2018年09月13日

医師からの「太らないね」の一言/2019年5月開業予定の虎の門病院の新病院は19階建ての超高層病院/無菌病棟は13階?

先週、虎の門病院に急性骨髄性白血病の定期検査・診察に行ってきました。前回の定期診察は4週間前の8月上旬でした。でもその後、8月下旬にまた高熱を出して予約外で受診しているので、病院に行くのは2週間ぶりでした。今回はいつもの血液検査と診察です。

虎の門病院 建て替え後の完成予想図

採血のあと、スタバで1時間ほど待ってから、診察室へ。

診察での近況報告

山本豪先生の診察では、まず僕の近況報告から。

体調については、前々回の記事、そして前回の記事に書いたように、8月は高熱を何度か出して大変だったものの、ようやく落ち着いてきたことを報告。「大変でしたが、なんとか入院せず乗り切りました」とお伝えしたところ、山本先生はこう言いました。

造血幹細胞移植(骨髄移植、さい帯血移植等)を受けると、移植後2〜3年くらいまでは、毎年熱を出して入院してしまう患者さんもいます。でも、そうした患者さんも、移植から3〜4年ほど経つと、徐々に入院しなくなります。

とのこと。やはり移植を経験した患者は、血液検査で白血球や好中球の数が増えていても、実際の免疫力は、数値に現れない部分でまだ低いため、細菌やウイルス等による感染症を起こしやすいのです。

でも時間が経つにつれて、根本的な免疫力も徐々に上がってくるのでしょう。時間が解決する部分は大きいようです。

また、白斑についてもお話ししました。

これまで顔、特に額や眼の周りに集中していた白斑が、最近、手の甲や足の甲、そしてふくらはぎ、脛、腿にも見られるようになってきたからです。ただそれらの白斑はまだ小さいということもあり、特にそれで困っていることもないのですが、一応、先生には報告しておきました。前述の感染症での発熱の話と同じ、移植による免疫異常が原因とのことです。

僕からの報告の後は、山本豪先生から血液検査の結果の説明です。

血液検査の結果

肝臓 については以下の通り。

・AST 44→47
・ALT 65→64
・LD 202→192

このようにほぼ横ばいです。

腎臓に関するクレアチニンもほぼ横ばい。

・クレアチニン 1.17→1.24

感染に伴う炎症反応を示すCRPは、8月よりもかなり下がりました。数値的にも感染症は落ち着いたことになります。

・CRP 2.6→0.2

続いて血球について。

・白血球 5.4→6.9
・血小板 66→89

こちらも問題なしです。血小板が少し増えたのはうれしいニュースです。

谷口先生の観察眼

ひと通り診察が終わったあと、病院入り口近くのエレベーター前で、妻が血液内科部長の谷口修一先生を見つけたため、お声をかけて少しだけ立ち話しました。

先生は開口一番、

太らないね。

とのこと。まさにその通りで、ここのところ、体重は50キロ前後で横ばいで、なかなか増えません。7月には52キロ弱あったのですが、8月の度重なる高熱で、2キロほど減ってしまっています。

そのため「あいかわらず、なかなか太りません」とお伝えしたら、

でもこれも、忘れたころに太り始めるよ。

この「これも」というのは、白斑のことを指しています。先々月、このときも偶然に谷口先生とお会いしたときに、白斑が治るのかどうかお聞きしたら、

忘れたころに治るよ。

と言っていました。

それと同じように、体重も忘れたころに増え始める、ということです。

それにしても、虎の門病院の血液内科の先生たちは、本当に患者のことをよく見て観察しています。

これまでも、担当医の湯淺先生の観察眼には何度も驚かせられましたが、今回も驚きました。

谷口先生は部長であって、僕の担当医でも主治医でもありませんので、病院に行っても診察を受けることはありません。今回のように院内で偶然お見かけして立ち話をしたり、先日の13会でお話ししたりした程度です。それなのに、患者をパッと見て、その変化を把握し、安心させるような言葉をかけてくださいます。改めて、優秀な医師は患者をよく観察しているんだな、と実感しました。

その後、このブログの読者の入院患者さんをお見舞いして、帰途につきました。


来年5月1日開業予定の虎の門病院の新病院

帰宅後、付き添ってくれた妻が、虎の門病院の広報誌を持って帰ってきてくれていました。そこに、2019年5月1日開業予定の新病院の完成イメージが載っていました。今の施設とは似ても似つかぬ(失礼!)広々とした近代的な高層病院の姿がそこに。現在は地上13階建てですが、新病院は地上19階建てとのこと。

さい帯血移植患者としては、これまで最上階の13階にあった無菌病棟が何階になるのかが気になります。「13階」というのは虎の門病院で造血幹細胞移植を受けた血液がん患者にとっては、いろいろな点で大きな意味を持つ言葉です。移植治療の一番辛い時期を過ごした場所であり、また闘病仲間と出会った場所でもあります。

それもあって、虎の門病院で造血幹細胞移植を受けた患者の患者会の名前は「13会」です。

無菌病棟が何階になるのかは、次回の診察時に先生に聞いてみようと思います。

新病院がどれだけ先進的でかつ患者フレンドリーな施設になるのか。通院している一患者としても、2019年5月の完成が楽しみです。特に外来の受付や採血室から診察室の待ち合いあたりが、もうちょっと広々とした空間になってくれると、視覚障害者としては歩くのが楽になってありがたいのですが。

もちろん入院病棟も、病室はもちろんですが、特にトイレや浴室、洗面所などが広く快適になると、入院患者さんは助かると思います。中でもトイレは狭くて、個室に点滴スタンドを持ち込むのが大変でしたので・・・。

なお、新病院の完成イメージは本記事冒頭の写真を拡大してご覧くださいね。

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1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校→早稲田大学 政経学部→アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ→Web関連ベンチャー→(株)オーシャンブリッジ設立・代表取締役社長就任→現在、同社ファウンダー。横浜市綱島在住。趣味はおりがみ。2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)摘出手術を受けて成功、ただ視野の左下1/4を失う。2013年5月からは7ヶ月間入院して悪性リンパ腫・急性リンパ性白血病の抗がん剤治療を受ける。帯状疱疹後神経痛も発症。2016年10月に2つのがんから卒業(それぞれ5年、3年経過)。しかし2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、さい帯血移植治療を受け、いまも闘病中です。

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メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※最近、メールやFacebook等で個別にご連絡やご相談をいただくことが以前よりも増えております。私の時間と体調の許す限りはご返事差し上げていますが、全てのご連絡にご返事できるとは限りませんことをご了承ください。

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