2016年12月16日

白血球が回復しているどころか減っている/3年越しの看護師さんへのお礼

先日の火曜日、虎の門病院に定期診察に行ってきました。白血病・悪性リンパ腫の定期診察です。前回の診察からは4週間ぶりでした。

虎の門病院のスロープ

この日はいつもよりも採血が混んでいて、表示された待ち時間は37分。受付だけして、隣のJTビルのタリーズに退避しました。

虎の門病院隣のJTビルのタリーズにて

待ち時間表示表示通り、37分後に戻ったら、ほぼぴったり順番が。待ち時間表示、結構正確です。

採血終了後、GY先生の診察室に診察券を投入し、いつものようにスタバへ。

虎の門病院裏のスタバにて

でも、ここで失敗。診察に必要な血液検査の結果が出るのに、通常は一時間ほどかかります。そのためいつものように少し早めに50分後に診察室前に戻ったら、何とすでに僕の順番が来ていました。GY先生が診察室のドアを開けて、僕を探して待合室内を見回しています。「スミマセン!」と言いながら診察室へ。

GY先生の診察ではいつものように血液検査の結果から。

残念ながら、今回も白血球の数は回復していませんでした。というよりも、減少していました・・・。前々回からの推移は、2.8→2.6→2.5。一貫して減少傾向です・・・。

白血球の中の好中球の割合も、前回の33.3%→24.0%に減少。

白血球と好中球が少ないということは、免疫力が低いということで、風邪などの感染症には引き続き要注意です。うがい、手洗いの徹底です。

一方、赤血球とヘモグロビンは回復していました。赤血球は3.88→4.00に増加し、ギリギリ基準値に届きました。ヘモグロビンは13.3→13.4に微増で、引き続き基準値内を維持。

血小板も回復し、105→132へ。基準値の141には届きませんが、問題のない数値です。

ということで、白血球、好中球の回復については今後に期待です。長く続けた維持療法の抗がん剤治療の副作用である骨髄抑制からの回復には、まだまだ時間がかかりそうです。

そして、次回の診察は、これまでの1ヶ月後ではなく、2ヶ月後としました。なぜ延ばしたのか?その理由は次のようなものです。

僕は診察があると、どうしても「今回こそは白血球が回復しているのでは」と期待してしまいます。でも毎回、期待は裏切られています。やはり回復には自分が思う以上に時間がかかるということです。

3年前に7ヶ月の抗がん剤治療を終えて退院し、その後維持療法の抗がん剤治療を始められるレベル(3.0)まで白血球が回復するのには、半年以上の時間がかかりました。

それを考えると、2年以上続けた維持療法をこの9月に終えてから、同程度(3.0)にまで回復するまでには、やはり半年以上かかるのかもしれません。

ここのところほぼ4週間おきに診察を受けていましたが、また4週間後に検査結果を見て残念に思うのも悲しいので、2ヶ月後に先延ばしにしたという次第です。もちろん、その間に何か問題があれば、病院に電話して診察を受けることができます。

ということでGY先生の診察は終了。その後、久しぶりに、入院中にお世話になった入院病棟13階のナースステーションへ行きました。白血病、悪性リンパ腫などの血液がんの患者さんが入院している無菌病棟です。

ナースステーションにいた初対面の看護師さんに、「3年前にお世話になっていた者ですが・・・」と著書の「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお見せしたら、「この本、読みましたよ!看護師の休憩室に置いてありました!」とのこと。出版時に献本でお送りした本をみなさんで共有してくださっているようです。

そして、当時大変お世話になった看護師長のYさんを呼んできてくれました。3年ぶりにYさんにお会いし、「Yさんには、病室を引っ越してくださいとよくお願いされましたよね(笑)」とお伝えしたら、「それだけじゃないですよ!高山さんが浴室で倒れて頭を打ったときにも、ほとんど最初に駆けつけたんですよ!今でもよく覚えています」と言ってくださいました(本のP.94に書いた話です)。

Yさんとそんなお話をしていたら、たまたま、湯浅先生(MY先生)が通りかかり、「あっ高山さん!」と声をかけてくださいました。湯浅先生には「今日はGY先生の外来だったんですけど、なかなか血球が回復しなくて」とお伝えしたら、「なんかそうみたいですね」とのこと。「先生たちは、自分が外来診察の担当ではない患者の状態も把握しているんだ!」と大変驚きました。

そして看護師長のYさんに、入院中の患者さんのために著書を一冊寄贈させていただきました。最初のページには、13階の無菌病棟に入院されている患者さんへのメッセージを書かせていただきました。Yさんは、「早速デイルーム(待ち合いロビー)に置いておきますね!」と言ってくださいました。

その後、こちらも入院中に大変お世話になった男性看護師のTさんにも別のフロアでごあいさつ。Tさんには、特に、抗がん剤(オンコビン)の副作用の便秘対策で下痢を飲みすぎて、下痢から脱水症状に陥ったときに助けられました。

入院中にTさんと廊下ですれ違った際、僕の記録を見たTさんが、「高山さんの場合、下剤のラキソベロンじゃなくてマグラックス(便を柔らかくする薬)だけでコントロールしたほうがいいんじゃないかな」とアドバイスをしてくれたのです。そのアドバイスに従った結果、徐々にお腹の状態は回復していくことになります(本のP.104のあたりの話です)。

Tさんのアドバイスを聞いて、患者の日々の状況を常に細かく把握している看護師さんのアドバイスは、医師のアドバイスと同様に価値があると感じました。

このエピソードは、最初のうちは本の原稿に含めていたんですが、その後の編集で原稿を短くするなかで泣く泣く削りました。ただ看護師さんの重要性については、P.170に書いた通りです。

そんな話をしながら、改めてTさんにはお世話になったお礼をお伝えしました。僕の本を読んでくれていたTさんは、「本の表紙の写真だけではなくて、お元気になられた姿を直接見られてうれしいです!」と言ってくださいました。僕もお世話になったTさんにお会いできて本当にうれしかったです。

がんという病気では、退院してからも、治療が終わってからも、病気が(ほぼ)治ってからも、通院での検査と診察は続きます。白血病・悪性リンパ腫でも、脳腫瘍でもそうです。

でも病院に行くと、今回のように、お世話になった先生や看護師のみなさんにお会いして、入院中の懐かしい思い出話ができます。元気な姿をお見せすると、入院中に弱っていた姿を知っている看護師さんたちは、本当に喜んでくれます。だから僕は、通院は嫌でも面倒でもなく、むしろ楽しみにしています。

これからも元気に通院を続けていきたいと思います。


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高山の著書

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脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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