薬が減る喜び/ブイフェンドの桁違いに高い薬価

ちょっと時間が経ってしまいましたが、先週12月15日(金)に虎の門病院に行ってきました。前回の診察からは2週間ぶりの定期診察です。
スタバにて


いつもの流れで採血、スタバで診察待ち、そして山本先生の診察へ。
僕からの近況報告は以下の2点。
●発熱
ほぼ毎日、夕方になると必ず熱が37.3-37.4に上がる。一日の疲れが出ると上がる様子。解熱剤のカロナールを二錠飲んで対処。
●お腹
以前から下痢気味の状態が続いている。入院中のようにひどいものではないが。
●プレドニゾロンをやめた影響
前回の診察を機にプレドニゾロン(ステロイド剤)をやめたが、幸いなことにその影響は特に感じていない。それが原因と考えられるGVHD的な症状はない(上記2つの症状はその前からある症状)。
僕の近況報告に続いて、山本先生からのお話。
まずは血液検査の結果から。肝臓の数値です。

●肝臓
・AST: 27(前回の35から低下し、ついに基準値内に)
・ALT: 18(前回の26から低下し、基準値内を維持)
・LD: 227(前回の252から低下し、ついに基準値内に)

このように、肝臓の主要な数値はついに全て基準値内となりました。肝臓へのGVHDが治まったと考えられます。これは非常にうれしいニュースでした。
続いて血球数です。

●血球
・白血球: 3.6(前回3.4から若干増加)
・赤血球: 3.41(前回3.43から微減)
・ヘモグロビン:10.4 (前回10.4から横ばい)
・血小板: 55(前回82から減少)

こちらの血球の方は、若干の増減はあるものの、特に問題はありませんでした。前回ようやく回復基調に入ったかと思った血小板が減ってしまったのは残念ですが。
でも、この結果には山本先生も「血液検査の結果は非常にいいですね」とのこと。うれしい言葉です。肝臓の数値の改善は、移植後のこれまでの状況を考えると非常に大きいです。
また、報告した発熱については、引き続き解熱剤のカロナールで対応。そして腸の調子の悪さについては、「これまでの治療で消化器にも大きな負担がかかっているので、この時期に調子が悪くなるのは止むを得ない面もありますね」とのこと。しょうがないですね。
次は薬の相談です。最近の体調から、いくつかやめられるのではないかと思っていた薬があるので、血液検査の結果も踏まえて相談しました。
その結果、抗真菌薬の変更(ブイフェンド→イトリゾールへ)、抗生剤(オーグメンチン)と尿酸値を下げる薬(フェブリク。治療の影響で尿酸値が上がっていたため服用)の中止が決まりました。
薬が減るのはいつでもうれしいものです。特にブイフェンドがなくなったのは大きいです。この薬は朝夕の食後に2時間空けて飲まねばならず、特に夜はそのために一度入った布団から起き上がらねばならなかったり、朝はタイミングを逸して昼時になってしまったりと、なかなか服薬管理に手間がかかっていました。
それに加え、ブイフェンドは薬価が他の薬に比べて桁違いに高く(一錠だけで1000円超)、これだけで今飲んでいる10種類前後の薬の合計金額の半分を占めるような状態でした。このブイフェンドがなくなり、イトリゾールに切り替わったことで、実際に薬代は半分になりました。
まだまだ飲んでいる薬はたくさんありますが、前回ステロイドをやめたことで免疫力も回復していくはずですし、そうすればまた少しずつ薬も減らしていけるはずです。
あとは食事をしっかりとり、適度なリハビリ(ウォーキング)をして、体力、特に脚力をつけ、しっかり歩けるように、また多少外出しても疲れないようになりたいと思います。体重も少しずつですが増えてきていますので、焦らずに地道にやっていきたいと思います。
・・・と思ってはいるのですが、この診察日当日、たまたま母と姉が長野から上京していたこともあり、診察後に一緒にランチをしたりと無理をしたら、翌日から数日間、家でダウンしてしまいました。。。
重ね重ね、無理せず少しずつ回復していきたいと思います。

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