2018年11月19日

RSウイルス感染(風邪)の余韻で予防接種が打てず

先週、急性骨髄性白血病の定期検査と診察、そして予防接種のために虎の門病院に行ってきました。

虎の門病院の新病棟ビル

直近ではこの1週間前にも虎の門病院に行っていますが、これは発熱による予約外での外来診察でした。発熱はRSウイルス感染によるものとの診断でした。

さて、この日もいつものように、採血のあと、スタバで時間を潰してから、まずは湯浅先生の診察室へ。

湯浅先生の診察での近況報告

診察では僕の近況報告から。と言っても報告事項は2点のみ。

一つ目は、前回の診察後のRSウイルスによる感染症(つまり風邪)の症状(発熱、鼻水鼻づまり、咳等)が落ち着いてきたこと。これには湯浅先生も「よかったですね!」と喜んでくれました。

特に、前回の診察時には、「人によっては治るまでに2〜3週間もかかることがある」と言われていたので、先生は僕の場合も、もう少しかかると予想していたようです。「やはり高山さんの根本的な免疫力、回復力が上がってきているんでしょうね。」と言ってもらえました。これはうれしい言葉。

二つ目の報告事項は、白斑のこと。「前に比べて白いところが小さくなってきました。」と報告したら、先生はこちらも「よかったですね!やはり白斑も顔に出てしまうと気になりますよね」とのこと。

よい報告が二つできました。

湯浅先生から血液検査の結果について説明

続いて、湯浅先生から血液検査の結果についての説明

●肝臓

・AST 56→73→45
・ALT 82→88→59
・LD 213→218→204

肝臓の数値については一通り改善しています。前回は感染症の影響で上がっていた面もありそうです。

●血球

・白血球 4.7→6.2→6.6
・血小板 73→49→85

白血球は問題ありません。移植後ずっと低空飛行の血小板については、前回49とかなり減ってしまったので気になっていたのですが、今回は無事に増えていました。こちらも感染症の影響があるのかもしれません。

●その他

・CRP 0.5→0.9→0.2
・クレアチニン 1.31→1.45→1.15

感染等による炎症反応を示すCRPは大きく下がりました。RSウイルス感染が落ち着いてきたということです。ただそれでも0.2ということは、まだどこかに炎症反応が残っているのかもしれません。

クレアチニンについてはここのところ高めで、特に前回はかなり上がってしまったのでこちらも気になっていたのですが、下がって一安心です。こちらもRSウイルス感染が関係しているのでしょう。最近水を多めに飲むようにしていることの影響もあるかもしれません。

薬の処方

以上に基づいて薬を処方してもらいました。

いつもの飲み薬はいつも通り。
(ダイフェン、エディロール、ラベプラゾール、フェブリク、アシクロビル、リリカ、ミヤBM、ブロチゾラム、オキシコドン、オキノーム(以上2つは医療用麻薬)

これらに加えて、ウイルス感染関連の薬は続けることになりました。症状が治まっても、ウイルスはまだ体の中に残っているためです。クラリスロマイシン、モンテルカスト、カルボシステインが継続です。

塗り薬系はヘパリン類似物質のスプレーとクリーム。これからの季節は乾燥してくるので、全身に使っているスプレーは多めに出してもらいました。ヘパリン類似物質のクリームは、いわゆるヒルドイドですね。

最後に、移植からもう一年半以上経ったという話の中で、湯浅先生から下記のようなお話をいただきました。

今回の感染症の回復具合を見ても、回復力がついてきているようです。

また、声やしゃべるスピード、しゃべり方に「元気」があります。話している感じが治療前の高山さんと変わらなくなってきました。

とにかく、全体として「元気」なのがいいと思います。

相変わらず湯浅先生は患者のことをよく観察しているなあと、今回も感心してしまいました。患者の見た目の様子だけではなく。声の調子や話し方も見て、いや聞いて診療の参考にしているわけですからね。さすがです。

移植後LTFU(長期フォローアップ)外来での予防接種延期

湯浅先生の診察の後は、移植後LTFU(長期フォローアップ)外来です。

今回は前回のインフルエンザ予防接種に続いて、3種のワクチン接種の1回目ということで、やる気満々で診察室の前に行きました。

すると、森先生と一緒にこの外来を担当されている移植コーディネーターの成田さんが診察室から顔を出してきました。「高山さん、RSウイルスに感染していたみたいですね」と言われたので、血液検査の結果の紙を出して、「湯浅先生には『もう治った』と報告してきましたよ。と言いました。

しかし成田さんはその血液検査の結果の紙を持って診察室内の森先生のところに行って相談しています。「本人は『元気だ』と言ってますけど」と成田さんから森先生。ドアのところに立っている僕にも二人の会話は筒抜けです(笑)。「大丈夫です、もう治りました!」と森先生にも念押し。

しかし。

森先生の判断としては、「今回は延期した方がよい」とのことでした。やる気満々だった僕はガックリ。1ヶ月の延期です。

森先生によると、RSウイルス感染の症状は治まっているものの、血液検査の結果を見ると、CRPの数値等、まだ感染の余韻(?)が残っているようです。このようにあまり体の状態がよくないときに予防接種を打つと、接種したワクチンに実際に感染してしまうこともあるとのこと。

ここで無理して予防接種を打って、それで感染して、体調を崩して、1ヶ月後に治りかけの状態で2回目を打つよりも、来月、体調がよい状態で打ち始めて、体調を維持したまま3ヶ月連続で3回打ったほうが効果が高いということです。

また、延期した3種のワクチンには、特に季節性のものはなく、一番重要なインフルエンザについては、前回、予防接種が打てたので、その点では延期することによる感染リスク増大は気にしなくてよさそうです。

ということで、次回の1ヶ月後の移植後長期フォローアップ外来までに、また風邪をひいたりインフルエンザに感染したりしないように、いつも以上に気をつけて生活していきたいと思います。

次回は予防接種が打てますように・・・。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

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