2016年12月19日

がん治療の副作用と後遺症に鍼灸治療/治療の役割分担/佐藤鍼灸院のブログで紹介

著書「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」の中で、鍼灸治療の位置付けについて書きました。そこで、僕がいつもお世話になっている佐藤鍼灸院(横浜 反町)の佐藤先生のお話を紹介しました。(P.197)

その佐藤先生が、この本と、鍼灸治療に対する僕の身体の反応を、鍼灸師の視点でブログに書いてくださいました。

▼がんの治療と鍼灸治療 | 横浜の反町にある鍼治療・美容鍼(美顔鍼)なら経験豊富な佐藤鍼灸院
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwj-6Imtvf_QAhUETbwKHbudB-YQFggaMAA&url=http%3A%2F%2Fsato-shinkyuin.jp%2Fblog%2F%25E3%2581%258C%25E3%2582%2593%25E3%2581%25AE%25E6%25B2%25BB%25E7%2599%2582%25E3%2581%25A8%25E9%258D%25BC%25E7%2581%25B8%25E6%25B2%25BB%25E7%2599%2582%2F&usg=AFQjCNHe7bVVNFmCiF_ycbHoIa_0SKT25A&sig2=xgGZSJTiWGbLUhH4zjo31w&bvm=bv.142059868,d.dGc

そして、本の中には、当院で体感した“鍼の効用”についての体験も、書かれています。 今回、特に治療の手応えを感じられた様子を見て、少しブログに書こうと思い立ちました。
高山さんは、もともとは、奥様のご友人が当院の患者さん、というつながりでいらっしゃった方です。 初回は、がんの治療ではなく、帯状疱疹の治療で来院されました。

そう、最初に鍼灸治療を試してみようと思ったのは、帯状疱疹後神経痛が多少でも良くなればとの思いからでした。うちの奥さんの銀行員時代の友人で、自身も整体師・鍼灸師である智代さん(ブログ「骨盤調整とはりきゅう 青春堂」はこちら)の紹介で、佐藤鍼灸院を訪ねてみました。

高山さんの場合、抗がん剤や放射線治療の影響で免疫力や体力が極端に低下しているのが原因と思われました。 そのため、患者さん自身の自然治癒力を使う、鍼灸治療に対して、なかなか納得はされない様子でしたが、手術の傷跡の痛みやしびれが楽になったり、一緒に来院された奥様の体調が回復されたりしたことで、一定の効果を実感されたようです。

最初に佐藤先生に鍼を打っていただいたときのことはよく覚えています。まず、帰り道、反町の駅まで歩いているときに、すでに左足の感覚が違います。悪性リンパ腫の腫瘍が仙骨(背骨の一番下)から左足に出ている神経を圧迫していたせいでずっと続いていた左足全体のしびれが、軽減しているのを実感しました。それにまず驚きました。

もっと驚いたのは、家に帰ってきてお風呂に入ったときです。頭を洗う時に、頭の手術の後の傷口に残ったしびれがほとんどなくなっていることに気づきました。いつもは後頭部の右側を触ると、しびれというか痛みというかを感じていました。寝るときに枕で圧迫されても痛いほどだったのですが、それが大幅に軽減していました。

また足を洗うときに、特にしびれが強かった左足の内もものあたりのしびれも大幅に軽減していることに気づきました。

ただ残念ながら、当初期待した帯状疱疹後神経痛については、「何となく軽くなったかな?」という感じでした。

その後も佐藤先生のもとには何度も通っています。頭や左足のしびれについては、ゼロにはなりませんが、初回治療で大幅に軽減した状態を維持しています。帯状疱疹後神経痛は、残念ながら大きくは改善していません。

でも、鍼灸治療で最も回復したのは、身体全体の回復力、免疫力ではないかと思っています。この9月まで続けていた維持療法の抗がん剤治療の副作用で白血球が減少し、免疫力が下がっていたため、以前はよく風邪をひいていました。それが鍼灸治療を受けるようになってから、あまり風邪をひかなくなったように感じています。

そして鍼灸治療も回を重ねるうち、治療直後の身体の反応も変わってきました。最初の治療の直後も、「いい温泉に長くつかった後のような」(佐藤先生の奥様談)気持ちよさを感じたのですが、その気持よさが、回を重ねるごとに深くなっていったのです。先日、鍼灸治療を受けたときのことを佐藤先生が書いてくれています。

先日、ついにすべての治療が終了して、“寛解”となったあと、再来院され、施術をしたところ

「 今日はよく効きました 」

と初めて口に出しておっしゃいました。 もともと、徹底して理論的に考える方が、初めて口にされたので、驚いてしまいました。

がんの治療が終了して、基礎体力や免疫力、治癒力が回復し、鍼治療の手助けを感じることができるまでに快復されたのでしょう。

そう、前回の治療の直後は、本当に気持ちがよく、しばらく施術用のベッドの上で熟睡してしまいました。それまでの治療では感じたことのない深い気持ちよさでした。うちの奥さんが、「鍼治療は本当に気持ちがいい」と言っていた気持ちが分かりました。「鍼が効いている」という実感を持ちました。

最初のうちは体力も回復力も弱かったため、鍼を打っても、焼け石に水というか、のれんに腕押しというか、なかなか身体が反応しなかったのではないかと思います。それが治療も回を重ねて、徐々に身体が正常な回復力、治癒力を取り戻してきたため、針の刺激に対して身体が回復しようという反応がしっかり表れて実感できるようになってきた、ということではないかと考えています。

本にも書きましたが(P.197)、佐藤先生はこのようにおっしゃっています。

鍼灸治療には、がんそのものを治すことはできません。でもがんの治療に伴う副作用や後遺症などの苦痛を軽減することはできます。

これは本当にその通りだと思います。そして佐藤先生はこのようにもおっしゃっています。

鍼灸治療は、即効性もあるし、持続性もあります。

これも僕の実感に一致しています。頭や左足のしびれは、一回目の治療で軽減しました。即効性です。そしてその状態は今でも続いています。持続性です。

また基本的な体力、回復力、免疫力は、治療を継続することで少しずつ向上していると感じています。こちらは持続性の効果でしょう。

西洋医学は、がんそのものを治すことができますが、その結果として生じる後遺症や副作用に対しては手立てがないことが少なくありません。医療の世界ではとにかくがんそのものを治すこと、延命することが優先されてしまい、後遺症や副作用に対するケアは後回しになりがちです。これはがん患者さんの多くが感じていることではないでしょうか。

そうした西洋医学で手が回らない領域に、東洋医学、特に鍼灸治療の出番があるように思います。がん治療の役割分担ですね。

身体にメスを入れる手術や、長期間にわたる抗がん剤治療などを受けると、何かしらの後遺症や副作用が出るものと思います。そうした症状を感じられている方は、一度鍼灸治療を試してみるのもよいのではないかと思います。

▼佐藤鍼灸院のホームページ(鍼治療・美容鍼/横浜 反町)

▼青春堂のブログ(骨盤調整とはりきゅう/横須賀 久里浜)


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脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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