2016年10月05日

向井理超え/女子医大の先生と記念撮影

昨日、脳腫瘍(グリオーマ)の定期検査・診察で東京女子医科大学病院に行ってきました。前回の診察からおよそ3ヶ月ぶりです。

東京女子医科大学病院 脳神経外科 村垣善浩教授と
(東京女子医科大学病院 脳神経外科 村垣善浩教授と)

朝一の9時からMRI検査。

終わってから外来病棟2階の脳神経外科の待合ロビーに行くと、すでにたくさんの患者さんが。でもそれほど待たずに順番が来ました。

主治医の村垣善浩先生の診察では、まずは「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」の出版にご協力いただいたお礼をお伝えしました。原稿のチェックだけでなく、帯に推薦のコメントもいただきました。もっと早くお礼に来たかったんですが、発売日と診察日の関係で、この日にようやくお礼をお伝えすることができました。

村垣先生にはお礼の意味も込めて発売前に見本を一冊お送りしていました。「届きましたか?」とお聞きしたら「届きましたよ!でも自分でも二冊買いました!」とのこと。

僕が驚いていると、「一冊は親に送りました。一冊は息子に読ませてます!」とのこと。さらに驚きました。

これはつまり、僕の本の内容が、先生の親御さんの役にも立つと考えてくださったということです。さらに、先生の息子さんに、先生の仕事がどういう仕事なのかを伝えるために役に立つと考えてくださったということです。

お世話になった、しかも命を救っていただいた先生に自分の本を読んでいただくのももちろんうれしいのですが、その先生がご家族にも読ませてくださっているというのも、本当にうれしいものです。それだけ先生がこの本を評価してくださっているということだからです。

先日の虎の門病院での診察でも、GY先生が「家内が熟読していますよ」とおっしゃっていました。先生たちに少しは恩返しができたかなと思いました。

さて村垣先生は、本の話の後に先ほどのMRI検査の結果を説明してくれました。一年前(2015年10月20日)の検査画像と比べても画像に変化はなく、全く問題ないとのこと。ちなみに各画像の左下にある黒い穴が、主要を摘出した跡です。脳に空いたこの空洞には体液が溜まっているようです。

脳のMRI画像

その他、村垣先生とは、医療ビッグデータの可能性や医療系スタートアップの話、グリオーマの遺伝子研究の話などをして、診察は終了。

診察室を出たところで、患者さんのご夫妻に「高山さんですよね!」と声をかけられました。話をしてみると、3年ほど前に入院病棟の一階でお会いした方でした。

そのときから僕のブログを読んでくださっていて、「実は明日手術なんです」とおっしゃっていたのを僕も思い出しました。そして3年越しに再会したこの日、奥様はこんな風におっしゃっていました。

高山さんには、ずっとブログのお礼をお伝えしたかったのですが、メールやSNSではなく、直接会って伝えたいと思っていました。絶対にまた会えると思っていました。高山さんは、向井理よりも会いたい人だったんですよ!

ありがとうございます!向井理超えを果たしました!(笑)。

それはさておき、手術の前日に偶然お会いしたブログ読者さんが、無事にその手術を終えられて、山を乗り越え、今はお互いに外来での定期検査・診察を受けているということに、大変感慨を覚えました。ブログがつないでくれたつながりに感謝です。

その後、執刀医の丸山隆志先生の診察室に、出版のお礼に伺いました。本の話をしているうちに、丸山先生から「がん哲学外来」の話が出ました。先日僕が参加した「がん哲学外来 お茶の水メディカルカフェ」でお会いした樋野興夫先生が、「ちょうど昨日、女子医大で講演したときに高山さんの話が出たんですよ」、と言っていたのは、どうも丸山先生のことだったようです。

東京女子医科大学病院 脳神経外科 丸山隆志先生と
(東京女子医科大学病院 脳神経外科 丸山隆志先生と)

世の中は本当につながっているなあと改めて実感しました。

丸山先生と話しているときに、ちょうど薬剤師の生田先生が通りかかって、三人でお話ししました。

生田先生はこんなことを言っていました。

この間、高山さんの本を読んだ患者さんが、「高山さんのようになりたい」と言っていましたよ。高山さんと同じように、小さなお子さんがいる患者さんです。

もう読んでくださっている患者さんがいるとお聞きし、うれしく思いました。そしてその方が多少なりとも希望を感じていただけたのであればうれしいです。

丸山先生の診察室を出てから、外来病棟の一階にある患者向けの図書室「からだ情報館」にお邪魔し、本を寄贈させていただきました。担当の方は、「本の購入予算は、いつもは医学の専門書に多く回ってしまって、なかなか闘病記に予算が回らないので、助かりました!」と大変喜んでくださいました。

そしてリクエストをいただいたので僭越ながら「全ての患者さんへ」ということでサインをさせていただきました。女子医大に入院中・通院中のみなさま、機会があれば一度「からだ情報館」に足を運んでみてくださいね。

そして会計へ。支払いが終わったところで、また患者さんから声をかけていただきました。山本さんという女性の患者さんです。半年ほど前にFacebookでメッセージをやり取りしたことがありました。この日初めてお会いした山本さんは、こんなことをおっしゃっていました。

脳腫瘍が見つかり、グレードは2か3と言われたときは、目の前が真っ暗になりました。でも高山さんのブログのお陰で、治療に対して前向きになれて、入院しようと思うことができました。ありがとうございました。

こうやって患者さんから直接、ブログが役に立ったとお聞きするのは、本当にうれしいものです。

山本さんは、数ヶ月前に女子医大で丸山先生の手術を受け、現在は通院で化学療法を受けながらリハビリ中とのこと。「先月の検査では腫瘍は100%なくなっていました!」と明るく言っていました。

山本さんはこんなこともおっしゃっていました。

入院してからのできごとは、高山さんのブログに詳しく書いてあったので、「あれも知ってる、これも知ってる」という感じでした。

そういう形で実際の入院生活に役立ててくださるのもうれしいですね。さらにこんなことも。

高山さんには、あれから何度もメッセージを送ろうと思ったんですが、きっと高山さんは忙しいだろうし、最初にメッセージを送ったときにすごく丁寧に返事を書いてもらったので、手間を掛けるのは申し訳ないと遠慮していました。だから、直接会ってお話ししたかったんです。いつか必ず会えると思っていました。

先ほどお会いした患者さんと同じようなことを言われて驚きました。そのことを伝えると、山本さんは、

メールではなく高山さんに会って話したいと思っている人は他にもいっぱいいると思いますよ。

そうだったらうれしいですね。でもメールやメッセージを送ってくださってもいいんですよ。時間のあるときにご返事するようにしています。

最後は、入院中にお世話になった入院病棟のナースステーションにごあいさつに行きました。お世話になった看護師のHさんやNさん、Tさんとお話することができました。僕がナースステーション宛にお送りした著書は、看護師さんの休憩室にあってみなさんで見てくれているようです。

Hさんは、

入院している患者さんでも、ホームページで情報収集している方がたくさんいますが、どうも高山さんのブログみたいですよ。

このブログが多くの方のお役に立てているのであればこんなにうれしいことはありません。そして僕の本がさらに多くの方のお役に立てばと願っています。


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高山の著書

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(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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