献血のお願い・白血病患者を応援するためにできること/予防接種再開

昨日、虎の門病院に行ってきたのですが、先日書いた以下のブログ記事について、先生たちからひとつ大切なアドバイスをいただきました。
▼骨髄移植を上回るさい帯血移植:白血病、赤ちゃんがつなぐ命のリレー|オーシャンブリッジ高山のブログ
赤血球の輸血
(赤血球の輸血。急性骨髄性白血病での入院時)

今回の外来の目的は予防接種

今回病院に行った目的は、いつもの湯浅先生の定期診察ではなく、森先生による移植後長期フォローアップ外来でした。
具体的には、血液検査の結果を見た上で、問題がなければ予防接種を打つのです。今回は、体調も、また血液検査の結果も問題がなく(特にCRPは0.1)、無事に予防接種を打ってもらうことができました。
これまでRSウイルス感染などで何度か延期になっていたので、ようやくです。

3種類のワクチンと、ポイントカード的なもの

この日に打った予防接種のワクチンは三本。

・プレベナー(肺炎球菌)
・アクトヒブ(インフルエンザ菌(ウイルスではなく))
・テトラピック(百日咳、破傷風、ジフテリア、ポリオの4種混合ワクチン)

これらを、左肩、左上腕、右上腕に筋肉注射あるいは皮下注射してもらいました。注射は診察後に内科処置室で打ってもらいました。
この三つの予防接種は、今回を含めて3回打ちます。各回の間は通常1ヶ月空けるようです。ただ湯淺先生の通常の診察との日程の兼ね合いもあり、次回の2回目の接種は3月ではなく4月となりました。
そして無事に1回目のワクチン接種ができたということで、ポイントカード的なもの(笑)に今日の日付を記入してもらいました。一歩前進です。
虎の門病院での造血幹細胞移植後の予防接種のポイントカード
このポイントカードのブログ記事を患者さんが結構読んでくださっているようで、患者さんとの話題に上ることがあると、森先生や移植コーディネーターの成田さんが言っていました。その話の流れで、下記の記事の話題になりました。

骨髄バンク・さい帯血バンクへの問い合わせの前にできること

▼骨髄移植を上回るさい帯血移植:白血病、赤ちゃんがつなぐ命のリレー|オーシャンブリッジ高山のブログ
この記事は、競泳の池江璃花子選手の白血病のニュースに伴い骨髄バンクに問い合わせなどが殺到しているけれど、実はさい帯血移植の方が実施件数はここ数年上回っていることを伝えて、さい帯血移植の認知度を高めたい、という思いで書いたものです。
この記事の内容に関し、森先生と成田さんとこんな話をしました。

こうしたニュースをきっかけに、骨髄バンクのドナー登録が増えることや、さい帯血移植やさい帯血バンクのことを知ってもらうことは、もちろん大切なことです。

でも、患者さんの治療に当たっている我々の目の前の問題としては、輸血用の血液がまだまだ少ないということがあります。ですから、一般の方には、骨髄バンクやさい帯血バンクに行く前に、まずは献血に行くことを考えてもらえると助かります。

白血病悪性リンパ腫といった血液がんの治療では、抗がん剤治療や造血幹細胞移植により赤血球や血小板などの血球が大幅に減少するため、大量の輸血が必要となります。

中でも血小板については、採血後4日間しか輸血に使うことができないため、常に不足しがちです。もちろん赤血球や血漿も常に必要です。

ですから、白血病患者を応援するためにすぐにできるアクションとして、健康な方にはまず献血を考えていただけると助かります。

輸血に助けられた白血病治療

思い返してみると、僕も虎の門病院での2回の入院(悪性リンパ腫/急性リンパ性白血病急性骨髄性白血病)中は、何度も何度も、たくさんの量を輸血しました。赤血球も、血小板も。
血小板の輸血
(血小板の輸血。急性骨髄性白血病での入院時)
輸血をすると、血液検査で血球の数値が上がるのはもちろんですが、特に赤血球の場合は体も元気になったような気がしました。
(なお白血球は輸血できないため、G-CSF(顆粒球コロニー刺激因子)の注射で増やすことになります。その一つであるノイトロジンを何度も注射しました)
つまり、白血病の治療においては、僕は移植したさい帯血に命を救われたと同時に、献血してくださったみなさんの血液の輸血に救われたと言えます。
献血、輸血のありがたさを再確認した診察でした。

献血のお願い

ということで、改めてお願いです。

骨髄バンクのドナー登録に抵抗がある方でも、まずは献血にご協力いただけると、白血病患者の一人としてうれしいです。

街で献血バスや献血ルームを見かけたら、どうか自分が献血することを考えてみてください。

献血は、白血病などの血液がん患者を含め、日本中のたくさんの患者さんの命を救うことにつながります。

献血は、誰かの命を救うこと

献血に命を助けられた白血病患者の自分としては、お願いすることしかできません。
でも、自分の行動が誰かの命を救うというのは、すばらしい経験ではないでしょうか。
この記事を見て「献血してみよう」と思ってくださる方が一人でもいるのであれば、こんなにうれしいことはありません。
▼献血する|日本赤十字社
献血する|日本赤十字社