からの続きです。

◼︎2013年7月8日(月)。入院57日目。抗がん剤治療開始から49日目。

この日のお昼頃、また血液内科部長の谷口先生がふらっと病室に顔を出してくれました。

前日までの外泊中に、自宅で焼肉を食べたことが、看護師さん経由で伝わっていたようで、「焼肉を食べたんだって?おいしかった?」というような話をしていきました。今回は前回と違って、本当に顔を見に来たという感じでした。

その後、翌日からの抗がん剤治療に備え、担当医のMY先生にCV(中心静脈)カテーテルを入れてもらいました。

CV挿入の処置の間、MY先生に「谷口先生がさっきも顔出してくれましたよ」と言ったら「そうでしたか。そう言えば最近いろんなフロアで見かけますね」と言っていました。

MY先生は「久しぶりに娘さんと会うと成長してるでしょう」と言うので「そうなんですよ。最近は写真を撮ろうとすると、ポーズして顔を作ったりするようになって。また絵本を自分で声を出して読むようにもなっていて、驚かされました」などというお話をしました。MY先生はいつも娘のことを気にかけてくださってありがたいと思いました。

この前日、今後の治療方針を考えている時に、こういう考えが浮かびました。

今回、CD20が陽性で、分子標的薬のリツキサンが使えると分かったことがきっかけで、自分は生き残る方に入った、生き延びるためのスイッチがオンになった、という気がする。

一方、こういうことも考えました。

ただ、それと移植との関連性はまだよく分からない。移植しなくてもいいのか、そうではないのか。

この日、お見舞いに来てくれた家内と、この考えについて話し合いました。その結果、下記のような結論に至りました。

今回の病気では、僕は、造血幹細胞移植(骨髄移植、臍帯血移植)をしないで、化学療法のHyper-CVAD/MA+リツキサンのみで、実際にB-LBL(B細胞性リンパ芽球性リンパ腫)/ALL(急性リンパ性白血病)が治癒した国内の成功例、具体的なエビデンスとなることを求められているかもしれない。

そしてそれを世の中に知らしめていくことが、僕の使命なのではないか。

また、日本の移植治療を引っ張ってきた虎の門病院でも、患者によっては移植をせずに、化学療法だけで治療し治していること、移植治療だけではないことを、患者の立場で世の中に知らしめていく。

これが、僕が脳腫瘍(グリオーマ)だけではなく、白血病・悪性リンパ腫についても、ブログに闘病記を書こうと考えた理由の一つとなっています。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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